メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索

Adopted Resolutions from ICANN Board Meeting
翻訳文

社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2006年11月8日

この文書は2006年10月18日に公開された
http://www.icann.org/minutes/resolutions-18oct06.htm
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。


ICANN理事会会議の採択事項

2006年10月18日

執行役員のサインの権限

 組織が成長して結果的に事務総長兼最高経営責任者(CEO)に求められるものは増加し、 事務総長兼CEOがICANNの直面するより広い外部機能を遂行する一方、 日々の事業運用上の要請を手掛けることがより非現実的になったことに鑑み、

 年次予算および結果として生じる支出は、 時間とともにその量と頻度が増加したことに鑑み、

 サインの権限のレベルを向上させることは、 日々のビジネス運用を手掛ける効率を向上させるであろうことに鑑み、

 最高財務責任者が理事会の監査および財政委員会と相談の結果、 2006年10月17日ステートメント(案) 『Financial Control Procedures: Corporate Officer Signing Authorities(財政管理手続き:執行役員のサイン権限)』 を作成したことに鑑み、

 監査および財政委員会は 『Financial Control Procedures: Corporate Officer Signing Authorities』 ステートメント(案)をレビューし、 その規定は組織の規模や年次収入総額をベースとした他の類似する非営利組織との関係上合理的で、 関連するリスクを規制する一方で適切な財政コントロールを行うものであると決定した。 監査および財政委員会は手続き(案)は組織にとって有益なものであると決定し、 ステートメントに定められた規定が理事会の全理事により採択されることを勧告したことに鑑み、

 2006年10月17日付 『Financial Control Procedures: Corporate Officer Signing Authorities』 はここに採択された(06.__)。

法的支出の支払い

 ICANNが2006年7月と2006年8月の間、 通常の法的アドバイスやICANNが関与する幾つかの係属中の訴訟を含む、 法的なサービスが著しく必要だったことに鑑み、

 ジョーンズ・デイがこれらの必要に応えるために著しい法的なサービスを提供したことに鑑み、

 ICANNが2006年7月8月の間にICANNに提供した法的サービスに関してジョーンズ・デイより116,762.52米ドルに上る請求書を受け取ったことに鑑み、

 事務総長および最高財務責任者が請求書を受け取りこれらが正当なもので支払いがなされるべきだと決定したことに鑑み、

 事務総長は、2006年7月および8月の間にICANNに提供された法的サービスに対して116,762.52米ドルの額の支払いをジョーンズ・デイに行う権限を付与された(06.__)。

.ASIA(DotAsia Organization Limited)とのsTLD契約

 2005年12月5日、理事会は事務総長および法律顧問が .ASIAスポンサー付トップレベルドメイン(sTLD)のための商業的技術的条件(案) に関連する交渉に申請者のDotAsia Organization Limitedと入る権限を付与したことに鑑み、

 2006年7月18日、 ICANNは.ASIAスポンサー付トップレベルドメインへの申請者との交渉が成功裏に完了したとアナウンスし、 ICANNのWebサイトに.ASIAスポンサー付TLDレジストリ契約(案)を掲載したことに鑑み、

 契約の承認と、 .ASIAスポンサー付トップレベルドメインをDotAsia Organization Limitedに委任することは、 ICANNおよびインターネットコミュニティにとって有益であろうと理事会が決定したことに鑑み、

 .ASIA sTLDについてのDotAsia Organisation Limitedとの契約(案)は承認され、 事務総長は契約の履行のために適切なアクションを採る権限を付与された(06.__)。

レジストリ契約(案)の経済的検討

 ICANNと.BIZ/.INFOおよび.ORGレジストリ運用者との間の新レジストリ契約(案) が パブリックコメントを求めて掲載 されており、 理事会に提示されたことに鑑み、

 新しい契約(案)は、特に異なる価格設定といった競合関連事項について、 著しい数の コメント の対象となったことに鑑み、

 ICANNの主たる価値には以下が含まれていることに鑑み:

  • 運用上の安定性、信頼性、安全性および、グローバルなインターネットの相互運用を、保護および向上させること。
  • 実施可能で適切な点については、競合的な環境の促進および維持のために、市場のメカニズムに依存すること。
  • 公益の下、実用的で有益な点については、ドメイン名登録に競争を導入し促進すること。

 理事会は注意深く新しい契約および、パブリックコメントおよび、 レジストリからの回答を検討し、 新しい契約(案)の承認は、異なる価格設定といった競合関連事項を対象とする契約 (案)への適切な修正にICANNおよびレジストリ運用者が合意できるのであれば、 ICANNおよびインターネットコミュニティにとって有益であると判断したことに鑑み、

 GNSOは現在これらの問題のうちの一部を含むポリシー策定プロセスを進めているが、 ICANNはこの問題について、 GNSOのプロセスを通じて勧告されるかも知れない一般的に適用され得る何らかの新たなポリシーとは別に、 双務的な契約に関連してレジストリオペレータとの間で解決が必要な差し迫った疑問を進めていることに鑑み、

 ドメイン名登録市場は非常に複雑で、 信頼に足る分析や調査は高いレベルの経済的専門性が求められるであろうことに鑑み、

 事務総長は、 以下のようなドメイン登録市場に関連する経済的な疑問についての答申を提出するため、 評価の高い経済コンサルティング事務所あるいは組織による独立した検討を委託するよう命じられた(06.__)。

  • ドメイン登録市場は一つの市場かあるいは各TLD機能は別の市場か。
  • 異なるTLDにおける登録は代替可能であるか。
  • あるTLDから別のものへの移行に含まれる切り替え費用の、消費者や価格設定作用への影響はどのようなものか。
  • 市場構造および価格設定の、新たなTLDへの参入者への影響はどのようなものか。
  • 類似する課題を抱える他の市場はあるか、もしあるならばこれらの課題は誰によってどのように対象とされているか。

 パブリックコメントおよびレジストリからの回答を検討した後、 事務総長および法律顧問は、新たな検討あるいは追加情報により、 競合関連事項(特に価格値上げ制限について)、トラフィックデータおよび、 レビューのメカニズムに関連して、 ここに契約(案)を再交渉するよう求められた(06.__)。

ICANNからのアナウンス(2006年10月18日)

"Adopted Resolutions from ICANN Board Meeting"

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
よろしければ回答の理由をご記入ください

それ以外にも、ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2024 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.