○このドキュメントは有効期限を過ぎており無効です
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JPNIC データベース:ホスト情報への IPv6 アドレス登録ガイド
http://www.nic.ad.jp/jp/regist/db/doc/db-guide-v6.html
ftp://ftp.nic.ad.jp/jpnic/dbase/db-guide-v6.txt
社団法人 日本ネットワーク
インフォメーションセンター
最終更新:2001年 8月 27日
施行日 :2001年 4月 1日
有効期限:2001年 12月 31日
※ このドキュメント中のドメイン名とは、属性型(組織種別型)・地域型 JP
ドメイン名を指します。このドキュメントでは汎用JPドメイン名をホスト名
に持つホスト情報への IPv6アドレス登録については記載しておりませんの
でご注意ください。
▼ はじめに
1. この文書は、グローバルな IPv6 アドレスが割り当てられているネッ
トワークの管理者を対象に、JPNIC データベースの [ホスト情報] へ
IPv6 アドレスを登録する方法を解説しています。
[ホスト情報] の登録に関する一般的な情報は「JPNIC データベー
ス登録ガイド」(*1)に記述されていますので、まずそちらを先にお読
みください。
2. JPNIC データベースの [ホスト情報] へ、IPv6 アドレスを登録す
ることにより、whois において [ホスト情報] に [IPv6アドレス] 項
目が表示されるようになります。
また、登録された IPv6 アドレスは、JPNIC が管理するネームサーバに
AAAA 資源レコードとして設定されます。(参考技術文献[2])
3. JPNIC データベースの [ホスト情報] に登録しようとするネームサー
バには、IPv4 アドレスか IPv6 アドレスのどちらかが割り当てられ
ている必要があります。
また、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを持つホストも登録できます。
4. [ホスト情報] への登録手続き一般に関するお問い合わせは
query@db.nic.ad.jp 宛に、また IPv6 に関するお問い合わせは
ipv6-support@nic.ad.jp 宛にお願いします。
5. このドキュメント中のドメイン名とは、属性型(組織種別型)・地
域型 JP ドメイン名を指します。このドキュメントでは汎用JPドメイ
ン名をホスト名に持つホスト情報への IPv6アドレス登録については
記載しておりませんのでご注意ください。
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*1: http://www.nic.ad.jp/jp/regist/db/doc/db-guide.html
▼ IPv6 アドレスを持つ [ホスト情報] の登録フォーム
[ホスト情報] へ IPv6 アドレスを登録するためには次のフォーム
を用います。
Host Information: [ホスト情報]
a. [ホスト名]
b. [IPアドレス]
c. [IPv6アドレス]
n. [技術連絡担当者]
y. [通知アドレス]
ここで、c.[IPv6アドレス] が追加された項目です。アドレスの表記
法に関しては、次項を参照してください。
・[ホスト情報] には b.[IPアドレス] もしくは c.[IPv6アドレス]
のどちらかの項目が存在する必要があります。
・IPv6 アドレスを複数登録したいホストの場合は、c.[IPv6アドレス]
をアドレスの数だけ記述してください。
・a.[ホスト名]、n.[技術連絡担当者]、y.[通知アドレス] の各項目は
省略することができません。必ず記入してください。
上記のフォームに記入しましたら、 apply@db.nic.ad.jp 宛に送付
してください。
▼ 申請書サンプル(以下の情報は実在しません)
サンプル1:IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方を持つホスト
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|Host Information: [ホスト情報]
|a. [ホスト名] ns.nic.ad.jp
|b. [IPアドレス] 202.12.30.33
|c. [IPv6アドレス] 3ffc:1::1
|n. [技術連絡担当者] YM057JP
|y. [通知アドレス] secretariat@nic.ad.jp
+------------------------------------------------------------
サンプル2:IPv6 アドレスのみを持つホスト
+------------------------------------------------------------
|Host Information: [ホスト情報]
|a. [ホスト名] ns-v6.nic.ad.jp
|c. [IPv6アドレス] 3ffc:1::1
|n. [技術連絡担当者] YM057JP
|y. [通知アドレス] secretariat@nic.ad.jp
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▼ 受け付け可能な IPv6 アドレスの表記について
IPv6 アドレスは 128 ビットからなるアドレス体系で、その表記方
法は IPv4 とは異なり、128ビットを16ビットずつ8つに分け、それぞ
れをコロンで区切った16進表記で表すのが標準です。
例: 00AB:1200:0340:EF45:0000:0000:1234:89AB
また、IPv6 アドレスには表記を省略できる場合があります。まず、
4桁の16進数の先頭が 0 の場合は省略できます。先の例では 00AB は
AB となります。0000 は 0 と書きます。したがって次のように書く
ことができます。
例: AB:1200:340:EF45:0:0:1234:89AB
次に、連続した 0 のブロックはコロンを2つ重ねて書くことで省略
できます。先の例では5番目と6番目の値が 0 なので、次のように書
きます。
例: AB:1200:340:EF45::1234:89AB
連続した 0 のブロックがいくつでも、コロンは2つです。
例: 0:0:0:0:1:2:3:4 → ::1:2:3:4
1:2:3:4:0:0:0:0 → 1:2:3:4::
また、アドレスの中で2ヶ所以上の連続した 0 のブロックがある場
合は、コロンで省略できるのはどちらか片方のみです。
例: 0:0:0:1:2:0:0:0: → ::1:2:0:0:0
→ 0:0:0:1:2::
この例の場合、::1:2:: とは書くことができません。
▼ IPv6 アドレスの whois 出力
whois では、IPv6 アドレスを完全表記で出力します。すなわち、
コロンで区切られた8つの4桁16進数です。
▼ 関連技術文献
[1] RFC2460 … Internet Protocol, Verion 6(IPv6) Specification
[2] RFC1886 … DNS Extensions to support IP version 6
[3] RFC1887 … An Architecture for IPv6 Unicast Address Allocation
[4] RFC2373 … IP Version 6 Addressing Architecture
以上の文献は ftp://ftp.nic.ad.jp/rfc/ から取得できます。

