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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.325【臨時号】 2005.12.28 ◆
  _/NIC
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◆ Internet Week 2005 レポート <第5弾>
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    ~第9回JPNICオープンポリシーミーティング~
                                     ポリシーワーキンググループ チェア
                                     NTT情報流通プラットフォーム研究所
                                                              藤崎智宏
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Internet Week 2005の会期中、2005年12月8日(木)に、第9回JPNICオープンポ
リシーミーティング(以下、JPOPM9)を開催いたしました。ポリシーワーキング
グループ(以下、ポリシーWG)が主催するミーティングとしては三回目となりま
す。今回は、事前登録で150人弱、当日も100名弱と、今までに増して多くの皆
様にご参加いただき、提案事項や報告事項に対して活発な議論、質疑がなされ
ました。ご出席くださった皆様、議論に参加いただきました皆様、ありがとう
ございました。

さて、今回のミーティングでは以下のように、三つの提案と、多くの情報提供
プレゼンテーションが実施されております(*1)。

1. 前回までのフォローアップ
   - 前回の宿題確認
   - 歴史的経緯をもつPIアドレスに関するご報告
   - WHOIS WGに関するご報告

2. IPv6アドレスポリシー
   - IPv6割り振りポリシーアップデート
   - [提案]プロバイダ非依存なIPv6アドレス割り当てに関する提案

3. [提案] RIR情報の迅速な共有体制作りの提案

4. [提案] IPv4プライベートアドレス拡張提案

5. 日本・世界の動向
   - IPv4アドレスの寿命に関するご報告
   - 第20回APNICオープンポリシーミーティングのご報告
   - インターネットガバナンスアップデート
   - 大規模IPv4アドレス空間実験 活動状況アップデート
   - JPNICアップデート 
   - IPアドレス検討委員会活動報告

「プロバイダ非依存なIPv6アドレス割り当てに関する提案」では、IPv6におい
てもIPv4と同様、プロバイダ非依存なマルチホーム用アドレス(以下、IPv6 PI
アドレス)が必要であり、配布すべきだ、という提案でした。IPv6 PIアドレス
については、ARINでもその必要性について賛同が多く、配布条件についての議
論が実施されています。会場からは、IPv6 PIアドレスはマルチホームだけで
なく、組織がプロバイダに依存しないためのアドレスとしても需要があるなど、
IPv6 PIアドレスの必要性について肯定的な意見が多かったのですが、その配
布条件を同意が得られるように明確に決めることが難しいといった懸念も出さ
れました。

結論としまして、IPv6 PIアドレスの必要性については合意が得られ、配布条
件などの細かい点を検討するワーキンググループを設立すること、内容詳細に
ついてはそのWGに一任し、2006年2月末から3月頭にかけてオーストラリアにて
開催される第21回APNICミーティングでの提案を目指す、ということになりま
した。

二つめの、「RIR情報の迅速な共有体制作りの提案」では、先日発生したAPNIC 
でのDNS障害に対する情報提供が不十分であったことの指摘がなされ、インター
ネットレジストリとしてシステム障害等の広報チャネルを確立して欲しい、と
いう提案がなされました。この提案についても賛同者が多く、JPNICにインター
ネットユーザー向けの広報チャネルを整え、障害通知などを実施する体制を整
えることを要請するというコンセンサスが得られました。

三つめの「IPv4プライベートアドレス拡張提案」は、大規模なIPネットワーク
を構築するためには、現在規定されているIPv4プライベートアドレスでは不足
であるため、/8を三つ程度、新たにプライベートアドレスとして確保すること、
その際、ある程度一意性を確保する目的で、用途の限定をすべきだ、という提
案でした。これに対しては、プライベートアドレスを増やすことのメリットに
ついての疑問、用途限定の是非などが議論になり、また、残り少ないIPv4 ア
ドレスを考えると、プライベート空間を増やすことに対する理論武装をきちん
としないと、提案を通すことは難しい、などの意見が出されました。この提案
はコンセンサスには至らず、引き続き検討することになりました。

今回コンセンサスが得られた二つの提案については今後、ip-users MLでの議
論の後、ポリシーWGからJPNICに実装を勧告する、という流れとなります。

その他、JPOPM8での議論に基づくWHOIS WG設立に関する報告や、IPv6アドレ
スポリシーの世界的動向、IPv4アドレス枯渇に関するレポートなど、活発な議
論が実施されました。

それぞれのプレゼンテーション資料、および議事録はJPOPM9のWebページ(*1) 
に公開しております。

ポリシーWGでは、皆様のご意見をもとに、JPNIC・APNICへのポリシー提案、提
言を実施していきます。皆様のご協力、およびご意見をよろしくお願いいたし
ます。また、ポリシーWGへのご質問・ご提案は jpopf@venus.gr.jp までお願
いいたします。

(*1)JPOPM9のWebページ:
    http://www.venus.gr.jp/opf-jp/opm9


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