RSSとは
RSSは、Webサイトの更新情報を配信するためのフォーマットです。 1990年代終盤に開発され、 歴史的な経緯から記述方法と利用目的の異なる2系統があります。 バージョンによって正式な名称はRDF Site Summary (0.9 / 1.0)、 Rich Site Summary (0.91)、Really Simple Syndication (2.0)と変わっています。
RSS 1.0系統はRDF (Resource Description Framework)に基づき、 高い拡張性によってさまざまな用途に利用可能です。 RSS 2.0系統は機能をコンテンツ配信に絞り、よりシンプルな記述を特徴とします。 互いに補完的な関係にあり、2.0が1.0の後継というわけではありません。
ユーザーはRSSリーダーないしアグリゲーターと呼ばれるアプリケーションやWebサービスによって、 複数のWebサイトからRSSのデータを収集し、 一元的に管理できます。 SNSやキュレーションサービスの普及に伴いRSSの利用者は減少し、 RSSリーダーもサービスを停止したところがあります。 しかしSNSの表示アルゴリズムに左右されない、 閲覧情報などをサーバーに収集されないといったメリットがあり、 2025年現在でも一定数のユーザーが存在します。
なお、RSSには明確な標準が存在しません。 そのためRSSと同じ目的に使えるAtomというフォーマットが、 2005年12月にRFC 4287として標準化されています。
■参考
JPIRR登録者・利用者向けページ
https://www.nic.ad.jp/ja/ip/irr/
JPNIC経路奉行
https://www.nic.ad.jp/ja/ip/irr/jpnic-keirobugyou.html
インターネット用語1分解説:IRRとは(2005年12月発行)
https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/irr.html
インターネット10分講座:IRR (2004年7月発行)
https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No27/100.html