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/P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.693【臨時号】2009.11.9 ◆
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◆ News & Views vol.693 です
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11月24日(火)から予定しているInternet Week 2009では、急遽、初日の24日に
「クラウドの虚像と実像」というプログラムを追加することになりました。
この業界で、今年最も注目を集めたキーワードの一つとして、「クラウド」
「仮想化」があげられますが、本号では、これらのキーワードと密接に関係す
る二つのプログラムを紹介します。なお、割り引きにてお申し込みいただける
Internet Week 2009の事前登録は、11月13日(金)までとなっています。この機
会に、https://internetweek.jp/program/ もご覧ください。
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◆ 【プログラム追加 緊急特集】「クラウドの虚像と実像」vs「仮想化DAY」
日本UNIXユーザ会(jus) 山田幸志
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Internet Week 2009プログラム委員の山田です。
今回は、2009年のICT業界で注目を集めたキーワード「クラウド」に関して、
二つのプログラム「クラウドの虚像と実像」と「仮想化DAY」をご用意いたし
ましたので、ご紹介させていただきます。この二つのプログラムは、以下の方
を、主な対象者としています。
・「クラウドの虚像と実像」
クラウドの本質を正しく理解する3時間です。
クラウドでビジネスを計画している人向けです。
・「仮想化DAY」
クラウドのどの技術をどう使うかという技術者向けです。
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■「クラウドの虚像と実像」のご紹介
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クラウドは、各方面のセミナーや勉強会で大きな注目を浴びた一方、正確な定
義がないまま営業トークとして利用されたため、誤った認識も広がり、一部で
は、単なる「buzzword=fashion word」として扱われてしまうということもあ
りました。
クラウドに対する誤った認識の元凶にはさまざまな要因が考えられますが、大
きな一因は、クラウドが本来あるべき「手段」ではなく、「目的」になってし
まったことであると思います。そこで、本プログラムでは、クラウドをビジネ
スとして提供する場合の問題点を、パネルディスカッションを通して明らかに
してきたいと考えています。
議論のテーマ例:
・プライベートクラウド == 分割払い?
・クラウドを実現するハードウェアとデータセンター
・日本のデータセンター代は高いか??
・Googleに対抗する和製クラウドはできるのか?
・クラウドによって海外から侵食されるのか? 日本が侵食できるか?
議論のテーマの中で私が最も注目しているのが、「プライベートクラウド ==
分割払い?」です。はじめに巨大なクラウドを作成し、サービスを提供するこ
と自体は、普通のことであると感じる方も多いと思いますが、問題は、その利
用料金の設定の仕方です。もし、そのクラウドの構築料金が安くなければ、
サービスを利用するユーザーは、クラウドの初期費用等々を転化され、結果と
して、システムを分割払いで購入するのと同じになってしまうのです。
クラウドのメリットの一つは、ユーザーが必要に応じて必要なリソースを利用
できることがあります。提供者も同じようにミニマムでシステムをスタート
し、必要に応じて(サーバを追加や遊休のサーバを転用したりして工夫して)リ
ソースを増やせるようにし、ユーザーの利用料金を下げる仕組みに、もっと積
極的に取り組む必要があると考えています。
最後に、クラウドをいかに安く利用ユーザーに提供できるか、今検討している
クラウドは本当にコストダウンになるのか等、クラウドの利用を検討している
方や、クラウドの提供を検討している方は、このプログラムに参加して、今一
度再確認されることをお勧めします。
プログラム詳細は、https://internetweek.jp/program/h6/ をご覧ください。
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■「仮想化DAY」のご紹介
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一方で「仮想化DAY」の方は、クラウドを実現するための技術を、詰め込める
だけ詰め込んで、解説するプログラムです。
クラウドに対する誤解の原因の一つがクラウドに用いる技術アプローチの多さ
です。従って今回は、「クラウド技術の全て(IaaS/PaaS/SaaS)を一気に通観
し、それぞれの実装例を解説する」という構成をとりました。
- IaaS (Infrastructure as a Service)
仮想化技術を用いたシステムインフラ基盤をインターネット経由の
サービスとして提供するもの
- PaaS (Plathome as a Service)
仮想化技術を用いたOS/ミドルウェア等アプリケーション実行基盤
を、インターネット経由のサービスとして提供するもの
- SaaS(Software as a Service)
ソフトウェアをインターネット経由のサービスとして提供するもの
また、クラウドというふわふわした「雲」の状態ではなく、ちゃんとした塊で
伝わるよう、IaaS/PaaS/SaaSそれぞれで実装例を含めたことも、このプログラ
ムのポイントです。
なお、通常のクラウドのセミナーや勉強会では、ここまで扱うのは非常に困難
かと思っています。「仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ
(*1)」と「日本UNIXユーザ会(*2)」の強力なバックアップがあって実現したこ
とです。
さらに、これからのクラウドを支える技術として、Webサービス業界では注目
度の高いKey-Value Storeや分散ハッシュテーブル、さらに分散処理フレーム
ワークであるMapReduceで実装した分散システムに至るまでをご紹介します。
最後に、クラウドに興味あっても作り方がわからないという技術者の方、「い
まさら聞けないクラウド」って本が出ないかと待っている技術者の方、このプ
ログラムはきっと役に立つと思いますので、ぜひご参加ください。
プログラム詳細は、https://internetweek.jp/program/f2/ をご覧ください。
(*1) http://www.viops.jp/
(*2) http://www.jus.or.jp/
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わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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