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/P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.111【臨時号】2003.9.25 ◆
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◆ News & Views vol.111 です
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JPNICの一大イベント「Internet Week 2003」の受付がいよいよ始まりました。
News & Views読者の皆さまもぜひお申込くださいませ!
また、先日好評のうちに終了しました「第2回JPNIC・JPCERT/CCセキュリティ
セミナー2003」のレポートもお届けいたします。では、どうぞ!
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◆ 目次
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【 1 】Internet Week 2003 受付開始!
【 2 】第2回JPNIC・JPCERT/CCセキュリティセミナー2003開催報告
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【 1 】Internet Week 2003 受付開始!
JPNIC 広報教育課 岡部ちぐさ
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昨日9月24日(水)に、JPNICの主催するイベント、Internet Week 2003の受付を
開始いたしました。この受付に先立ち、プログラム内容を公開しておりました
が、すでにInternet Week 2003のWebサイトをご覧いただけましたでしょうか?
例年通り、早い時期にお申込いただきますと割引料金でご参加いただけるよう
になっております。また、各参加団体の会員価格等で、更なるご優待もござい
ます。ぜひ一度Webサイトをご覧ください。
■開催日: 2003年12月2日(火)~12月5日(金) <4日間開催>
■開催地: パシフィコ横浜 会議センター
■Webサイト: http://internetweek.jp/
■早期割引期間 2003年10月31日(金)18:00まで
■通常料金期間 2003年11月20日(木)18:00まで
今回の特徴は幅広いジャンルを網羅したチュートリアルのラインナップと、今
年からJPEG/IP(日本インターネット技術計画委員会)と共にJPNICが企画段階
から参加している「IP Meeting 2003」です。IP MeetingはInternet Weekの前
身と言っても過言ではない伝統的なミーティングで、これに参加すれば1年の
動向と今後の見通しが把握できる、という1年の総括的な内容にしてあります。
□参照
チュートリアル http://internetweek.jp/01/program/shurui.asp#B
IP Meeting 2003 http://internetweek.jp/01/program/shosai.asp?progid=M9
Webサイトをじっくりご覧いただき、お申込くださいますようよろしくお願い
します。多数の皆さまのご参加をお待ち申し上げております!
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【 2 】第2回JPNIC・JPCERT/CCセキュリティセミナー2003開催報告
JPNIC 企画課 根津智子
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このメールマガジンでも何度かご紹介していますが、2003年9月12日(金)に大
手町サンケイプラザにて、JPCERT/CC(有限責任中間法人JPCERTコーディネー
ションセンター)との共催にて「第2回JPNIC・JPCERT/CCセキュリティセミナー」
を開催いたしました。第1回目同様、約150名という多くの方が参加され、アン
ケート結果でも、大変有意義であったという評価をいただきました。ここでは、
セミナーのエッセンスをできる限りお伝えできればと思います。
まず、基調講演として、独立行政法人 産業技術総合研究所の高木浩光氏より、
「安全なWebサイト設計の注意点」についてのお話がありました。
高木氏は、開発者向けの「安全なWebアプリ開発 31箇条の鉄則」を発表されて
いることでも有名ですが、今回は、開発者というよりは実際のWeb管理者、発
注者向けにお話いただきました。そもそもSSL(*1)やサーバ証明書の役割とは
何か、その正しい運用方法や利用方法が本当に理解されているかという話題に
始まり、プライバシーを扱うサービスを提供するWebアプリケーションは、技
術が本来何のためにあるのかがきちんと理解されて構築されるべきだ、という
ことを豊富な具体的事例を交えてたいへんわかりやすくご講演いただきました。
アンケートでも「今回のセミナーで得た知識を自社サイトに早速生かせる」と
いう意見が多数を占め、身近なところにある問題点を改めて認識させるものと
なりました。
次に、JPNICの木村泰司より、第57回IETF(Internet Engineering Task Force)
会合、第16回APNIC会合、ならびに第46回RIPE NCC会合でのセキュリティに関
するトピックについて、簡単な紹介がありました。
最後に、JPNIC技術検討委員会委員長でもある、ネットワンシステムズ(株)の
白橋明弘氏より「不正侵入の被害を受けにくいネットワークの設計法」につい
てのお話がありました。
xSP(*2)にとってのセキュリティ対策は、インフラを守りながらも、顧客(ユー
ザー)やその運用管理者のミスや負荷、また問題が起ったときの対応のしやす
さを考慮にいれ設計しなければならないという点で、エンドユーザー組織のそ
れとは、基本的に質的にも量的にもかなり異なり、一筋縄ではいかないもので
す。また最近は、インシデント等が起った際には、サービス提供者の説明責任
(Accountability)がますます求められており、そういう意味でもxSPは厳し
い立場に立たされています。
こういったポイントを押さえながら、サーバをどう要塞化していくのか、ファ
イアウォールのポリシーをどう設計しどこまで利用するのか、IDS(*3)はどう
使うべきなのかなどという、きわめて実践的な話を聞くことができました。今
までエンドユーザー組織を対象としたセミナーや対策本などはありましたが、
「xSPのオペレーターに実際に役に立つ」という視点からの話はとても斬新だっ
たのではないでしょうか。「時間が足りない!」という言葉を多数いただきな
がら、第2回目のセキュリティセミナーは無事終了いたしました。
xSPのネットワーク管理者の方を対象とする本セミナーでは、現在、第3・4回
目のお申し込みを承っています。ご興味のある方は、
http://www.nic.ad.jp/security-seminar/ をご参照のうえ、お申し込みいた
だければ幸いです。
(*1) SSL:Secure Sockets Layer
トランスポート層でTCP/IPのセキュリティを確保するプロトコル
(*2) xSP:ISP、ASP、CSP等の各種サービスプロバイダ
(*3) IDS:Intrusion Detection System
侵入検知システム
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