メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索

ICANN上海会議:DNSO ccTLDレジストリ部会会合 1日目

日時:2002年10月27日(日)9:30~18:00
会場:Shanghai International Convention Center(中国・上海)
司会:Peter Dengate Thrush(NZ), Hua Lin Qian(CN)
出席者:約80名(各国ccTLD管理者他)
内容:1.ICANN改革について
   2.ccTLD事務局からの報告
   3.GACとの合同ミーティングでの議題について
   4.DNSOとの関係について
   5.RIRからの報告
   6.ccNSOに関する支援グループからの報告
   7.発展と改革に関する委員会(ERC)からの報告
-------------------------------------------------------------------------------
<概要報告>

- ICANN改革に関する議論では、またしてもICANN不要論が持ち上がり、IANAデータベー
 スはccTLDが独自で管理すればよいという従来からの議論になった。こうしたccTLDの
 独自路線を見かねて、ICANNリエゾンからは、もう少しICANNとも歩み寄る努力をする
 ことで事態の進展を図るべきとの意見が出た

- ccNSOに関する支援グループでは、まだ勧告作成に時間を要するとのことで、簡単な
 概略報告のみ行われた

- 10/29のNames Council閉会時をもってccTLDはDNSOから脱退することが決議された

- RIRメンバーから、RIRのICANN改革案(青写真)に関する報告があり、その取り組みを
 評価する意見が多数出た。ICANNへの対応に関してRIRの取り組みを参考にしたい気持ち
 がある模様

-------------------------------------------------------------------------------
<詳細記録>

■1. ICANN改革について

●1.1. Peter Dengate Thrushによる概要説明
 ICANN改革のこれまでの経緯とブカレストで検討したccSO案の紹介

●1.2 議論
- ccNSOに関する支援グループからの現状報告:正式な報告は明日のMtg.で行う予定。
 ccNSOの構成を検討する前に、その活動範囲を検討することが重要と考えている
 (Patricio)
- 支援グループでの検討には我々ccTLDメンバーの意向が組み込まれているのか疑問
 (#支援グループは改革委員会(ERC)が一方的に指名したメンバーで構成されてい
 るため)(CA)
 →ccTLDメンバーに限らず、広く意見を取り入れる予定(Chris Disspain, 支援グルー
   プメンバー)
- 我々がなぜICANNに参加しなければならないのか未だに疑問。IANA機能をICANNが管理
 する必要はない。ccTLDメンバーが一同に会する貴重な場では、ICANNへの資金拠出や
 Names Councilへの代表をどうするかなどについてではなく、各国ccTLDの運用状況や
 諸問題への取り組みなどの情報交換に使いたい(Willie Black, UK)
- ccTLDでは、IANA機能をどうするかということよりもまず、ポリシーについて検討し
 てほしい。ICP-1(ccTLD関連のICANNポリシー文書)のどこが問題なのかなど
 (Herbert, ICANN)
- 我々は同じ議論を4年間も続けている。我々自身がIANA機能を管理するためには米国
 政府を納得させればよい。そのための取り組みを始めるべき(Willie)
- 我々もRIRとICANNとの関係を見習うべきではないか(ICANN外での会合を定期的に開
 きつつ、ICANN内での会合ではICANN構成組織の一部として活動する)(Kilnam, KR)

#ccTLDは誰が管理するのかについての議論に発展
- IANA機能についての契約は、Private contractual lawとPublic binding lawの中間
 のものを目指すべき(Willie)
- RFC1591(ccTLDの委任と管理について規定した歴史的文書)についてはもう忘れる
 べき。ccTLD管理は各国/地域の問題。ICANNはポリシーの監視と全体の調整をすれば
 よい(Qian, CN)
-  .CD(コンゴ)の委任問題に関する報告:2000年9月に.CDの再委任に関する問題が
 発生。当初のAdmin. contactがコンゴから国外へ移住する際に、.CDをKey-Systems
  という会社に譲る旨をコンゴ政府とも約束していたが、IANAデータベースが変更さ
 れず、IANAへ変更要請をしたものの返答がなかった
 →これはIANA機能がうまく機能していない証拠(Nigel)
- 途上国では1つのccTLDが複数の管轄地域にまたがっており、ccTLDマネジャーは再委
 任について困難を感じている(Richard Flancis, UK)
- ICANNのIANA機能は、米国政府とのMoUとは全く分離した問題。ccTLD独自のccIANAを
 作るべき(Nigel)
- ccTLD再委任はIANA機能とは別の問題(Elizabeth, FR)
- 米国政府の人間(Nancy Victory 他)と話したが、彼らはccTLDの状況をよくわかっ
 ていない。個別にインプットすることを勧める(Willie)
- 4つのIANA機能(プロトコル、IPアドレス割り振り、ccTLDネームサーバ、gTLD空間)
 のうち、ccTLDネームサーバについては米国政府が関与する必要はない。我々が管理
 すべき(Elizabeth, FR)

#ICANNが1年後に米国商務省とのMoU更新に失敗した場合に、IANA機能をccTLDが譲り
 受ける可能性/方法について議論。Peter Dengate Thrushは、米国商務省とのMoU
 更新は今回9月が最後で、これ以上の更新はないとしている

- 再委任の状況報告
 .ZA(南アフリカ)
 .NG(ナイジェリア)
 .TK(Tokelau)

-------------------------------------------------------------------------------
■2. ccTLD事務局からの報告

●2.1 全体報告
- 会合開催実績
 次回ccTLDネームサーバトレーニングは2003年ブラジル
- 現Exective DirectorのBK KimがKRNICを11月に辞職するため、後任はAbhisak Chulya
 (Thai)に
- 会計報告
- 今後の検討事項:ccTLD事務局を固定or流動的にするかなど

[提案]
12月末までにccTLD事務局の規定(terms of reference)を検討する →決定

●2.2 ccTLDネームサーバトレーニング報告
- 10/25、26に第一回トレーニングを開催した。入門、上級のレベル別。各ccTLDから
 の情報提供など
- 今後の予定:グローバルトレーニングはICANN会議に準じて開催(2003年3月ブラジル、
 2003年6月カナダ、2003年10-11月アフリカ)

●2.3 ccTLD事務局への資金拠出状況報告

-------------------------------------------------------------------------------
■3. 政府諮問委員会(GAC)との合同ミーティング(明日開催)での議題について

- GACとccTLDとのリエゾン関係を構造化する検討をすべき。リエゾングループを結成
 するなど(CA)
- GAC原則(GAC Principles)の見直し、改訂
- リエゾングループの役割は?
 →連係/調整(coordinate)のためのグループ。明日はオープンセッション(2時間)
 とクローズの連係セッションを開く予定(Peter)

-------------------------------------------------------------------------------
■4. DNSOとの関係について

- DNSO会計グループメンバからの報告:今朝のミーティングでICANN CEOのStuart Lynn
 と法律顧問のLouis Toutonとも話したところ、DNSO移行期間は2003年3月までかかる
 見込み。DNSOの資産をGNSOとccNSOにいかにして分離するかが問題(Elizabeth)
- ccNSO設立までの間、DNSOにとどまり資金拠出するかどうか議論すべき(Peter)
- ccTLDの拠出実績:1999年--5,000ドル、2000年--1,250ドル(請求額の10%)、
 2001年--7000ドル、2002年--2000ドル。2002年末までのDNSOの残金は30,000ドル。
 2003年7月にICANNの新会計年度が始まるまでに拠出する必要がある(Elizabeth)
- DNSOからの脱退については2001年6月のストックホルム会議で決議しており、よって
 早急に実施すべき

[提案]
10/29のNames Council閉会時をもってDNSOから脱退すべき
 ↓
[採決]
全会一致で承認

-------------------------------------------------------------------------------
■5. RIRからの報告(by APNICメンバー)

- IPアドレスとRIRについての概要報告
   RIRは自主規制の下でポリシー策定活動を行っている

- ICANN改革に対して
  RIRは独自の青写真を発表(Number Resource Registry(NRR)の設立、ASO、ICANNに
  ついて)

<青写真の内容>

1)NRRについて
  ICANN新付属定款案の「核となる価値 3」に従い、機能の移管を提案。
   「3. To the extent feasible and appropriate, delegating coordination
   functions to or recognizing the policy role of other responsible entities
   that reflect the interests of affected parties.」

  +Number Resource Registry(NRR)の下に3つのAllocated Number Registy:
  IPv4 Addresses、IPv6 Addresses、Autonomous System Numbers
  +Inverse Number Delegations

- プロセス
 [アドレスブロック割り振り]
 RIR --割り振り申請--> NRR  --peer review--> RIR  --review report-->  NRR
  --割り振り-->  RIR

- 構成
 + Advisory Board---4つのRIRからの代表各3名で構成
 + 事務局

2)ASOの役割
- グローバルなRIRポリシーを承認
- 新RIR追加の承認
- ICANN理事会に代表2名を指名

 *ASOの決定はICANNによって再検討される

3)ICANNの役割
- NRRにNumber Resource Coordination の機能を委任
- アドレス評議会(Address Council)の決定を再検討(文書化されたプロセス・手順
 を使用しているか)

[質問/コメント]
Q:RIRの青写真がICANNに採用される可能性は?
A:真の「ICANNの発展と改革」はICANN理事会の構成などではなく、我々の提案はその
 目的に適うと考える。我々はICANNの構成組織であり、適切な提案であると信じて
 いる
#RIRがICANNへ改革案を提示したことに対する賞賛意見が多く出た

[提案]
以下の記述をコミュニケに含めることを提案(Cubberly, CA)

 「RIRがICANN改革の問題に対し、論理的かつ包括的な提案を行ったことを祝福する。
 その提案はICANN自身が抱えるジレンマへの直接的対応であり、その解決策を我々
 は全面的に支持する」
 ↓
[採決]
全会一致で承認

-------------------------------------------------------------------------------
■6. ccNSOに関する支援グループからの報告
(明日の報告内容のブリーフィング)

- ccNSOの責務の範囲:
  + functional DNSモデル
  + データエントリー機能(DEF)---IANAデータベース
  + ネームサーバ機能(NSF)---ルートサーバ、ネームサーバ
- 責務の分散

-------------------------------------------------------------------------------
■7. 発展と改革に関する委員会(ERC)からの報告
 (by Alejandro Pisanty (chair), Nii Quaynor, Hans Kraaijenbrink)

- ブカレスト会議(2002年6月)以降の活動報告
- ccTLDの分野においてもグローバルな利益についての視点が必要
- RIRとは直接会合を持って議論をする予定。RIRからの提案には再考すべき点がある
- 改革プロセスにおいてccNSOの件を脇に置いているわけではない
- 12月の年次総会で、ccNSOに関する最終提案を提出することになる。新付属定款案は
 提案の付属資料となる
- 支援グループからの最終勧告は、上海会議後約2週間のうちに公表する予定

-------------------------------------------------------------------------------

      

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

このフォームをご利用した場合、ご連絡先の記入がないと、 回答を差し上げられません。 回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2022 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.