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ICANN Accra Meeting Topic: Approval of Security Committee Charter

この文書は http://www.icann.org/accra/sec-comm-topic.htm を翻訳したものです。


ICANNアクラ会議議題:セキュリティー委員会規程の承認

2002年3月7日

背景

セキュリティーの問題に重点を置いた2001年11月の会議で、ICANN理事会は事務総長に インターネットのネーミングおよびアドレス割当のセキュリティーおよび安定性に関する 事務総長の常設委員会を選任するよう指示した。事務総長は常設委員会と協議の上、委員会 規程案を策定し、承認を受けるために理事会に提出するよう指示された。

 2002年2月11日、ICANNはセキュリティー委員会の議長としてStephan Crockers教授を 指名したことを発表した。Crockers教授と協力し、ICANN事務総長は委員会の残りのメンバー を決定した。

委員会規程案の作成

2001年11月の理事会決議の中で計画されていたように、ICANN事務総長はCrockers教授 およびその他の委員会メンバーと協議し本委員会の規程案を作成した。この案は2002年3月 アクラ会議で理事会に提出される予定である。
規程案の本文は以下のとおり。

セキュリティーおよび安定性に関する委員会規程案

セキュリティーおよび安定性に関する委員会はインターネットのネーミングおよび アドレス割当の安全性および統合性に関する問題についてICANNコミュニティーおよび 理事会に助言する。理事会直属の本委員会は以下の任務を行うために認められた。

  • 鍵となる重点分野を定義し、各分野の責任の所在を区別するインターネットの ネーミングおよびアドレス割当サービスに関するセキュリティーの枠組みを 策定する。委員会は重要なネーミングに関わるインフラストラクチャーの運用 上の検討事項を重点的に取り扱う。
  • インターネット技術者コミュニティーならびにDNS関連の基幹インフラストラク チャーサービス運用者および管理者に、セキュリティー関連の問題を連絡し、 問題の発生や進展の影響につれて、ルートネームサーバー運用者、トップレベル ドメインのレジストリおよびレジストラ、ならびにip6.arpa等の逆委任ツリー 構造の運用者、およびその他のコミュニティーも含まれるようにする。委員会は DNSおよびアドレス割り振りに関するプロトコル技術の見直しに従事する人々なら びに運営に関する企画立案に従事する人々に提供するため、セキュリティー関連 の必要条件を収集し、明確にする。
  • インターネットネーミングおよびアドレス割当サービスについてリスク分析を行い、 主要な危険の所在を判断し、状況に応じてICANNコミュニティーに助言する。本委員会 は識別したリスクおよび脅威に関連して、DNSおよびアドレス割当のセキュリティーの 現状を評価するために必要な調査活動を勧告する。
  • インターネットのネーミングおよびアドレス割当セキュリティー問題に直接責任を有 するもの(IETF、RSSAC、RIR、ネームレジストリ、等)に連絡し、セキュリティーリスク、 問題、および優先順位に関する本委員会の助言が、現在の標準化、展開、運用および 調整活動が確実に適切に一致するようにする。委員会はこれらの活動をモニターし、 必要に応じてICANNコミュニティーおよび理事会に進捗状況を報告する。
  • 委員会の活動について理事会に定期的に報告する。
  • ICANNコミュニティーおよび理事会に対し方針勧告を行う。

委員会の今後の位置付け

セキュリティー委員会規程が理事会に承認されれば、次の段階としては、セキュリティー 委員会がICANNの正式な諮問委員会に転換されることを期待し、委員会の構成員を正式に完全に 揃えることである。

以上

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