ルーティングとは
ルーティングは「経路制御」とも言い、パケット通信においてパケットを伝達するのに最適なルート(経路)を選択する仕組みです。インターネットで利用されるIP (Internet Protocol)では、複数のLANやAS (Autonomous System)を相互接続するルータと呼ばれる機材がルーティングを担当することが一般的です。
それぞれのルータは、IPパケットの宛先アドレスに応じて、どのネットワークインタフェースに送り出せば良いのかを判断するデータを持っていて、これは経路表(ルーティングテーブル)と呼ばれます。
小規模なLANなら、あらかじめ設定された静的な経路表で十分です。しかしインターネットは時々刻々と変化するので、経路表を動的に変更して最新の状態に保つことが重要になります。このためにRouting ProtocolないしGateway Protocolが利用されます。LANやAS内で使われるものはIGP (Interior GatewayProtocol)と総称され、RIP (Routing Information Protocol)やOSPF (OpenShortest Path First)などが有名です。AS間で使うものはExterior Gateway Protocol (EGP)と総称されますが、2025年現在のインターネットではBGP(Border Gateway Protocol)が広く使われています。
BGPに誤った経路情報が流れると、インターネット上のルーティングを正しく行えなくなります。そのため近年ではRPKI (Resource Public KeyInfrastructure)やROA (Route Origin Authorization)、ROV (Route Origin Validation)を使って、間違った経路情報の伝達を防ぐ仕組みが普及しつつあります。
■参考
- インターネット10分講座:経路制御
- https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/sengan.html
- インターネット10分講座:RPKI (Resource Public Key Infrastructure)とは 前編
- https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No90/0800.html
- インターネットことはじめ ルーティング
- https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No87/0320.html
- リソースPKI(RPKI)
- https://www.nic.ad.jp/ja/rpki/
- IP (Internet Protocl)とは
- https://www.nic.ad.jp/ja/basics/beginners/ip.html

