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各レジストリおよびブラウザのRFC準拠化状況について

2003年9月2日公開
2012年3月27日更新

以下の情報は2004年4月8日時点のものです。
2012年3月現在、Internet Explorer (バージョン7以降)、 Mozilla Firefox、Opera、Google Chrome、Safari等、 メジャーなWebブラウザであれば、 ほぼすべてのブラウザが国際化ドメイン名に対応しています。

はじめに

国際化ドメイン名を使用する際には、 ユーザーは日本語などからなるドメイン名を入力することになりますが、 実際のDNSサーバへの問い合わせは、 それらの文字列を従来同様のASCIIからなる文字列に変換した上で行われます。

そのASCII文字列への変換の仕組みとして、 当初はACE(ASCII Compatible Encoding)と呼ばれる方式の一種である、 RACE(Row-based ACE)という技術が提案され、 実装に向けて議論が行われていました。

そして、日本語.JPや日本語.COMといった、 RFCが発行される以前からスタートしていた日本語ドメイン名のサービスにおいても、 その時点で議論の中心となっていたRACEが、 変換方式として各レジストリに採用されました。

ただ、 技術標準化の動向としてはACEを用いる方式が有力視されてはいたものの、 RACE自体にはまだ技術的に改良の余地があったことから、 よりより方式を求めて標準化のための検討が続けられました。

その後、2003年3月7日にIDN関連の三つのRFCが発行され、 その中のRFC3492でIDNに ACEを用いるという提案が正式に技術標準として認められた一方、 より優れた変換方式としてRACEに替わり Punycodeと呼ばれる技術が採用されることになりました。

このRFCの発行により、 既にこれらのサービスを提供しているレジストリが RFCへの準拠化作業を行うためには、 RACEからPunycodeへの移行作業が必要な状況となっています。

移行が必要な各レジストリでは、 移行の際にRACEとPunycodeの両方を併用する期間を設けるなど、 なるべく混乱を発生させずにスムーズな移行を行えるような配慮がされていますが、 提供されている国際化ドメイン名のサービスと利用するブラウザなどの組み合わせによっては、 あるタイミングでは一部利用できないドメイン名が出てくるなど注意が必要となる点があります。

ここでは、 各レジストリが提供している日本語ドメイン名のサービスについて、 RFCへの準拠化状況とWindows上で利用されている主な Webブラウザを利用する際の注意点等について、 当センターが独自に調査した結果をまとめてみました。 日本のユーザーのみなさまが、 日本語ドメイン名を利用される際の参考としていただければ幸いです。

なお、この調査結果は全て当センターが独自に調査したものであり、 内容に関するお問い合わせに関しては当センターにお願いします。

各レジストリのRFC準拠化状況

日本レジストリサービス(日本語JPドメイン名)
2003年7月10日から、RACEとPunycodeを併用する形での運用が行われていましたが、2003年9月3日にRACEでの運用を停止し、9月4日からはPunycodeのみが使用されています。
VeriSign Naming & Directory Services(日本語COM/NETドメイン名)
2003年12月13日からRFCへの準拠化作業が開始され、現在はRACEとPunycodeを併用する形での運用が行われています。2004年4月には併用期間を終了し、RFCへの準拠化が完了する予定となっています。

各ブラウザの国際化ドメイン名対応状況(2004年4月8日時点)

Internet Explorer 5.x/6.x + i-Navプラグイン(Ver.4.0)
日本語.COM/.NETにアクセスする場合にはRACEを、日本語.JPにアクセスする場合はPunycodeを使用するようになっています。従って、日本語.COM/.NETに関しては、ネームサーバにおける管理がRACEになっている場合はアクセスできますが、Punycodeになっている場合にはアクセスできません。
Internet Explorer 5.x/6.x + i-Navプラグイン(Ver.4.1.1)
PunycodeとRACEに対応しています。
日本語.JPと日本語.COM/.NETの両方にアクセスできます。
Internet Explorer 5.x/6.x + i-Navプラグイン(Ver.4.1.3)
PunycodeとRACEに対応しています。
日本語.JPと日本語.COM/.NETの両方にアクセスできます。
Netscape 7.1
Punycodeにのみ対応しています。
日本語.JPにアクセスできます。 日本語.COM/.NETに関しては、ネームサーバにおける管理が、 Punycodeになっている場合はアクセスできます。
Opera 7.23
PunycodeとRACEに対応しています。
日本語.JPにアクセスできます。 日本語.COM/.NETに関しては、ネームサーバにおける管理が、 Punycodeになっている場合はアクセスできます。 (日本語.COM/.NETにおいて、ネームサーバにおける管理が、 RACEになっている場合であっても、 ブラウザが対応しているRACE変換と仕様が異なるためアクセスできません。)
Mozilla1.4
Punycodeにのみ対応しています。
日本語.JPにアクセスできます。 日本語.COM/.NETに関しては、ネームサーバにおける管理が、 Punycodeになっている場合はアクセスできます。
Mozilla 1.5a、1.6、1.7b
Punycodeにのみ対応しています。
日本語.JPにアクセスできます。 日本語.COM/.NETに関しては、ネームサーバにおける管理が、 Punycodeになっている場合はアクセスできます。

現時点で利用可能な日本語ドメイン名とブラウザの組み合わせ

ブラウザの種類 日本語JPドメイン名 日本語.COM/NETドメイン名 入力された文字列の正規化(注2)
RACEの場合(注1) Punycodeの場合(注1)
Internet Explorer 5.x/6.x
+ i-Navプラグイン(Ver.4.0)
×
Internet Explorer 5.x/6.x
+ i-Navプラグイン(Ver.4.1.1)
Internet Explorer 5.x/6.x
+ i-Navプラグイン(Ver.4.1.3)
Netscape 7.1 × ×
Opera 7.23 × ×
Mozilla 1.4 × ×
Mozilla 1.5a, 1.6, 1.7 ×
(注1)
日本語COM/NETドメイン名にアクセスする場合、 そのドメイン名がRACEとPunycodeのどちらで設定されているか(どちらの方式でエンコードしたドメイン名がDNSレコードに設定されているか)によって、 アクセスできるドメイン名とブラウザの組み合わせが変わってきます。 また、移行期間中はRACEとPunycodeを併用した設定が可能なため、 その間はブラウザがどちらかに対応していればアクセスが可能です。
(注2)
正規化に対応している場合、 ユーザーがドメイン名を入力する際に、 全角の「www」や「jp」と入力しても半角の「www」や「jp」に、 全角の「.」や日本語の「。」を入力しても半角の「.」へと、 ブラウザ側で自動的に文字列の変換が行われます。
●「全角英数→半角英数への正規化」
IE6 + i-Nav4.0とMozilla 1.5a以降が対応しています。
●「半角カナ→全角カナへの正規化」
Opera7.23以外は対応しています。
●「全角"。"および全角"." → 半角"."への正規化」
上記全てのブラウザが対応しています。

(2004年4月8日時点)

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