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メッシュWi-Fiとは

メッシュWi-Fiとは、2010年代以降、無線LANにおいて普及の始まった、 アクセスポイント接続/設置の方法です。 複数のアクセスポイントが、互いに無線で自動的につながりあうようになっています。 これが網のようになるため、メッシュという名前が付きました。

従来のアクセスポイントでは、複数のアクセスポイントを使う場合、 状況に応じてSSIDや使用するチャンネル、出力などを個別に設定する必要があります。 これに対してメッシュWi-Fiでアクセスポイントを追加すると、 前述のように自動的に設定が行われます。 単純な無線中継機とは違い、電波状況やそれぞれのアクセスポイントのつながり方から、 どのようにデータを中継すればよいのかを最適化します。 こうした自動化は手間が省けるメリットと、 細かい調整ができないというデメリットを生みます。

また、メッシュWi-Fiを構成するアクセスポイントは、 どれか一つがインターネットにつながっていれば、 すべてのアクセスポイントからインターネットに接続できます。 これは、有線のネットワークを設置できない場所にもアクセスポイントを容易に設置できるというメリットとなります。

加えて、各アクセスポイントがそれぞれ複数のアクセスポイントとつながっていれば、 どれか一つが故障しても、故障したアクセスポイントを迂回しての通信が可能です。

なお、アクセスポイント間の中継に無線通信帯域を消費するため、 その分ユーザーの通信速度は低下します。これを避けるため、 メッシュWi-Fiに対応した製品では、ほとんどが2.4GHz帯と5GHz帯を併用しています。 また、アクセスポイント同士の接続を自動的に行う機能がある分、 アクセスポイントが高価になるというデメリットもあります。 2021年2月時点では各社が独自の技術を使っているため、相互接続性が低いことにも注意が必要です。

JPNIC News & Views vol.1826 (2021年2月15日発行)より

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