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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.320【臨時号】 2005.12.20 ◆
  _/NIC
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◆ Internet Week 2005 レポート <第2弾>
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     DNS DAY ~ 安全なドメイン管理 ~ 
                                                 JPNIC 技術部 上野晶久
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本年度のDNS DAYはInternet Week 2005の初日となる12月6日(火)に開催され、
多くのDNSサーバ管理者およびDNS関連技術者の方々にご参加いただきました。
DNS DAYは2000年より毎年開催されているカンファレンスで、運用レポートと
その年毎のトピックスを取り上げて解説し、参加者を交えた議論をしています。

本年度のプログラムは、前半は例年通りJP-DNSサーバ、root DNSサーバの運用
レポート、そしてDNSの最新動向をご紹介し、後半では「安全なドメイン管理」
と題してドメイン乗っ取り問題を中心にドメイン管理の在り方について参加者
の皆様と議論を行いました。

本レポートでは前後半を通じて活発な議論が行われた今回のDNS DAYの模様を
ご報告致します。

◆ 運用レポート

  ◇ JP DNSレポート

  最初に日本レジストリサービス(以下JPRS)の白井出氏からJP DNSの運用レポー
  トが行われました。今年はセカンダリサーバの一つであるc.dns.jpが運用を
  停止するということがありましたが、それ以外は大きな障害等もなく安定し
  たサービスの提供が行えたとのことでした。

  ◇ root DNSレポート

  続いてWIDEプロジェクトの加藤朗氏がroot DNSサーバについて報告を行いま
  した。root DNSサーバにおけるIPv6、エニーキャストの実装状況について説
  明を行う中で、エニーキャストでのDNSサーバ選択方法についてはルーティ
  ングの専門家を交えてさらなる検討が必要であろうという見解を示しました。

  ◇ DNS最新動向

  前半最後はDNS最新動向ということでインターネットイニシアティブ小林直
  氏より迷惑メール対策についての発表、そしてJPNIC技術部小山祐司より
  DNSQC(*1)レポートが行われました。小林氏は迷惑メール対策の必要性、実
  施状況、そして対策を実施するためのリソースレコードの記述方法の解説を、
  小山はJPNICが本年6月より実施している逆引きLameチェックの結果報告をそ
  れぞれ行いました。
 
◆ 安全なドメイン管理

  ◇ ドメイン管理の不備が招く脅威

  後半最初はJPRS米谷嘉朗氏よりドメイン乗っ取り問題についてのプレゼンテー
  ションが行われました。この中で米谷氏は、ドメイン乗っ取りがどのように
  可能となるのかを実例を踏まえながら詳細に解説し、この問題に対してJPRS
  は積極的に対策を実施していく方針であるということを発表しました。

  ◇ レジストリとしてLameチェックの重要性

  続いてJPNIC小山がレジストリがLameチェックを実施する必要性についての
  発表を行いました。小山はLameはなぜ是正が必要なのかを説明した上で、逆
  引きにおいてはRIRで既にLame是正のための施策が実施されていることから、
  JPNICもこの動きに同調しLame DNSサーバに対する逆引きゾーン委任の一時
  停止を実装したいという提案を行いました。

  ◇ パネルディスカッション

  カンファレンスの最後にはJPCERT/CC鎌田敬介氏、NTTコミュニケーションズ
  吉村知夏氏、JPRS米谷嘉朗氏、JPNIC小山祐司をパネリストとしたパネルディ
  スカッションを行いました。各パネリストが各々の立場からドメイン管理の
  在り方について発表した後、参加者とのディスカッションへと移行しました。
  例年にない程の活発な議論が行われる中で、WHOIS登録情報の表示項目につ
  いてレジストリには再度の検討をお願いしたいという要望が寄せられました。
  また、DNS関連技術に関して参加者がより議論に参加できる形態のミーティ
  ングの開催を熱望する声も聞かれカンファレンスは熱気あふれる中、閉幕と
  なりました。今回いただいたご意見、ご要望はJPNICとして真摯に受けとめ
  前向きに検討していきたいと考えております。


◆ Webページ
    http://internetweek.jp/program/shosai.asp?progid=C1

◆ 資料
    http://www.nic.ad.jp/ja/materials/iw/2005/main/dnsday/

(*1) DNSQC: 正式名称「DNS運用健全化タスクフォース」
            不適切に設定されているDNSサーバの是正を目的に組織されたチーム
              

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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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