メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索
===================================
    __
    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1042【定期号】2012.12.17 ◆
  _/NIC
===================================
---------- PR --------------------------------------------------------
企業の事業所間ネットワークやインターネット接続ならトークネットに。
法人・官公庁向けに18,000回線を超える実績があるサービスの紹介はこちら↓
                      http://www.tohknet.co.jp/
◆○◆○◆○ 東北電力グループ TOHKnet(トークネット)◆○◆○◆○◆
◆○◆○◆○ 会社名:東北インテリジェント通信株式会社 ◆○◆○◆○◆
----------------------------------------------------------------------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ News & Views vol.1042 です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2012年11月19日(月)から11月22日(木)まで、富士ソフトアキバプラザにて、
JPNICの主催によりInternet Week 2012を開催いたしました。多くの皆様のご
協力により、盛況のうちに4日間の日程を終了することができましたことを、
心より御礼申し上げます。

本号ではこのInternet Week 2012について、来場者の皆様の目には触れない
「舞台裏」の様子なども含めてご報告します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 1 】特集 「Internet Week 2012「人のチカラ、インターネットのチカラ」
       開催レポート」
【 2 】News & Views Column
       「JANOG Softwire WGを実施してみて」
        シスコシステムズ合同会社  土屋師子生氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「レジストラ認定契約(RAA)とは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 1 】特集 「Internet Week 2012「人のチカラ、インターネットのチカラ」
       開催レポート」
                                   JPNIC インターネット推進部 根津智子
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆はじめに

2012年11月19日(月)~11月22日(木)の4日間、富士ソフトアキバプラザにて、
Internet Week 2012を開催しました。この秋葉原の会場はもう3度目となり、
皆様にとっても、会場自体はおなじみとなったかもしれません。しかし今回
は、前の2年とは別の階を利用したことで、総合受付が真ん中に配置され、こ
の受付を起点として各セッション会場は放射線状に広がる形式でした。「印
象が違う!」という声が多く聞かれましたが、皆様はどのようにお感じにな
ったでしょうか?期間中、延べ2,200名もの方にご来場いただきました。


◆今年のプログラムと会場の様子

- プログラム全般について

IPv4/IPv6・DNS・ルーティング・セキュリティ等々、インターネット基盤に
欠かせない技術を基本とし、今年の旬の話題も取り入れ、バラエティ豊かな
プログラムを提供しました。有料セッション22(うちチュートリアル11、最新
動向セッション8、ハンズオンセッション3)、無料セッション8(うちランチセ
ミナー2、BoFは5)、懇親会で、計31セッションとなり、1日平均で7セッショ
ンが開催されていたことになります。プログラム一覧については、次のURLを
ご覧ください。

https://internetweek.jp/program/


- チュートリアルを増やした有料プログラム

今年は、「クラウドの運用」「OpenFlow」「標的型攻撃の現状と対策」「ス
マートフォンのリスク管理」「事業者に関連する法的問題とサイバー犯罪の
実態」「ソーシャルメディアの落とし穴」など、今注目の最新動向も取り入
れ、すぐに業務に生かせる「チュートリアルセッション」を増やしました。
アンケートからも「学びのセッションを増やして欲しい」という声は、前か
ら根強くありましたし、「エンジニアも知らなきゃならない財務会計」「イ
ンターネットの決めごとの作り方を学ぼう」などという、いわゆる技術に特
化しているわけでないが、技術者が困っていそうだからサポートできるよう
なプログラムにも取り組んでみたいという気持ちは、運営サイドとしてもあ
りました。こうしたチュートリアルの増量は結果的におおむね好評で、エン
ジニアの皆様が「取引先の健全性をはかる財務分析」などに耳を傾けている
様子はとても印象的でした。

また、ハンズオンもIPv6のセッションだけではなく、OpenFlowについても行
われました。このOpenFlowのセッションの参加には、参加者自身が仮想サー
バ(VMWare)のイメージを自身でインストールして持参しなければいけないと
いうハードルがあり、運営側でもそれを用意して来られない人のために何名
分かの用意をしていたものの、それを超えたらどうしようと心配していまし
た。しかし、ほぼ全員が当日きちんと準備をしてきて、講師も驚いていまし
た。また、参加者のレベルもとても高かったとも聞いています。


- クオリティの高かった無料プログラム

BoFも、ランチセッションも例年以上に盛り上がっていました。特に今年のラ
ンチセッションは、株式会社日本レジストリサービスとNTTコミュニケーショ
ンズ株式会社の提供でしたが、「両方ともクオリティが高い」という声が、
あちこちで聞かれました。嬉しい気持ちでいっぱいながら、有料セッション
もますます気を抜けないな、と思いました。

また、昨年行って好評だった無料セッション「インターネット資源管理の基
礎知識(ドメイン名/DNS/IPアドレス)」も今年のオープニングプログラムと
し、ドメイン名、IPアドレス、DNSなどのインターネット資源管理の基礎につ
いて学ぶ時間を設け、Internet Week本体への導入としました。同時に「第
23回JPNICオープンポリシーミーティング」「第35回ICANN 報告会」も併設イ
ベントとして開催しました。


- 資料の配布と会場の様子

2年前から、講演資料の配布については、Webサイトから参加者自身にPDFをダ
ウンロードしてもらう方法をとっています。昨今、PCの持ち出しは会社によっ
てはとても厳しいこともあり、「今年は、自前のタブレットを持ってくる人
が多いのでは」と予測し、当日その場で資料ダウンロードページのURLを打ち
込むのは面倒だろうと、配布のレジュメにはカメラで撮影できるようQRコー
ドを載せていたのですが、タブレットについてもスマートフォンについても、
資料閲覧用としての利用率は見たところそう高そうではなく、普通にPCを持
ち込んでいる人が多く見受けられました。さすがは「Internet Week」です。
PCとスマートフォンを同時に会場の無線LANにつなげる人も数多くいたよう
で、会場によってはDHCPで割り当てるIPアドレスの数が足りなくなり、ネッ
トワークチームが急遽アクセスポイントを追加したりしていました。


◆今年の運営における舞台裏

運営の「舞台裏」というものは、参加者の皆様は知る必要もないことかと思
いますが、しかし、今年のドラマとして個人的にも感慨深かったことをここ
に三つほど記しておきたいと思います。

(1)デジタルサイネージの設置

株式会社SRAのご好意により、会場の総合案内として「デジタルサイネージ」
を設置することができました。総合受付の横に大きく置かれていたので、きっ
と皆様の目に留まったことでしょう。

サイネージの画面をタッチすると、4日分のスケジュールはもちろんのこと、
会場マップ、各セッションの詳細、講演資料閲覧用のQRコード、RSS、
Facebook、Twitterなど、ありとあらゆる情報を見ることができます。また、
セッション開始前には「まもなくセッションが始まります」というアラート
も出てきます。

このサイネージは同社が今後販売していきたいと考えているもので、ゆくゆ
くはこのサイネージと同じ内容をスマートフォンでも閲覧できたり、オンラ
インショッピングが楽しめたり、いろいろな用途に使えるようにしていきた
いとのことです。今回、試作だからと贅沢にもこの4日間のInternet Weekの
ためだけに特別にカスタマイズしていただきました。デジタルサイネージで
あれば、利用者がどういう情報を欲してどこを閲覧しているかなどもアクセ
スログからわかり、それを元にその後に情報の見せ方を工夫させることもで
きます。会場からも何人もからこのサイネージについて聞かれました。ある
意味、このサイネージも「Internet Week 2012の主役の一つであった」と言
えるかもしれません。

このサイネージの作成のために、株式会社SRAの皆様とは、何度も打ち合わせ
を重ねて作成していただきました。ここにお礼を申し上げます。


(2)学生ボランティアがネットワークチームのお手伝い

昨年から引き続いて2回目の企画なのですが、ICT教育推進協議会と連携する
ことで、Internet Weekのネットワークチームとして、5名もの学生の皆様に
活躍いただきました。今井慶人さん、川本隆史さん、權裕文さん、砂辺樹慶
人さん、服部和大さんです。

昨年は2名の学生さんでしたが、今年は5名になったことで、並行処理できる
仕事も増え、事前のネットワーク設計、サーバ構築、ネットワーク敷設から
当日のサポート、後片付けまでをそれぞれの持ち味も生かし、分散化しなが
ら安定して作業をしていたように見受けられました。特に服部和大さんは昨
年に引き続き2年目参加で、リーダー格としても活躍していたように思いま
す。

会場のアドレスが足りなくなったり、ハンズオンセッションが並行して走っ
たりして、バタバタしがちだった現場も、1日のToDoを時間ごとにホワイト
ボードに書いて整理し、時間になると的確に処理し、空いている時間はセッ
ションに出たり、出店されていたO'Reilly社の本を買って楽しそうに眺めて
いたり、ネットワークの監視プログラムを自分で作っていたりする様子を見
るにつけ、「なんて頼もしいんだろう」とほほえましく思いました。

Internet Weekの会場にいると、どこかのプログラムで必ず一度は「ネット
ワーク業界の高齢化を何とかせねば!」などと、若干暗めの話がされている
のを聞いたりするものですが、こういう風景を見ると、「いろいろ言ってい
ないで、元気に働かなくちゃいけないのは私達の方だな」と思わされました。


(3)広くなった?事務局スペースとIP Meetingのサテライト会場

例年は事務局として小さな部屋を一部屋、講師の方々の控え室・打ち合わせ
スペースとして小さな部屋を何部屋か利用しています。しかし、今年は導線
の兼ね合いなどから大部屋を一つ借り、それをホワイトボードや机で仕切っ
て何島か作ることで、事務局スペースと講師の控えスペースが同じ空間に同
居することになりました。

Internet Weekの一つの特徴として「講師の方の数が多い」ということがあげ
られます。例年100~150名の方がおり、同じセッションの講師陣が講演のた
めに事前に打ち合わせなどをすることも珍しくありません。

今年はそうした「大部屋」しかないため、いくつかのセッションの打ち合わ
せが並行して走った場合やお昼の時間などにうるさすぎるのではないか、ス
ペースが足りないのではないか、などという心配をしていました。

しかし、結果的にこうした心配は杞憂に終わりました。このスペースに多く
の人が集まることで、そこがいろいろな人との出会いの場にもなり、とても
よかった、という声を数多く聞きました。

また、この事務局大部屋は、最終日には、人が溢れたIP Meetingのサテライ
ト会場にもなり、多くの関係者やプログラム委員がこの部屋からIP Meeting
を堪能していました。富士ソフトアキバプラザから多くの技術支援もあった
ため、この部屋で大スクリーンを見ながら、会場と同じ雰囲気を事務局にい
ながら堪能することができました。


◆「人のチカラ、インターネットのチカラ」を考える、そして2013年の
   Internet Week開催に向けて

今年のInternet Weekのテーマは、「人のチカラ、インターネットのチカラ」
でした。これは統括の前村が表現した通りの願いをこめて作成したものです。

  「人々の努力によって日々成長し、たくましくなっていくインターネット。
  そして、それを支え続ける人、 インターネットを使ってこれからの世界を
  作っていく頼もしい人。 そういう、人のチカラとインターネットのチカラ
  を感じ、 元気になるようなInternet Weekをめざすため、 Internet Week
  2012のテーマを、「人のチカラ、インターネットのチカラ」としました。

こういうことを言うと身も蓋もないのですが、こうしたテーマはあってもな
くても、特にイベントの盛り上がりに影響はないのかもしれません。しかし、
私達はここ数年、このテーマを何にするかに少なくない議論を重ねています。
というのも、今年はどういう世相だったのか、その中で私達はこのイベント
で何を大切にしたいかを、届けることが重要ではないかと考えているからで
す。

今年のテーマは、インターネットの本質を表すような内容になり、行き着く
ところにきたな、と感じました。Internet Weekのプログラム委員は皆ボラン
ティアですし、このイベントに関わった誰一人が欠けても、Internet Weekは
成立せず、本当に参加者全員によって作り上げられているイベントだ、そう
感じています。お運びいただいた皆様をはじめとして、講演者の皆様、協賛
企業の皆様、プログラム委員の皆様、関係者の皆様に、この場を借りてお礼
を申し上げます。

皆の口から、来年はどのようなワードが出てくるのでしょうか。苦しみでも
ありますが、なんだかんだ言って、一番それが生まれるのを楽しみにしてい
るのは、運営をしている私達なのかもしれません。日程および場所ともに確
定していませんが、2013年のInternet Weekも11月最終週に秋葉原で開催した
いと考えています。決まり次第、ご案内いたします。

Internet Week 2012の講演資料、参加者アンケートの結果、BoF開催報告、写
真につきましては、2013年春に以下のURLにて公開予定ですので、こちらもぜ
ひご覧ください。

http://www.nic.ad.jp/ja/materials/iw/


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ Internet Week 2012 概要
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  【会期】 2012年11月19日(月)~22日(木) 4日間

  【会場】 富士ソフト アキバプラザ
           東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル
           http://www.fsi.co.jp/akibaplaza/cont/info/access.html

  【URL 】 https://internetweek.jp/
           Twitter  https://twitter.com/InternetWeek_jp
           Facebook  https://www.facebook.com/InternetWeek

  【主催】 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)

  【企画】 Internet Week 2012プログラム委員会

  【協賛】 NTTコミュニケーションズ株式会社
           株式会社日本レジストリサービス
           株式会社SRA
           グリー株式会社
           さくらインターネット株式会社
           日本インターネットエクスチェンジ株式会社

  【ネットワークスポンサー】
           シスコシステムズ合同会社
           富士ソフト株式会社

  【後援】 総務省
           文部科学省
           経済産業省
           ICT教育推進協議会(ICTEPC)
           IPv6普及・高度化推進協議会(v6pc)
           財団法人インターネット協会(IAjapan)
           仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ(VIOPS)
           一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)
           一般社団法人 コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
           一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)
           一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)
           独立行政法人情報通信研究機構 (NICT)
           一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
           社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)
           日本シーサート協議会(NCA)
           日本DNSオペレーターズグループ(DNSOPS.JP)
           一般財団法人日本データ通信協会(Telecom-ISAC Japan)
           日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)
           特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
           日本UNIXユーザ会(jus)
           フィッシング対策協議会
           WIDEプロジェクト(WIDE)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
 ┃良かった                                                          ┃
 ┃→ http://feedback.nic.ad.jp/1042/63475aa04c8040a0d2d3bb305f4ab77c┃
 ┃                                                                  ┃
 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃→ http://feedback.nic.ad.jp/1042/ced5f7ceda514aa3ce3a7836e8640755┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 2 】News & Views Column
      「JANOG Softwire WGを実施してみて」
                                   シスコシステムズ合同会社 土屋師子生
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

年に2回実施されているJANOGミーティングに参加してみて、違和感を抱いた
ことのある方はいませんか?特に、国内外のメーカーの方やシステムインテ
グレーターの方には多いかもしれません。
 
JANOG (JApan Network Operators' Group)はその名の通り、ネットワーク運
用のためのコミュニティであり、話されている内容も日々の運用に関連して
いるトピックが多いと思います。その中で、メーカーやシステムインテグレー
ターにおいて日々の運用に関する情報はお客様情報であり、なかなか共有で
きないことも多いため、ベンダーの方がJANOGというコミュニティに参加して
みて、自分たちの所属する会社やそれぞれの業務での内容を、うまくフィー
ドバックできないと感じた時に、違和感を抱いてしまうことが多いのではな
いかと思います。ここではうまくいったと思える例を紹介しましょう。

MAP (Mapping of Address and Port)は、ソフトバンクテレコム株式会社の松
嶋聡さんや各国のオペレーターによりその必要性が指摘され、現在IETFで議
論されているテクノロジーです。既にNTTグループのフレッツ網により全国規
模のIPv6サービスが展開されている日本では、今後IPv6のインフラ上でIPv4
インターネットの提供を考えた時にMAPのような技術は必要不可欠と考えら
れ、世界に先駆けて注目されていました。

多くの国産ベンダーの皆さんはサービス事業者の要求を受け、MAPの前身であ
る4rdをいち早くサポートしていました。ただし標準化のプロセスには時間を
要し、4rdはMAP->MAP-Eと変化していきました。時期的にはJANOG30の直後に
JANOG Softwire WGは設立され、その後のIETF 84でMAP-Eを標準プロトコルと
することが決められました。標準プロトコルでは、少なくとも二つ以上の相
互接続可能な実装が存在することが必要とされています(RFC6410)。そこで
JANOG Softwire WGではENOG (Echigo Network Operetors' Group)の協力をい
ただき、新潟長岡市にある株式会社NS・コンピュータサービス様にて相互接
続実験を実施しました。7ベンダー、九つの実装が相互接続試験に参加し、そ
のレポートはIETF 85でも報告いたしました。

http://tools.ietf.org/html/draft-janog-softwire-report
 
このWG活動は、物を動かす運用者と物を作るベンダー、プロトコルを運用し
ていくNOGと標準化プロトコルを決めていくIETFで、お互いに補完しあえる良
い活動であったと思っています。

なお、今回の活動内容は2013年1月24日(木)~25日(金)に行われるJANOG31で
も報告を行う予定です。
 
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog31/program/softwire.html

 
■著者略歴
 
土屋 師子生(つちや ししお)

シスコシステムズ合同会社在籍。1997年4月株式会社リコー入社、同年10月
RTN(現リコーテクノシステムズ株式会社)に出向、マルチベンダー環境での保
守/設計の技術サポートに従事。2000年シスコシステムズ入社。パートナー担
当部署を経て、NSC(ネットワークソリューションセンター)にて、さまざまな
プロジェクトに参加。現在はコンサルティングエンジニアとして、主にキャ
リアビジネスをサポート。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「レジストラ認定契約(RAA)とは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

レジストラ認定契約(RAA;Registrar Accreditation Agreement)とは、ICANN
とレジストラ双方の義務を定めた、レジストラがgTLD(分野別トップレベルド
メイン)(*1)の登録申請業務を行うにあたってICANNと締結する契約です。ド
メイン名に関連した業界では、英語での略称から「RAA」と呼ばれることが一
般的です。

gTLDの管理構造では、「レジストリ・レジストラモデル(*2)」と呼ばれるモ
デルが採用されており、トップレベルドメインを管理するgTLDレジストリは、
ICANNとレジストリ契約を締結した上で登録管理業務を行っています。そのレ
ジストリと登録者の間に立ち、gTLDの登録申請を取り扱うのが「レジストラ」
であり、ICANNと契約を締結しICANNが定めるポリシーを遵守することが求め
られています。

2012年12月現在、RAAには2001年5月の導入時に制定された版(*3)と、2009年
5月に改訂された版(*4)の、二つが存在しています。改訂版では、ドメイン名
登録を取り巻く状況の変化から、登録者の保護やレジストラに求められる最
低限のサービス基準などが新たに契約に盛り込まれました。改訂版制定以降
の新規認定レジストラはすべて改訂版を締結していますが、それ以前からの
認定レジストラは改訂版への移行中です。ICANNが移行に対するインセンティ
ブを用意したため、現在ではほぼ移行を完了していますが、レジストラがど
ちらのRAAを締結しているのかは、ICANNおよびInterNICのページにあるレジ
ストラ一覧(*5)(*6)から確認できます。

現時点で最新版の2009年版RAAですが、改訂承認時の条件だったこともあり、
改訂後も検討が継続されています。しかしながら、不正登録行為やプライバ
シー保護、リセラの管理といった問題に加え、インターネットの不正利用に
対する法執行機関からの対処要請など解決すべき課題は多い一方、RAA改訂は
レジストラの責務に直結するため、改訂案の合意にまでは至っていません。

(*1) http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ah.html#01-gTLD
(*2) http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/registry-registrar.html
(*3) http://www.icann.org/en/resources/registrars/raa/raa-17may01-en.htm
(*4) http://www.icann.org/en/resources/registrars/raa/ra-agreement-21may09-en.htm
(*5) http://www.icann.org/registrar-reports/accredited-list.html
(*6) http://www.internic.net/alpha.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2012年7月~2012年12月)
------------------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO   GA     GJ    PA   PJ   TOTAL
------------------------------------------------------------------------------------------
 7/1| 272 3533 352556 670 28518 16041 7385 4749 1830 2565 756734 120878           1295731
 8/1| 272 3535 353062 666 28584 16018 7366 4764 1831 2559 760232 121195           1300084
 9/1| 271 3531 353497 654 28645 15973 7357 4774 1832 2552 763584 121517           1304187
10/1| 270 3527 354056 659 28714 15917 7332 4786 1834 2551 765223 122154           1307023
11/1| 268 3527 354735 658 28799 15878 7309 4776 1834 2547 767950 121716           1309997
12/1| 268 3535 355406 658 28881 15852 7299 4766 1835 2544 766239 121937 4913 1266 1315399
------------------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語
 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
 PJ:都道府県型ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからの割り振りとJPNICへの返却ホスト数(2012年6月~2012年11月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   6 |     1024 |        0 |   96023808
   7 |     1024 |        0 |   93009854
   8 |     5120 |     1024 |   93013950
   9 |     1024 |        0 |   93014974
  10 |     1024 |        0 |   93015998
  11 |     1024 |        0 |   93017022
------------------------------------------


□統計情報に関する詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2012年12月4日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      1 |
  B会員     |      2 |
  C会員     |      3 |
  D会員     |    106 |
  非営利会員|     10 |
  個人推薦  |     33 |
  賛助会員  |     41 |
 ---------------------
  合計      |    199 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2012年12月17日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           411


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2013.1.13(日)~18(金)        35th APAN Meeting (Hawaii, U.S.A.)
  2013.1.22(火)~23(水)        "知っておくべきIPv6対応"セミナー「IPv6
                               CATVネットワーク編」(東京、アリス・グ
                               ループ・ジャパン会議室)
  2013.1.24(木)~25(金)        JANOG31 (東京、東京ミッドタウンホール&
                               カンファレンス)
  2013.1.27(日)~2.4(月)       SANOG 21 (Cox's Bazar, Bangladesh)
  --------------------------------------------------------------------
  2013.2.4(月)~2.6(水)        NANOG 57 (Orlando, U.S.A)
  2013.2.13(水)                第94回通常理事会 (東京、JPNIC会議室)
  2013.2.19(火)~3.1(金)       APRICOT 2013 (Singapore, Republic of 
                               Singapore)
  2013.2.25(月)~3.1(金)       APNIC 35 (Singapore, Republic of 
                               Singapore)
  2013.2.24(日)                APSTAR Retreat (Singapore, Republic of 
                               Singapore)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
___________________________________
■■■■■  JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています  ■■■■■
  :::::  会員リスト  :::::  http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/
  :::: 会員専用サイト ::::  http://www.nic.ad.jp/member/ (PASSWORD有)
□┓ ━━━  N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□
┗┛          お問い合わせは  jpnic-news@nic.ad.jp  まで          ┗┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
===================================
 JPNIC News & Views vol.1042 【定期号】

 @ 発行         社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター
                 101-0047 東京都千代田区内神田3-6-2
                          アーバンネット神田ビル4F
 @ 問い合わせ先   jpnic-news@nic.ad.jp
===================================
___________________________________
           本メールを転載・複製・再配布・引用される際には
       http://www.nic.ad.jp/ja/copyright.html をご確認ください
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
登録・削除・変更   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/
バックナンバー     http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/
___________________________________
■■■■■     News & ViewsはRSS経由でも配信しています!    ■■■■■
::::: http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/index.xml  :::::
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■■◆                          @ Japan Network Information Center
■■◆                                     @  http://www.nic.ad.jp/
■■

Copyright(C), 2012 Japan Network Information Center
      

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

このフォームをご利用した場合、ご連絡先の記入がないと、 回答を差し上げられません。 回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2019 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.