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独立審査パネル(Independent Review Panel; IRP)とは

独立審査パネル(Independent Review Panel; IRP)とは、 ICANN理事会の決定もしくは行為に対しての異議申し立てのため、 ICANNが用意しているプロセスである、 第三者による独立審査(*1)を行うパネルのことを指します。

IRPを含む独立審査プロセスは、 ICANNの付属定款(Bylaws)(条項4、セクション3: 理事会のアクションに対する独立審査(*2))にて定められています。 このプロセスでは、ICANNの外部に設置された第三者機関が審査を行いますが、 その第三者機関から依頼されて実際の審査を行うのが独立審査パネルです。

ICANNに対する説明責任メカニズムとしては独立審査の他に、 オンブズマン、理事会ガバナンス委員会による再検討があります。 これら三つの紛争解決手段をどのように使い分けるのかはICANNは明記していませんが、 他の二つでは十分でない場合の最後の手段、 という位置づけとなっていると思われます。

(*1)ICANNでの独立審査説明ページ
  http://www.icann.org/en/general/accountability_review.html

(*2)ICANN付属定款における該当箇所
  http://www.icann.org/en/general/bylaws.htm#IV-3

審査の申込先となる審査機関は、 米国仲裁協会(American ArbitrationAssociation)傘下の、 International Centre for Dispute Resolution (ICDR)(*3))と呼ばれる外部組織です。 ICDRがパネリスト(審査申立者もしくはICANNが望めば3名、 そうでない場合は1名)を指名することでパネルが設置され、 審査が行われます。

(*3)International Centre for Dispute Resolution(ICDR)
  http://www.adr.org/icdr

パネルによる審査結果は仲裁ではなく、 ICANNへの勧告であり強制力はありませんが、 ICANN理事会は提出された勧告を次の理事会会合で検討することが定められています。 なお、審査費用は負けた側(申し立てが却下されれば申立者、 認められればICANN)が払うことになります。 これらの独立審査の詳細に関しては、 審査機関が補則(*4))として定めています。

(*4)審査機関が定めたIRP補則
  http://www.adr.org/sp.asp?id=32197

JPNIC News & Views vol.753(2010年6月15日発行)より

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