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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.487【特別号】2007.10.11 ◆
  _/NIC
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   ┃        JPNICはIPv4在庫枯渇の問題に取り組んでいます         ┃
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   ┃★Webサイト:「IPv4アドレスの在庫枯渇に関して」             ┃
   ┃  http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/                      ┃
   ┃                                                            ┃
   ┃★IPv4アドレス在庫枯渇関連レポートは毎月10日前後の発行です  ┃
   ┃★バックナンバー:                                          ┃
   ┃  http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/          ┃
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◆ IPv4アドレス在庫枯渇関連レポート [第4回]
   ~JPNIC内におけるアドレス管理政策検討ワーキンググループについて~
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◆ ワーキンググループにおける検討の状況

IPv4アドレス在庫枯渇関連レポート第1回(*1)では、主にこの問題に関して
JPNICが発足させた二つのワーキンググループ(WG)についてご報告いたしまし
た。第4回となる本号では、このうちアドレス管理政策検討WGの検討内容をご
紹介します。


◆アドレス管理政策検討WG

アドレス管理政策検討WGでは、第1回で紹介したようなアドレスポリシーの検
討以外に、以下のような内容について議論しています。

  a)Geoff Huston氏による枯渇時期予測の検証とAPNIC在庫枯渇時期の推定
  b)IPv4アドレスの取引についての妥当性、問題点の検討
  c)分配済み未利用IPv4アドレスの回収と再分配方法の検討


a)Geoff Huston氏による枯渇時期予測の検証とAPNIC在庫枯渇時期の推定

各RIRのコミュニティでは、Geoff Huston氏による枯渇時期予想(*2)が、現在
最も信頼されている予測であり、JPNICで検討する際にもベースとしていま
す。これは精密な予測ではありますが、過去の消費傾向のみをデータとして読
み込んでいる予測とも言えます。そのため、インターネット利用や技術の動向
なども加味した予測とするべく、経済指標などを読み込んで一段深い検討を
行っています。


b)IPv4アドレスの取引についての妥当性、問題点の検討

現在、アドレスポリシーに関するメーリングリストやミーティングにおいて、
しばしば取りざたされることに、「IPv4アドレスの在庫が枯渇すると、各組織
で持っている不要なIPv4アドレスが金銭的な取引で流通するのではないか」と
いう見方があります。

現在のアドレスポリシーでは、IPアドレスの譲渡を有償、無償にかかわりなく
認めておらず、不要となったアドレスはインターネットレジストリに返却する
ことが求められています。

しかしながら、在庫枯渇以降もIPv4アドレスの需要が収まらない場合、公に認
められなくても、水面下での取引によって流通すること(いわゆるブラック
マーケット化)は必至で、IPアドレスの管理という観点からは、譲渡を許して
実際の利用者を把握するべきではないか、という指摘もあります。

そこで、アドレス管理政策検討WGでは、IPv4アドレスが取引によって流通する
と仮定した場合に、どういった利点や欠点があるのかを検討し、市場創設の是
非や、流通のあり方に関するグローバルな検討に繋げていこうと考えていま
す。


c)分配済み未利用IPv4アドレスの回収と再分配方法の検討

b)と関連しますが、分配済み未利用IPv4アドレスの回収と再分配に関して、問
題点の整理を含めた検討を行っています。

もう一つのWGである、IPv4アドレス在庫枯渇の克服策検討WGでの検討を通じ
て、IPv4アドレスに対する需要は、在庫枯渇の時点でも根強く残る見込みが高
いことが分かってきました。この需要に応えるものは、旧クラスAアドレスを
はじめとする、分配済み未利用IPv4アドレスの回収と再分配ということになり
ますので、これらの再分配が可能か、可能であればどの程度再分配されるか、
言い換えると、事業者がどの程度再分配に期待してよいのかは、在庫枯渇の対
応策を検討する上で、非常に大きなポイントだと考えられます。

そこで、本件に関して活発な検討が行われている、ARIN地域のメーリングリス
トにおける議論の分析を手始めに、再分配の可能性や取り得る方式などを明ら
かにすることを目的にして検討を行っています。


JPNICでは、今後ともこれらの検討や対応を進め、このレポートを含め情報提
供に努めてまいります。お気づきの点がありましたら、本件のお問い合わせ窓
口、ipv4exh-comment@nic.ad.jpまでお知らせください。


(*1)JPNIC News & Views vol.474
    IPv4アドレス在庫枯渇関連レポート [第1回]
    http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2007/vol474.html

(*2)Geoff Huston氏によるIPv4アドレス枯渇時期予想
    http://ipv4.potaroo.net/


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html

        IPv4アドレス在庫枯渇関連のQ&Aは特集ページをご覧ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/
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 JPNIC News & Views vol.487 【特別号】

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