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ICANN Seeks Public Comments on Proposed Terms of Reference for Independent Review of the At-Large Advisory Committee (ALAC)
翻訳文

社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2007年7月13日

この文書は2007年3月30日に公開された
http://www.icann.org/announcements/announcement-2-30mar07.htm
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。

2007年3月30日

ICANNがAt-Large諮問委員会(ALAC)の独立したレビューのための
委任事項(案)についてパブリックコメントを募集

ポルトガル語 | スペイン語 | フランス語

ICANNは委任事項(案)についてパブリックコメントを募集しており、 ICANN At-Large諮問委員会の独立したレビューを手引きする質問事項を列挙しています。 パブリックコメント期間は2007年3月30日より2007年4月29日まで継続いたします。 コメントを<alac-review-tor@icann.org> 宛にお送りください。 コメントは<http://forum.icann.org/lists/alac-review-tor/> にてご覧ください。

ICANN理事会のガバナンス委員会(BGC)はAt-Large諮問委員会(ALAC)のレビュー計画(案)を承認、 ICANN理事会はパブリックコメントのために委任事項(案)を掲載することに合意し、 その旨スタッフに指示を行いました。

委任事項(案)

ALACのレビューは、レビューの委任事項に関する理事会からのガイダンスに従い、 そこからは独立した存在によって客観的な方法で実施されます。 レビューの結果は一般によるレビューとコメントのために掲載されなければならず、 30日間掲載された後の二回目の理事会会議までに理事会で検討されなければなりません。 ICANNの付属定款は、支持組織、評議会および、 そして諮問委員会に独立したレビューを受けるよう求めています。 付属定款に定められているとおり、理事会による検討には、 全メンバーの三分の二による投票をもってALACの仕組みや運営を改善する権限も含まれています。

『地域At-Large組織』や、 『ALS』として認定されているグループを含むグローバルなAt-Largeの組織がALACと相互に関係していることを受けて、 レビューはこれら全てのAt-Largeの要素のICANNへの関与をその対象とする予定です。 レビューが対象としなければならない幾つかの重要な質問があり、 以下に一覧化されています。特に一次的なレビューの結果、 更に回答されるべき関連する質問が生じる可能性があるため、 この一覧はこれで全てであるとは考えられていません。

A. レビューの対象範囲

ICANN付属定款の第4条Section 4の1節に従い、 At-Large諮問委員会(ALAC)のレビューは以下について決定するよう、 立案されなければなりません:

  • ICANNの仕組みの中で組織が継続的な目的を有しているか否か、そして
  • もしそうであるならば、 仕組みや運営における何かしらの変更は、 その効率を改善するために望ましいものか否か。

これまでのALACの原理やその機能を考慮して、 これらの質問にはいずれにもできる限り包括的に回答がなされるべきです。 レビューが考察すべき鍵となる質問事項は以下のとおりです。 既述のとおり特にレビューの一次的な結果、 更に回答されるべき関連する質問が生じる可能性があるため、 この一覧はこれで全てであるとは考えられていません。 ALACに関する様々な異なる視点から質問を検討することが重要となり、 ここには個人のインターネットユーザ、ALS、RALO、過去および現在のALACメンバー、 その他ICANNコミュニティ内(そして恐らくは外の)ものも多く含まれています。

B. ALACの原理

ALACの原理は付属定款第11条、Section 2、4(a)に記載されていますが、 『ICANNの活動について、 それが個人のインターネットユーザの利益に関連するものである限り、 アドバイスを検討し、行うこと』です。

第一部.ALACはICANNの仕組みの中で継続的な目的を有していますか?

  1. ALACはどのような目的に従事するものでしょうか?
  2. 何故ALSは認定を求め、そしてRALO創設に取り組むべきなのでしょうか?
  3. 何故個人のインターネットユーザはALACを通じてICANNのプロセスに参加しようとすべきなのでしょうか?
  4. これまでALACはICANNの活動について、それが個人のインターネットユーザの利益に関係する限りにおいてはどの程度アドバイスを行ってきたでしょうか?
  5. こうした利益は、ICANNの他の仕組みによって代表されている利益とは異なるものでしょうか?
  6. ALACはICANNの特定の活動についてどういったアドバイスを行うかをどのように決定しているのでしょうか?
  7. 個人のインターネットユーザは諮問委員会によって理事会、とりわけALACで適切に代表されているでしょうか?
  8. ALACが前進し続ける目的はどのようなものであるべきでしょうか?
  9. 個人のインターネットユーザの視点からICANNの活動にアドバイスを行うには他にどのような方法があり得るでしょうか?
  10. LSEによるGNSOのレビューによって勧告されたように、At-LargeのコミュニティをGNSO支持組織の非商用ユーザ部会と統合させることは適切でしょうか?
  11. ALACおよびAt-Largeの仕組みにおける現時点での長所、短所および負担とはどのようなものでしょうか?
  12. これらの他のオプションの長所、短所および負担とはどのようなものでしょうか?

第二部.ALACの仕組みあるいは運営における何らかの変更で、その効率を改善することが可能なものはあるでしょうか?

仕組み

  1. ALSの認定およびRALO創設のための基準は十分なものでしょうか?
  2. どの程度の数のALSが認定されていて、そしてこのレベルは期待されるところや目標と比べてどのようなものでしょうか?認定されている者の間には同一の傾向はありますか
    (例、ISOCの支部)?認定されない者の間には同一の傾向はありますか?
  3. 何故全てのRALOがまだ設立されていないのでしょうか?設立されているものは、付属定款で定められている責務を全う可能な方法で設立および維持されていますか?
  4. ALACの3つの異なるレベル - ALS、RALOおよびALAC本体 - はICANNの活動にどの程度アドバイスを行っているでしょうか?このアドバイスが相容れなかったことはありますか?
  5. これらの3つの組成上のレベルは変更されるべきでしょうか、もしそうである場合、どのように?
  6. ALACが指名委員会においてICANNの他の組織よりも多くの投票権を有する代表者を抱えていること(17名中5名 -30%近く)によってALACがICANNの指導的役割への人選について有する影響力とは、どのようなものとなっているでしょうか?
  7. 理事会、GNSO評議会、そしてccNSO評議会のALACのリエゾンはICANNのポリシーや活動についてどの程度アドバイスを行っていますか?理事会及び評議会における投票権を持たないリエゾンの立場や、タスクフォースにおける投票権を持たない立場は、At-Largeコミュニティにとって十分なインプットや代表となっているでしょうか?
  8. At-Largeのリエゾンは理事会や評議会への自身らのアドバイスにどのようにしてALACやAt-Largeコミュニティの見解を確実に反映させているのでしょうか?リエゾンはどの程度、自身が従事するAt-Largeコミュニティや評議会への、あるいはそれらからの情報のパイプとなっているでしょうか?

構成

  1. 暫定のALACのメンバーおよび、既にRALOによって選出された(あるいは選ばれた)者は、個人のインターネットユーザの利益を本当に反映していますか?
  2. ALACが効率的であるために最適な規模とはどのようなものでしょうか?
  3. ALACのメンバーは透明性のある方法で選ばれていますか?
  4. ALACのメンバーは自身の任務を効率的に遂行するために必要なスキルを有していたでしょうか?
  5. ALACのチェアの役割はどのようなものであるべきで、その人物はどのようにして選ばれるべきでしょうか?
  6. ALACは他に役員を持つべきでしょうか?

内部手続き

  1. ALACの手続きはその作業の全ての側面の指針となるに足るものでしょうか?
  2. ALACの決定や行為はその手続きにどの程度沿っていますか?
  3. ALSやRALOの認定に関する決定はどのようにしてなされますか?
  4. 認定に関する決定はレビューの対象でしょうか?もしそうである場合、どのように?
  5. オンブズマンの勧告はどの程度従われているでしょうか。
  6. ALACの手続き、決定および行為はどうしたらより透明性のあるものにできるでしょうか?
  7. ALACメンバーとALSの地位への候補者間の、現実の、あるいは潜在的な利益相反はどうしたら解決できるでしょうか?
  8. 潜在的な、あるいは現実の利益相反を特定し、対象とする防衛策は設けられていますか?
  9. ICANNはどのようなサポートをALACに行ってきたでしょうか、そしてその程度は適切ですか?
  10. ALACコミュニティのメンバーは、情報を得た状態で決定を行うために必要な情報を自身らが理解できる言語で得ていると思っているでしょうか?
  11. ALACのポジション、勧告、採択、その他理事会やGNSO、他のICANNの機関へのインプットに関して、決定はどのようにしてなされているでしょうか?
  12. ALACはどのようにしてポリシーをめぐるアドバイスに関する決定にALSやRALOを関与させ、自身のアドバイスが確実にAt-Largeコミュニティの見解を反映するようにしているのでしょうか?

アウトリーチ

  1. At-Largeのアウトリーチの目的はなんでしょうか?
  2. ALSの募集やRALOの創設において、アウトリーチはどの程度効果があったでしょうか?
  3. At-LargeコミュニティへのアウトリーチにおいてWebサイトやwiki、ブログ、そしてemailによるフォーラムを含むオンラインツールはどの程度効果があったでしょうか?
  4. ICANN会議やインターネット関連のイベントにおけるアウトリーチは、At-Largeコミュニティが情報を得た状態で参加することに歴然とした影響を与えているでしょうか?

全般

  1. ALACのプロセスの年間のコストは幾らですか?
  2. ALACはその任務を達成するために必要な資源を有してきたでしょうか?
  3. 他にどのような一般的あるいは特定の手段がその効率を上げることができるでしょうか?
  4. もしあるとしたら、そうした手段の実施に伴うコストとはどのようなものでしょうか?

ICANNからのアナウンス(2007年03月30日)

ICANN Seeks Public Comments on Proposed Terms of Reference for Independent Review of the At-Large Advisory Committee (ALAC)

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