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/P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.949【特別号】2012.3.23 ◆
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◆ News & Views vol.949 です
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『ネトボラ宮城』は、宮城県を中心に、被災地での「ネトボラ=ネットボラ
ンティア」を行う団体です。本号では、震災発生からちょうど1年に当たる
2012年3月11日に行われたイベントの様子などをお届けします。
なお、ネトボラ宮城活動レポートのバックナンバーについては、以下のURLか
らご参照ください。
□ ネトボラ宮城活動レポートバックナンバー
http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/net-volunteer.html
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◆ ネトボラ宮城活動レポート [第9回]
~1年後とこれから~
ネトボラ宮城代表/東北大学病院 佐藤大
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東日本大震災の発生からちょうど1年目の2012年3月11日は、日曜日でした。
各地で慰霊祭や追悼式典が行われ、また復興支援のキャンペーンやボランティ
アのイベントなど、多くの催しが行われました。そして、ある人は親類や知
人を追悼し、ある人は被災地を巡って地元の商品を買い、ある人はボランティ
ア活動に参加し、ある人はボランティア仲間の輪を広げました。また、あえ
て何もせず、普通に過ごしたという人もいました。
私はいろいろと迷った末に、仙台市の東北大学片平キャンパス・さくらホー
ルで開催された『3.11東日本大震災 市民とボランティアのつどい(*1)』に
行ってきました。さまざまな形で支援を行う約40の団体が集まり、活動の発
表や実演、海産物や手作りグッズの販売等を通して、つながりを作ろうとい
うイベントです。
(*1) http://www.311tohoku.jp/
会場には、ワカメや牡蛎などの海産物や、米やイチゴなどの農産物の試食・
販売ブースがいくつもありました。13時からのイベントだったのですが、食
事をせずに行くべきだったのかもしれません。こういう第一次産業の産品が
売られていると、津波の被害を受けた土地でも地に足をつけた仕事が少しず
つ始まっているんだと、とても感慨深い想いを持ちました。また物販のブー
スでは、仮設住宅の集会所に集まって手作業で作ったアクセサリーや手芸品
などがありました。震災で発生した瓦礫から作った、陸前高田の
「瓦Re:KEYHOLDER(ガレキーホルダー)(*2)」が印象的でした。
(*2) http://flat.kahoku.co.jp/u/volunteer12/nP9Q8jdRm1xtChIBaLrJ/
似顔絵や絵手紙などの「気持ち」を支える団体がいくつも出展していたのは、
印象的でした。支援というと、つい物資・金銭の提供や労働を思い浮かべて
しまいますが、仮設住宅や避難先などの知り合いの少ない中で暮らす人たち
には、こういった「気持ち」の支援は必要なのかもしれません。
「できること」のデータベース「skillstock(*3)」も出展していました。例
えば「パソコンの使い方を教えることができます」とか「人の話を聞けます」
とか、とにかく自分ができることを登録しておくものです。その一方で、
「こういう人を探してます」という情報も集めて、マッチングをしようとい
うサイトです。Facebookアカウントでスキル登録ができるので、皆さんもま
ずは登録してみてはいかがでしょう。
(*3) http://skillstock.net/
その隣のブース「Ready for?(*4)」はクラウドファンディングで、実行者が
やりたいプロジェクトを企画・提案し、支援をWebサイト上で募るというもの
です。気になるプロジェクトがある人は、このWebサイト上で金額を決めて支
援予約をします。この予約の合計額がプロジェクトの目標金額に到達すれば、
支援者は引換券購入という形で資金を提供し、実行者は資金を得ます。引換
券というのは、例えば「千円の支援でステッカーをプレゼント」など、実行
者が提示したものです。資金確保に苦労している団体は多いので、このよう
な資金集めの仕組みがプラットフォーム化されているのは、プロジェクト遂
行の敷居を下げるのに役に立ちそうです。
(*4) https://readyfor.jp/
また、仙台の学生が中心となって活動している「情報ボランティア@仙台
(*5)」も出展していました。支援団体や各地の動きを、ブログで発信してい
る団体です。この団体と他のいくつかの団体は、来訪者の写真を画用紙に書
いたメッセージとともに写真に撮り、Webサイトに載せるという活動もしてい
ました。支援しようという人たちの気持ちを見えるようにするという意味で、
こういうやり方もアリなんですね。
(*5) http://flat.kahoku.co.jp/u/volunteer16/
この他にも、子供たちのチアリーディングや、仙台や東北のご当地ヒーロー、
各地のゆるキャラまで登場して、とてもにぎやかなイベントでした。今後の
支援でも、このにぎわいが続いて欲しいものです。今後もさまざまな復興支
援イベントが、日本各地で開催されていきます。ネトボラ宮城では、これら
のイベントをまとめてGoogleカレンダー上に登録し、公開しています。ネト
ボラ宮城Webサイト(*6)左側のメニュー「復興イベントカレンダー」からたど
れますので、近所で気になるイベントを見つけたら、ぜひ参加してみてくだ
さい。
(*6) http://netvol-myg.w3m.jp/
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この日が支援うんぬんだけで終わるのは嫌だったので、夕方からは仙台市天
文台の天体観望会に行きました。あいにくの雨で星を見ることはできません
でしたが、天文台のスタッフやサポーターから話を聞くことができました。
震災直後は広範囲に停電していたため、仙台の街中からも怖いほどきれいな
星空が見えたそうです。でも「星がきれい!」なんて言える雰囲気でもなく、
心から楽しむことはできなかったとか。誰もが心から星空を満喫できる日が、
少しでも早く来ることを祈ります。
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ネトボラ宮城の詳細については、http://netvol-myg.w3m.jp/
もご覧ください。
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JPNIC News & Views vol.949 【特別号】
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