RegisterFly Update
翻訳文
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2007年5月7日
この文書は2007年3月8日に公開された
http://www.icann.org/announcements/announcement-2-08mar07.htm
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。
ICANNトピックス
2007年3月8日
RegisterFlyに関する最新情報
ニュージャージー州の米国地方裁判所は本日、 Registry.com Inc.の支配権をKevin Medinaに対して認めました。 この決定により、会社のオーナーシップをめぐる紛争は解決しました。
この問題が解決しても、 ICANNによって通知されたようにレジストリ契約違反を直ちに是正しなければならない RegisterFlyの義務に変わりはありません。
ICANNは通知を受けて、 RegisterFlyから他のレジストラに登録を移してしまうことができない問題に関して多くの登録者によって挙げられた問題点をRegisterFlyが認識していることを、確認済みです。
ICANNはRegisterFlyが直ちに権威コードを提出するべく行動することを求め、 また、報告されているRegisterFlyによる不履行の解決のためにRegisterFly (およびその他ICANNを支援する関連当事者)に打ち合わせを求めました。 私達は、この会議の結果について最新情報を提供する予定です。
顧客の中には、 自身が登録者として登録されない代わりにプライバシーサービスを利用することを選んだために、 自身のドメイン名の移転において苦境に陥っている方もあるかもしれません。 本日のICANNとの話し合いの中で、 RegisterFlyはそうした状況にある方々を支援することに同意し、 3月12日(月)よりeNomに顧客データの提供を行う予定です。 これは、顧客の選択に基づき、 eNomは(リセラとしての)RegisterFlyから別のレジストラへの移転を促進することができるはずであることを意味します。
昨日私達は、ICANNがRegisterFlyより登録データを入手したことをご報告しました。 私達はまだデータの正確性を確認中です。
しかしながら、ICANNは登録者データのかなりの部分を手に入れたようです (RegisterFlyの経営上の怠慢あるいは RAAの条項に基づいた認定の取り消しの場合においては登録者保護に向けての潜在的に重要なステップです)。
取得されたデータの内かなりの割り合いが、 (本ケースでは『ProtectFly』として知らている) プライバシーサービスによって顧客情報が伏せられているケースであることは留意されなければなりません。 私達は、RegisterFlyがレジストラとしての役割を果たせないままである場合に、 どうしたらアクセスを許容する方法によってデータを維持することができるのかについて、 RegisterFlyに追加の質問を送りました。 氏名がこの類のサービスによって伏せられている場合には、 プライバシーサービスの提供者以外には誰も顧客を特定することができないこともあり得るのであり、 それ故ICANNがそうしたデータを保護するにはデータエスクローでは不十分かも知れません。 顧客は、 代理/プライバシーサービスの利用を選択する際にはデータへのアクセスとプライバシーとのバランスについて認識するべきです。
ICANNからのアナウンス(2007年3月8日)
以上