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新gTLD

新gTLDプログラム 2026年ラウンド

新gTLD次期ラウンド手続き(Subpro)PDPとして検討されてきた新gTLDプログラム次期ラウンドは、2021年2月にPDP最終報告書がGNSOで承認後、2024年6月までに理事会で段階的に承認された後、事務局による実施準備が本格化しました。現在のところ2026年4月に申請開始となる見込みです。

2012年の新gTLDラウンドと次回のラウンドの主な違いを以下に列挙します。なお、2012ラウンド及びそれ以前の新gTLD募集に関しては「過去の新gTLD募集」ページをご覧ください。

  • レジストリの技術運用の委託を受ける、レジストリサービスプロバイダ(RSP)に認定制度を設け、認定RSPが運用を行う場合に申請者自体の技術評価が不要
  • 財務評価の一部を、上場企業などで省略できるなど、負担軽減
  • 国際化ドメイン名(IDN)のレベル生成ルール(LGR)の整備によって異体字管理要領が確定したことを受け、異体字ラベルの同時申請最大4件が基本料金に含まれる
  • 同一言語の単数形と複数形を競合と見なして同時委任しない
  • 2012年ラウンド以降進められていた名前衝突(Name Collision, プライベートネットワークで利用されているドメイン名との衝突)に関する調査研究が完了したことを受け、名前衝突の可能性がある文字列に関して事前調査を行うなどの手続きが整備された
  • 競合解消に私的手段を禁止し、ICANNが行うオークションで解消することを義務付け
  • 申請後に一度全申請文字列を公開した後に申請者が申請文字列を変更できる期間を設けたこと、特にブランドドメイン名の場合に予め代替文字列を登録できることなどで、申請の後の文字列調整の便宜が図られている

現在の準備状況は、「新gTLDプログラム2026年ラウンド 募集開始準備状況」をご覧ください。

従来からあるgTLDを含む、現時点でのgTLDの一覧については、 「gTLD一覧」のページをご覧ください。

新gTLDプログラム2026年ラウンド 募集開始準備状況(2025年8月現在)

事務局による実施準備状況はICANN会議の前に「実施準備状況アップデート」として取りまとめられ、公開されます。ここでは、5月末日現在のアップデート1に加え、2025年6月に開催されたICANN83プラハで得た情報を元に、実施準備状況の概要をお示しします。

1 New gTLD Program: Next Round Status Update for ICANN83
https://www.icann.org/en/system/files/files/new-gtld-program-next-round-status-update-icann83-31may25-en.pdf
項目 内容 前回会議以降の進捗
申請者ガイドブック (AGB) SubPro報告書に基づくAGB策定。IRTの助言を得ながら、ガイドブックの文言と意図の整合性を重視。 2025年2月14日〜4月2日にかけて第4回のパブリックコメントを実施。現在は第5回(最終)のパブリックコメントの準備段階で、2025年5月30日までに開始、7月23日までに終了予定。並行して、異議申立制度に関する紛争解決機関の選定とルール整備も進行中。
申請者支援プログラム (Applicant Support Program) リソースに乏しい申請者向けに申請料の減免と支援を提供。申請は本申請に先立って実施。 2024年11月19日に開始され、2025年5月19日時点で提出済申請4件、進行中19件、草稿状態21件。評価委員(SARP)の選定・訓練が完了し、評価も開始済。申請者向けのキャパシティ育成資料やアウトリーチも継続中で、未提出者への働きかけも進めています。
レジストリシステムテスト v2.0 (Registry System Testing v2.0) APIを通じて完全自動化された自己テスト方式のレジストリシステム試験。 ベータ版が2025年2月にリリース済で、100%の機能を含む。本番環境版は7月末までに提供予定で、8月にRSP申請者向けテストが始まる。遅延への対応としてリソースの再配分と対外説明が行われました。
レジストリサービスプロバイダー評価プログラム (Registry Service Provider Evaluation Program) RSPの技術能力を一括評価。1回の評価で複数TLD対応可。 2024年11月19日に開始され、2025年5月20日時点で65組織が申請プロセス中。評価手順書(Handbook)も完成し、審査は進行中。RST v2.0との連携が鍵ですが、評価開始に支障はないと見込まれています。
共通サービス (Shared Services) ASP・RSP・gTLD申請システムに共通の機能(法令遵守、支払処理等)を提供。 全ての作業が計画どおりに完了。今後の拡張は各プロジェクト(ASP, RSP, GAP)に移管されます。
gTLD申請処理プロジェクト (gTLD Application Processing Project) gTLD申請受付から契約・委任までの一元管理システム(GAP/TAMS等)を整備。 2025年2月に進捗リスクが高まり「赤」評価となったが、4月には「黄」に改善。TAMS開発が5スプリント分完了し、各種審査パネルやコメントフォーラム、文字列比較評価も進行中。今後は評価業務委託のためのベンダー選定が本格化。
レジストリ基本契約 (Base Registry Agreement) gTLDレジストリとICANN間の基本契約書を策定。SubPro勧告や他PDP結果を反映。 IRTおよびレジストリステークホルダーグループ(RySG)との議論を継続中。パブリックコメントに向けたドラフト確定作業が進行中。
名前衝突 (Name Collision) 名前衝突リスクへの対応。NCAP Study 2の勧告を実装(Recommendation 4.1を除く)。 AGBの該当モジュールのドラフトが更新され、第2回のパブリックコメントに向けて準備中。また、定義文案作成とIPv6研究調査のRFPも実施、観測システム開発も準備段階。
契約後プロセス (Post-Contracting) 契約後に必要な委任準備(SLAM, PDT等)やICANNシステムとの接続を整備。 SLAMのシステム強化が完了し、関連機器・ライセンスの調達も開始済。パブリックコメントのフィードバックも反映中。
次期ラウンドウェブサイト (Next Round Website) 申請者や関係者向けの情報集約サイト(AGB, ASP, RSPなど)。 ソーシングタイムライン、ウェビナー、IDN関連ユースケースの追加など多数の更新。HTML版AGBの公開準備や、言語対応拡張も進行中。

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