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ICANN理事会による名前衝突問題への対応フレームワーク承認のアナウンス

2014年8月1日(現地時間)、 ICANN新gTLDプログラム委員会(ICANN Board’s New gTLD Program Committee; NGPC)は、 名前衝突問題への対応策である"Name Collision Occurrence Management Framework"を承認しました*1

このフレームワークは、 DNSにおいて名前衝突の影響を緩和させることを目的に策定されています。 このフレームワークでは、 レジストリオペレータに対して「計画的中断(controlled interruption)」と呼ばれる技術的対策を取ることを要求しています。 具体的には名前衝突が発生したことをシステム管理者へ知らせるために、 IPv4アドレスの 127.0.53.53 を応答させることです。

また、この "Name Collision Occurrence Management Framework" では、 以下の項目について対応をすることが求められています。

レジストリオペレータに対して:

  • TLDの委任開始から2年間は、ICANNから名前衝突の報告を受けた際には2時間以内に対応すること
  • 90日間継続して「計画的中断」を実施すること

ICANNの義務として:

  • レジストリが契約に基づいて「計画的中断」を実施していることを監視すること
  • 名前衝突によって人命に危機を及ぼすと信用できる報告があった場合に、緊急対応できるようにすること
  • Internet Engineering Task Force (IETF)およびその他適切な技術コミュニティと調整し、IPv4(ループバックアドレスの127.0.53.53)と同等の機能をIPv6に持たせること

さらに、"Name Collision Occurrence Management Framework"では、.corp、.home、.mailの委任について、 無期限の委任延期をICANNに要請しています。

*1 ICANN Approves Name Collision Occurrence Management Framework | Special IP Address (127.0.53.53) Alerts System Administrators of Potential Issue - ICANN
  https://www.icann.org/news/announcement-2-2014-08-01-en

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