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Proposed Open Letter to ICANN from the Regional Internet Registries
翻訳文

(社)日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新 2003年10月3日

この文書は
http://www.apnic.net/docs/drafts/draft-nro-proposal-20030923.html
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。


RIRからICANNへの公開書簡(案)

(草案)

 2002年初頭より、地域インターネットレジストリ(RIR)は、 ICANNが当初発表した発展と改革に関するプロポーザルに続き、 ICANNと広範に議論を行ってきた。

 2002年5月、 「ICANNの発展と改革に関する委員会」(以下、委員会)に対する最初の提示案[1]では、 番号管理業務に関するRIRの立場に関して、11の基本方針を打ち出した。 本提案において、RIRの立場で、ポリシ策定、業務管理および運営の観点から、 番号管理の全般的な効率性と効果を改善する組織構造を示した。

 2002年6月、ICANNへの第二番目の提示案[2]は、RIRとICANNの関係を概観し、 またインターネット番号管理機能に直接影響のある一連の「ICANNの発展と改革」 プロポーザルに対応したものであった。 本文書において、RIRは、適切に採択されたポリシとプロセスの順守という観点から、 ICANNがRIRの活動に対する適切な監督責任をもてるように改正された組織構造を提案した。 また、アドレス関連の管理機能をより多くRIRに対して委譲する立場を擁護した。

 さらに本プロポーザル内で、 評価と運営責任の間の役割をなんらかの形で記述することが必要である、と言及した。 この目的のもと、またプロセス全体のより一層の安定性と効率性を達成する要望を考慮し、 IANA Address Registry維持の責任をRIRが負うことを提起した。

 あわせて、 Address Supporting Organization(ASO)のAddress Council(AC) の運営に対するいくつかの変更も提案した。 つまり、ACはグローバルポリシの採択と新RIRの承認について責任をもち、 ICANNがそれらの決定に対する評価機関としての役割を果たすというものである。

 続いて、「発展と改革」のためのより詳細なRIRプロポーザル[3]が提出された。 そのプロポーザルでは、過去2つのRIR文書に基づき、 インターネット番号資源管理の調整機能を "Number Resource Registry"に対して委譲することを提起した。

 2002年10月、ICANNミーティングにおける、 上記委員会のメンバーとその後のミーティングでは、 ICANNが番号資源管理機能の委譲をICANN 規約に合致するものとして捉えていないことが示された[4]。 RIRに対するICANNの回答は、ディスカッションドラフト[5]として述べられた。 RIRは本ドラフトに返答し、 ICANNからの回答の中で不十分な点があると感じた分野を示した[6]。 2002年12月、同委員会とさらにミーティングを行い、 ICANNは2003年初頭にRIRに対してステータスサマリー[7]を提供した。

 RIRは、本分野の改革遂行における最も生産的な方法は、 RIR間が協働し、一般的に外部組織と相互協力をするための方策の詳細な評価を行い、 その後、より具体的にICANNとの相互関係を考察することだと結論付けた。 これは、過去数ヶ月間におけるRIRの活動の基礎となった。 このRIRの取り組みは、 インターネット番号資源管理の調整における背景と現況の詳細な調査、 本活動における関係者の様々な利害、および現在の枠組みにおける長所、 短所、リスクの詳細な評価を含んでいる。

 またRIRは、 一連の重要なインターネット管理機能の調整のためにオープンな枠組みを提供している点で、 ICANNを頂点とする階層構造の恩恵を認知しており、本枠組みの中で活動を継続し、 このICANNによる取り組みを支援することを決定している。

 同時に、RIRはICANNが民間法人であり、 その将来が絶対的に保証されているわけではないことを認識している。 いかなる民間法人にも破綻するリスクがある。 ICANNの破綻には、 未割り振りの番号プールの凍結というリスクがはらんでおり、 それは次にレジストリの運営継続、 およびそのポリシの施行にも重大なリスクをもたらすことになる。 ここでの究極のリスクは、番号管理における状態の変化、 すなわち、番号資源の割り当て内での一意性の保護から、 無秩序な番号の体制への転換を意味し、 インターネットアドレスの領域における一貫性の崩壊を必然的に含むと思われる結果を伴う。 明らかに、これはどんな状況下でも受け入れられる結果ではない。

 上記の予測されるリスクに対する適切な対応、また同時に、 RIRとICANNの相互協力体制の樹立を求める。 その体制とは、 RIRおよびそのメンバーと関係者の要望と目的が達成されるのと同じ文脈のなかで、 ICANNのそれらも達成されることを意味している。 それを目指し、RIRはここに述べた「発展と改革」のための取り組みを展開してきた。

 基盤となる体制として、4つのRIR間での契約締結を提言する。 その目的は、すべてのRIRによる協調的な行動が要求される/適切な場合に、 その役割を果たす共同体を設立することである。 現在、すでにRIRが連携して展開されている活動があり、 この共同体はこうした活動の正式な拠りどころとなる。 またこの共同体は、ICANNの破綻の際、要求があれば、 番号資源管理機能の調整を継続できるような仕組みとなっている。 本組織は、付属文書内で "Number Resource Organization" と称するものである。

 本組織はまた、ICANNにとって、 RIRやナンバーコミュニティ間との相互協力を行う手段としても提示されており、 ICANNの視点からは現在のASOの役割を果たすものである。 RIRは「番号資源のためのグローバルポリシ策定プロセス(案)」 についてICANNと大筋で合意しており、 「ASO ICANNとの覚書(案)」はそのプロセスについて記述している。

 したがって、「発展と改革」についてのRIRの提案は、 次の2つの文書にて記述される。 「NROに関するRIR間の協定(案)」[添付文書1]と、 「NROとICANN間の協定(案)」[添付文書2]である。 後者の文書はASOを改編するものになるだろう。

 上記提案の枠組みのなかで、 RIRとICANN間の相互関係における本質的要素は変更されていない。 ICANNは、未割り振りインターネット番号資源を扱うレジストリの業務を継続する。 ICANN理事会は、グローバルな番号資源ポリシ案を批准する権限を引き続き有する。 Address Councilは、グローバルアドレスポリシ案の批准に向け、 それらの案をICANN内で通すと同時に、 番号資源に関してICANN理事会の諮問機関としての役割を継続して果たす。

 同時に本提案では、RIRに対して、ICANNとの相互協力も含め、 様々な分野で協働する際の手段を示し、さらに、 起こり得る組織破綻に直面した際にも、 番号資源機能が継続できるという保証もいくらか強化して提示している。

 また、ACに先立ってより実質的なアジェンダの提示も試み、 ACがポリシ策定プロセスにおいて明確な役割を果たせるようにした。 ACの責務は、すべての関係者に対して、グローバルポリシ案が慎重に、 熟慮の上で策定され、さらにそのプロセス全体において、 重要な全関係者の利害が認識され、 対応されるという保証をすることであるという提案も行った。

 本公開書簡の提出を通じて、RIRはICANNに対し、 本文書に添付したMoU[添付文書1] に記述されているNROの設立を勧告させていただきたい。 あわせて、 ASOに関するMoU[添付文書2]についてもご検討いただきたく、 ここにお願い申し上げる次第である。

 本文書は、下記RIRの理事会および執行委員会のチェアによって署名された。

__________________ Asia Pacific Network Information Centre

__________________ The American Registry for Internet Numbers

__________________ Latin American and Caribbean Internet Addresses Registry

__________________ RIPE Network Coordination Centre

参考資料:

[1] First Joint RIR Response to ICANN Evolution and Reform Committee, 20th May 2002.
http://www.apnic.net/community/icann/docs/rir-statement-20020508.html
http://www.apnic.net/community/icann/docs/rir-statement-20020508.html
[2] Second Joint RIR Response to ICANN Evolution and Reform Committee, 20th June 2002.
http://www.apnic.net/community/icann/docs/rir-statement-20020621.html
http://www.apnic.net/community/icann/docs/rir-statement-20020621.html
[3] RIR Blueprint for Evolution and Reform of Internet Address Management, October 2002
http://www.apnic.net/community/icann/docs/blueprint/nrr-blueprint-20021010.html
http://www.apnic.net/community/icann/docs/blueprint/nrr-blueprint-20021010.html
[4] ICANN By Laws, Article I (Mission and Core Values), Section 2 (Core Values), Item 3
http://www.icann.org/general/bylaws.htm
[5] ICANN Discussion Draft Version 2.0 5th November 2002.
http://www.potaroo.net/garboards/2002-11-02-icann-to-rir.pdf
[6] RIR response to Discussion draft, 13th November 2002.
http://www.potaroo.net/garboards/2002-11-08-rir-to-icann.txt
[7] ICANN Status Summary, January 2003.
http://www.potaroo.net/garboards/AP_to_RIRs_1-10-021.pdf

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