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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.422【臨時号】2006.12.26 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.422 です
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本号では、vol.418、vol.420に引き続き、Internet Week 2006 レポート<第3 
弾>として、IP Meetingの開催レポートをお届けします。

□Internet Week 2006 レポート 特集
○<第1弾> 全体概要 (vol.418)
   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2006/vol418.html
○<第2弾> DNS DAY (vol.420)
   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2006/vol420.html

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◆ Internet Week 2006 レポート <第3弾>
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ~ IP Meeting 2006 ~
                                   JPNIC インターネット推進部 根津智子
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Internet Weekの開始以前から、インターネット関係者が一同に一堂に集まる
会合として開催され、Internet Weekを企画するきっかけともなったIP
Meetingですが、17回目を迎える今回は、Internet Week 2006の初日である12 
月5日(火)に開催し、250名を越える大勢の方にご参加いただきました。

IP Meetingは「インフラとしてのインターネットの開発・構築・運営に関わる
人が一堂に集まり知識・課題を共有し、インターネットの発展のための議論を
行う」場として、1990年から継続しているものです。

ここ数年は、午前中に【今年のインターネット基盤技術を総括するTechnical
Issue】、午後は【最新動向を伝える講演とパネルディスカッション】という
二部でプログラムを構成しています。午後の最新動向をお伝えするプラグラム
では、今年のテーマとして「Intenet2.0に向けて -変貌するネットワーク社会
を見極める-」を取り上げました。本稿ではその概略をレポートします。

                  ◇              ◇              ◇

◆午前の部「2006年 Technical Issue」

(1)ネットワーク基盤技術

JPNIC IPアドレス検討委員で、NTTコミュニケーションズ(株)の吉田友哉氏か
ら、最近のインターネットにおけるルーティング、トポロジ、トラフィックの
動向などを中心に、インターネットバックボーンの状況報告がありました。

ルーティング動向として、IPv4、IPv6、ASとも増加しており、ことIPv4につい
ては経路増大の抑制や集成に向けた取り組みが必要であること、またASに関し
ては、2013年頃に本格化されるとみられる4Byte-ASへの対応を検討していく必
要性について言及がありました。

トポロジー動向としては、10G Aggregationが本格化してきていること、また
トラフィック動向に関しては、国内外ともにP2Pのトラフィックを中心にかな
りの伸びがあることが報告されました。このようにトラフィックが増えると、
コンテンツ配信やP2P配信に関するアーキテクチャを検討していくことが必要
になってきます。また、経路情報の脆弱性や不要な経路を排除していくこと、
次世代の高速IFの必要性(HSSG)についても言及されました。

IP Meetingの参加者は運用管理(ネットワーク管理)者が、参加者の半数以上で
あるため、本セッションは、例年アンケートでも関心が大変高い項目です。


(2)レジストリ+ガバナンス

JPNIC IPアドレス担当理事の前村がチェアとなり、ドメイン名、IPアドレス、
WHOIS、ICANNをめぐるインターネットガバナンスの観点から、(株)日本レジス
トリサービス(JPRS)の宇井隆晴氏とJPNIC IP事業部の奥谷泉と共に、今年のコー
ディネーションを語るという形式で本セッションは進められました。

前村理事からは、ICANNとインターネットガバナンスフォーラム(IGF)を取り巻
く動向について話があり、両団体ともに地道に継続して注目していく必要性が
あることが述べられました。宇井氏からはドメイン名に関して、世界ではTLD
へのIDN導入が検討されているとのお話がありました。また、登録数に関して
は「.eu」が躍進していることと、日本では汎用JPドメイン名の登録数が50万
件を突破したとの報告がありました。

奥谷からは、IPアドレスポリシーを取り巻く状況の説明がありました。枯渇が
ささやかれるIPv4アドレスへの対応として、JPNICは「IPv4アドレス枯渇に向
けた提言」を発表し、枯渇期に即したポリシーとして、クリティカルネットワー
ク向けのアドレスやLast Minutes Fairnessの確保、歴史的経緯を持つPIアド
レスの連絡先の明確化などが検討されている旨が報告されました。また、IPv6 
のアドレスポリシーについても、実運用を意識したポリシーの見直しをしてい
るとのことでした。


(3)オペレーショナルセキュリティ

(社)日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)行政法律部会の部会長であ
る甲田博正氏、テレコムサービス協会・(株)インターネットイニシアティブ
(IIJ)の齋藤衛氏により、「通信の秘密」に関わる制度の動向を中心にお話を
いただきました。

100年の歴史を持つ電話もIP化が進みつつある今、通信方式が変化し、事業、
プレーヤ、技術、特性も変化しています。その中で当然、通信の秘密として保
護すべき部分も多様化していますが、しかし、現行の法制度下ではあまりに多
くの場合が「通信の秘密の侵害」にあたるため、実際には一律の基準で判断す
ることが難しく、ケースバイケースで判断されているのが実情です。こういっ
た状況下では、各自業者が判断に困ることが往々にして起こるため、何が「通
信の秘密の侵害」にあたるのかを整理してガイドラインを作成しようという試
みが、JAIPAを中心とした「インターネットの安定的な運用に関する協議会」
で行われています。

実際どういう場合が「通信の秘密の侵害」にあたるのかというケーススタディ
があり、その後、協議会やガイドラインに関しての報告がありました。


(4)NGNとインターネット

東京大学・WIDEプロジェクトの江崎浩氏から、NGNとインターネットの関係お
よび相違点等を解説いただきました。

まずNGNとインターネットは"vs"なのか"with"なのか、という視点から両者の
相違点が述べられ、今後の両者の関係として「NGNはASの一つと考えられる?」
「Gatewayでつながる?」「NGNの上にインターネットが乗っかる?」という選択
肢が示されました。両者の関係がどのように位置づけられるかは未知数である
ものの、インターネットの技術者として守るべきものは、現在すでにグローバ
ルに動いている、透明性や接続性・メディアの選択性を備えたインターネット
アーキテクチャであると述べられました。また技術標準化やビジネス展開を意
識したグローバル性も守っていかなくてはならないとの意見が示されました。

                  ◇              ◇              ◇

◆午後の部 「Intenet2.0に向けて -変貌するネットワーク社会を見極める-」

通信業界では、この10年を振り返ったときに感じられる大きなパラダイムシフ
トがあります。通信網のIP化が進むにつれて、従来、サービスの種類によって
分けられていた様々な固定化した概念が、音声・データ・映像を分ける意味、
あるいは固定と移動を分ける意味、あるいは距離区分で分けるという意味がな
くなっていることが起因し、崩壊しつつあるということです。こういった、今
までは全く別物であった概念が融合(convergence)されて出現する世界が、
「Internet2.0 = インターネットの第2フェーズ」です。

この来たる「Internet2.0」をどうしたら誰もが扱いやすいものにできるのか、
そのためには各人が今何をすべきなのか、そしてそれをどのように全世界と共
有すべきなのかを、2006年の終わりに皆様と共に考えるのが、午後の部に課せ
られた大きな役割でした。まず、江崎JPNIC副理事長より、Internet2.0を考え
るにあたり、以下の「5つの質問」が参加者全員に提起されました。

    1. 誰がステークホルダーか 
    2. リソースは誰のものか
    3. 誰がリソースを提供するか
    4. どのようにグローバルに展開していくのか
    5. 新サービスの可能性をどのように創造/担保していくか

その後の基調講演では「放送とインターネット」と題し、慶應義塾大学教授の
古川享氏から、放送とネットとの融合とは果たして何であるのか、というお話
がありました。「テレビ放送がネット経由で届くこと?」「オンデマンド放送?」
「データ放送/蓄積型放送?」それとも「YouTube?」と、いろいろな考え方がで
きる中、そんなことは、大きな流れの一面にすぎず、「時代はデジタルメディ
ア産業の確立へ向かっている!!」という力強い言葉がありました。では、その
「デジタルメディア」の特質とは何なのか、業界を支える要素は何か、最新技
術動向、コンテンツ動向、サービス動向、デジタルメディアの諸問題について
も幅広く言及がありました。

その後、パネルディスカッションの前段として、「携帯のIP化とThe Internet」
と題してKDDI(株)の技術統轄本部技術開発本部長の渡辺文夫氏にお話しいただ
き、続いて「インターネットの真の国際化とは」と題し前村理事より話があり
ました。

そして、最後に「Internet2.0の世界」パネルディスカッションに入りました。
モデレータはJPNIC理事長である後藤滋樹が務め、パネリストは、IIJの浅羽登
志也氏、JANOG会長の近藤 邦昭氏、総務省料金サービス課長の谷脇康彦氏、日
本電信電話(株)の外山勝保氏、KDDI(株)の渡辺氏と前村理事が務めました。ま
た江崎副理事長もオーストラリアから遠隔にて参加しました。

未来を考えることは、我々が、現在の自分自身の立ち位置を明確に知ることで
す。立ち位置を知るために、江崎副理事長の提示した5つの質問から「ステー
クホルダーは誰か」「どのようにグローバルに、あたらしいビジネスの創造を
担保していくか」ということを中心に議論を行いました。結果、課題として
「セキュリティ」「コスト分担」「ガバナンス・資源管理」「モラル・リテラ
シ」「地域格差」などの点があり、またその解決のアプローチとしては「技術」
「経験」「経済原理・市場原理」「制度」「公共政策」などがあるということ
が、浮かびあがりました。

各パネリストのそれぞれの立場がある中で、少なくとも「Internet2.0」に向
けた問題意識や見通しなどはそれほど食い違っていないということが確認され
ました。そして、変化を受け入れ乗り越える術として、技術の役割、コミュニ
ティの役割、政府の役割といろいろある中で、今後もインターネットの健全な
発展を願い、そしてユニバーサルという方向へ向かって、皆で協力をしていき
たいし、協力することが必要であるということでパネルディスカッションは締
めくくられました。

                 ◇              ◇              ◇

本来であればこのパネルディスカッションの模様をさらに掘り下げてご報告し
たいところでありますが、ここでは長くなりますので、次号のNewsletterに特
集記事として掲載予定です。ご興味のある方は、そちらをご覧ください。

また、IP Meetingで使用した資料類は、近日中にWebページで公開予定です。
ご興味のある方はこちらもあわせて是非ご覧ください。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.422 【臨時号】

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