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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.989【定期号】2012.7.17 ◆
  _/NIC
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    ┏━━━━━━━━━━━━┓    ★  2012年7月31日(火) 13:30~  ★
  ┏┫   第34回 ICANN報告会   ┣┓  ☆  シスコシステムズ合同会社   ☆
  ┃┗━━━━━━━━━━━━┛┃  ★  東京本社会議室(21F)にて    ★
  ┗━┛ JPNIC・IAjapan共催 ┗━┛   申込受付は7月30日(月)17:00まで!
詳細はこちら → http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2012/20120712-01.html
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◆ News & Views vol.989 です
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本号では、2012年6月24日から29日にかけて、チェコ共和国の首都プラハで開
催されたICANN会議のレポートをお届けします。

新gTLDの申請受け付け期間が終了し、ICANNにより申請文字列が公開されたす
ぐ後というタイミングで開催された会議でしたが、申請期間中に当初の想定
外の問題が発生したことなどもあり、引き続き新gTLD関連の議論が活発に行
われました。

なお、今回のICANN会議についても、7月31日に都内で報告会を開催いたしま
す。会場は前回の報告会と同様に、東京・六本木のシスコシステムズ合同会
社東京本社会議室で、参加申込受付は7月30日までとなっております。みなさ
まぜひご参加ください。

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◆ 目次
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【 1 】特集 「ICANNプラハ会議報告」
【 2 】News & Views Column
       「JPOPFとJPNICに期待すること」
        株式会社ファイバーネットワーク  山口二郎氏
 【 3 】インターネット用語1分解説
       「国際電気通信規則(ITR)とは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 1 】特集 「ICANNプラハ会議報告」
                                   JPNIC インターネット推進部 前村昌紀
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2012年6月24日(日)から29日(金)まで、チェコの首都プラハで、第44回ICANN
会議が開催されました。プラハは街の中心をヴルタヴァ川(日本では一般的に
ドイツ語のモルダウ川として知られます)が流れ、古いながらカラフルな街並
みが多く残る美しい街です。1週間弱の滞在中、食事や買い物の際に触れ合う
現地の方々は皆さん親切で、美しい街並みとともに暮らしやすさが印象に残
りました。

さて本稿では、このプラハ会議で印象に残った「新gTLDプログラム」「WHOIS
に関連する話題」「事務総長の交代」の話題を中心にご紹介していきます。


・新gTLDプログラムに関して

新gTLD申請締め切りと申請文字列公表から1ヶ月経たないうちのICANN会議と
いうことで、新gTLDプログラムの今後に関して多く語られた会議でした。新
gTLDの申請件数は1,930件で、巨額の申請料収入が既に話題に上っていたこと
からか、オープニングセレモニーで理事会議長のSteve Crocker氏は、「新
gTLDプログラムはICANNにとって大きな試練で、厳密な支出管理と体制強化に
注意深く取り組んでいく」と明言していました。

新gTLD申請受付に関して、予定外のことが2点起こりました。一つは申請受付
システム(TAS)の不具合です。当初の新gTLD申請締め切り予定日である2012年
4月12日(木)当日になって、TASに不具合が発見されたとして申請受付が凍結
されました。その後不具合の解析と正常化に1ヶ月強を要した結果、5月21日
(月)に申請受付が再開され、5月30日(水)に締め切られました。

この申請受付スケジュールの変更により、新gTLD申請文字列の公表は6月13日
(水)となり、"Reveal Day"と名づけられ、ロンドンでイベントが実施される
とともに、申請文字列が公開されました(*1)。

(*1) Reveal Day 13 June 2012 ? New gTLD Applied-For Strings
     http://newgtlds.icann.org/en/program-status/application-results/strings-1200utc-13jun12-en

二つ目の問題は、「Digital Archery」と名づけられたBatchingに関するシス
テムの不具合です。新gTLDプログラムでは、500件以上の申請が寄せられた場
合、いくつかのグループに分けて申請処理を行うことが定められています。
このグループ分けをBatchingと呼びます。申請件数は1,930件と、500件を超
えたことから、Batchingが実施されることになりました。

前回コスタリカ会議までには「Secondary time-stamp process」としか記述
されなかったBatchingプロセスには、Digital Archeryと呼ばれる方式が採用
されました。これは、申請者がICANNに対して特定の時刻を指定し、その時刻
ちょうどを狙ってWeb上でボタンを押す動作を行った上で、指定時刻とボタン
を押す時刻の差として得られる数値を、Batchingの優先順位として評価する
というものです。

申請者はこのDigital Archeryのプロセスを、プラハ会議会期中である6月28
日(木)までに行うことになっていましたが、会期直前の6月23日(土)にDigital
Archeryのプロセスを一時凍結するというアナウンスがなされました。これ
は、申請者から、環境によって評価数値が異常値を示すことが報告されたこ
とを受けたものでした。

プラハ会議の関連セッションでは、主に申請者からDigital Archeryに関する
懸念や非難が多く呈され、結果的に、会期中6月27日(水)に開催した理事会・
新gTLDプログラム委員会は、一時凍結中であったDigital Archeryプロセスを
中止することを決議しました(*2)。

(*2) Approved Resolution | Meeting of the New gTLD Program Committee
     27 June 2012
     http://www.icann.org/en/groups/board/documents/resolutions-new-gtld-2-27jun12-en.htm

プラハ会議では、Digital Archeryに代わるBatchingプロセスに関して、申請
文字列を「IDN」「競合あり」などの性質で分ける方法や、そもそもBatching
を実施しない(つまり単一 batch)などのアイデアが関連セッションで提示さ
れましたが、これが決まるのは今後ということになります。

新gTLDプログラム全体としては、このようなトラブルの他に、申請評価を行
う事業者を確定したことが報告されるなど、プロセスに進捗も見える中、TMCH
(Trademark Clearinghouse)、URS (Uniform Rapid Suspention)といった商標
保護施策に関しては、具体的な実装方法を検討している段階であり、関係者
にとっては目を離せない時期と言えるでしょう。それを反映して、新gTLDプ
ログラムの概括的な進捗報告がなされた「New gTLD Program Update」セッ
ションは、座る場所を見つけることができないほどの盛況さでした。


・WHOISに関連する話題

新gTLDプログラム以外では、WHOISに関する話題がいろいろな形で議論されて
いたのが印象的でした。

一つは、RAA(レジストラ認定契約)の改定検討です。オープニングセレモニー
の直後に「Update on the RAA Negotiation (*3)」という名前でセッション
が持たれ、ICANN事務局から具体的なたたき台が提示された上で、議論の場が
持たれました。ここでの主要なテーマは、WHOISデータの正確性維持について
でした。

(*3) Update on the RAA Negotiations
     http://prague44.icann.org/node/31631/

WHOISデータの正確性に関しては、そもそも登録者にデータの更新を求め続け
ることの負担、プロキシサービス(代理登録)やプライバシーサービス(一部
データの非開示)の存在など、いろいろな困難がある一方で、法執行機関から
は登録者を確実に同定することが求められています。これらの制約の中、ど
うバランスを取ってルールを定めるのか、今後の動向が気になります。

二つ目は、.comの契約更改の件です。これはプラハ会議直前のICANN理事会で
決議されたものです。.comは最も古いgTLDと言え、既に1億件を越える登録数
を持ちますが、thin WHOIS(ネームサーバに登録する情報を除き、登録者に関
する情報をレジストリ側では持たず、レジストラに分散して台帳を持つWHOIS
データベース)の機構を持ちます。現在あるgTLDの中では、.comと、同じく米
国VeriSign社がレジストリとなっている.netだけが、このようなthin WHOIS
となっています。契約改定に関する議論経過を示す情報(*4)には、thick 
WHOIS(レジストリが統一して台帳を持つWHOISデータベース)への移行が触れ
られていますが、契約改定に盛り込まれてはいません。

(*4) .com Registry Agreement Renewal(意見募集ページ)
     http://www.icann.org/en/news/public-comment/com-renewal-27mar12-en.htm

今後このthick WHOIS化の問題は、GNSO(分野別ドメイン名支持組織)のポリ
シー策定プロセスによって検討されることになっていますが、プラハ会議で
は、.comのthick WHOIS化を求める声が複数聞かれました。

最後は、WHOISレビューチームの最終報告書です。WHOISレビューは、ICANNの
AoC(責務の確認)(*5)でも重要な責務として位置づけられている、WHOISポリ
シーに関して改善検討を行うものです。会期直前のICANN理事会で最終報告書
の受領が決議され、プラハ会議でもパブリックフォーラムなどで話題に挙が
りました。

(*5) インターネット用語1分解説「AoCとは」
     http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/aoc.html

このように、多様な形でWHOISに関して議論されるのは、ドメイン名レジスト
リがその本質として登録者データベースを管理するものであり、インターネッ
トの浸透とともに、その本質的な機能に対する要請が高まっていることを示
すものだと感じました。

WHOISポリシーの話題については、文末でご紹介しているICANN報告会でも詳
しく取り上げる予定ですので、ご興味のある方はぜひご参加ください。


・新事務総長

プラハ会議直前の6月22日(金)に、Rod Beckstrom氏に替わる新しい事務総長
兼CEOにFadi Chehade氏が指名されたことが発表され、プラハ会議で初お目見
えとなりました。Chehade氏はレバノン、エジプト、米国の三つの国籍を持
ち、米国においてIBM社を含むいくつかのIT企業で経営の経験を持っていま
す。オープニングセレモニーでは、その生い立ちが持つ多文化性と、柔らか
く静かな口調の中にも、強い意志と職務遂行能力の高さを伺わせるスピーチ
を行い、満場の拍手を受けました。Chehade氏は2012年10月に事務総長として
着任し、それまでの間はCOOであるAkram Atallah氏が、暫定事務総長を務め
ます。

Beckstrom氏は本プラハ会議会期直後の7月1日で3年の任期満了でしたが、こ
の間にIDN ccTLDファストトラックや、新gTLDプログラムを開始したという大
事業を成し遂げた業績は、同じく満場の拍手をもって称えられました。


・ICANN報告会

JPNICでは財団法人インターネット協会(IAjapan)と共催で、2012年7月31日
(火)に、東京・六本木のシスコシステムズ合同会社東京本社会議室にて、第
34回ICANN報告会を開催いたします。本稿に収められない内容も、プラハ会議
に参加なさった方々から報告されます。皆様のご参加を心よりお待ちしてお
ります。

第34回ICANN報告会
http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2012/20120712-01.html


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 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
 ┃良かった                                                          ┃
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 ┃                                                                  ┃
 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃→ http://feedback.nic.ad.jp/989/dbc55cea37033023062f618217aec3c6 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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【 2 】News & Views Column
       「JPOPFとJPNICに期待すること」
                               株式会社ファイバーネットワーク 山口二郎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM)が開催され、活発な議論
が交わされました。JPOPMは最新のRIRの動きなどの情勢を把握できるため、
非常に有用な会議です。私はJPNICオープンポリシーフォーラム(JPOPF)が創
設される前からJPOPMに参加しているのですが、今のJPOPFとJPNICの立場には
違和感があります。

以前JPOPMはJPNICが主催し、コンセンサスプロセスを経て、APNICに上げるべ
き提案についてはJPNICが主導的にAPNICに議題を提案していました。この時
にJPNICがAPNICとJPOPMとの間で板挟みになってしまうことなどもあり、JPNIC
担当者の苦労は相当のものだったのではないでしょうか。しかし、それだけ
JPOPMのコンセンサスは重く、JPNICは日本の代表としてAPNICと調整し、問題
なく実装された議案もありました。

さて、今のJPOPMはどうでしょうか?APNICに上げるべき提案については、議
題がコンセンサスとなっても、提案者はAPNICで同じ議案を提案し、コンセン
サスを経てようやくJPNICがAPNICと調整して実装に入ります。逆に言えば、
JPOPMでコンセンサスとならなくても、APNICでコンセンサスが得られれば良
いわけで、この意味ではJPOPMでのコンセンサスには重みがなく、いわば、
JPOPMでの提案というものは、「APNIC Policy-SIGゴッコ」にすぎないように
感じています。

もう一つの大きな問題として、提案に対する意見表明の方法が挙手であるこ
とが挙げられると考えます。JPOPMの会場での意見確認は挙手で行なっていま
す。しかも正確に数を数えていますので、初めて参加している人や判断に迷っ
ている人は棄権か反対を選択しがちです。最近のJPOPMでの新規の提案の多く
が否決されているのは、提案内容が複雑になっていることと、挙手による意
見表明が重なって起こっている現象ではないかと思われます。

それでは、これからどうしていけばより良くなるのでしょうか?まずは、
JPOPFでコンセンサスとなった議案のAPNICへの提案方法を変えるとよいので
はないでしょうか。例えば、コンセンサスとなった議案はJPNICが共同提案者
となって、APNICに提案するように義務付ける、「JPNIC共同提案化」。JPNIC
はNIRだけではなく、公益法人として日本のインターネット業界の代表とし
て、ぜひ頑張っていただきたいのです。JPNICはAPNICメンバーですから、
APNICフォーラムの一員として提案を行っても何ら問題ないはずです。

次に、意見表明の仕方について。IETFではハミングを使うなどで、匿名性を
持ちつつ、全体の合意へ導いていきます。日本でハミングは文化的には難し
そうですから、拍手を使うなどして多数合意の方向へ導くようにします。意
見確認は、JPNIC総会と同じく棄権、反対、それ以外は賛成、として「反対せ
ず」は賛成として提案を通りやすくすれば、新たなことにチャレンジする人
を応援し、日本のインターネットコミュニティを進化させることができるの
ではないかと信じています。

上記のような対策でも、相当良くなるとは思いますが、究極的にはJPNICがRIR
となることが一番ではないかと思っています(*)。RIRになれば、APNICで再提
案する必要は無く、JPOPFのコンセンサスがそのままRIRポリシーに実装され
ます。JPNICはAPNICより歴史があるのですから、APNICの無い時代に戻るとい
うことです。さすがにこれは難しいでしょうけれども、他国のNIRと連携して
新規にRIRを立ち上げるということもありではないかと思ってしまいます。

JPOPFやJPOPMに関して全く知らない方にとっては、何を言っているのかさっ
ぱり?と思われるかもしれませんが、インターネットに関する熱い議論が交
わされる場としてJPOPMが存在することを知っていただき、ぜひご参加いただ
ければと思います。

(*)[編集部注]
    現状の規約では、JPNICがRIRになることはできません。
    http://www.icann.org/en/news/in-focus/global-addressing/new-rirs-criteria


■筆者略歴

山口 二郎(やまぐち じろう)

1994年株式会社インターネットイニシアティブ入社。設計、構築などネット
ワーク関連業務に従事。1999年~2006年にわたりInternet Weekのチュートリ
アル講師を担当。2012年4月1日より現職の株式会社ファイバーネットワーク
代表取締役社長。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「国際電気通信規則(ITR)とは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

国際電気通信規則(International Telecommunication Regulations; ITR)と
は、国際電気通信連合(International Telecommunication Union; ITU)が定
める、国際電気通信業務の提供、運用、料金決済などに関する業務規則の一
つです。ITUは国際連合に設置されている専門機関の一つで、国際電話のため
の各国間の調整や無線周波数帯の割り当てなど、電気通信および無線通信に
おける標準化や規制を行っています。

ITUには、四つの基本文書があります。頂点にITU憲章(Constitution)があり、
それを補完するものとしてITU条約(Convention)があります。さらにITU条約
を補完するものとして、無線通信規則(Radio Regulations; RR)と、このITR
の二つの規則が定められています。

ITRは1988年に制定されて以来、これまで一度も改定されませんでしたが、通
信業界の自由化およびインターネットの発展など状況が大きく変化したため、
2010年に準備のための作業部会がITUに設立され、ITRを変更する方向で検討
が進められています。ITU加盟各国から提出されている改定案の中には、イン
ターネットをITRの対象に含める内容のものや、コンテンツ規制につながる可
能性のあるもの、現在のICANNを中心とする体制と競合する体制での番号・名
前アドレス資源の配分メカニズムを提案するものなどがあることから、議論
の行方が注目されています。

2012年7月時点では、ITRを変更する際に開催が必須となっている、世界国際
電気通信会議(World Conference on International Telecommunications;
WCIT)の2012年12月開催に向け、

・2010年にITU理事会の下に設置された、準備作業部会
・2012年2月から各地域で開催されているITUの地域フォーラム

で議論された結果を元に、ITU事務局による提案の整理と、ITU理事会での
提案への対処が検討されている状況です。


[参考]

・ITRの見直しについて(JPNIC前村昌紀によるJPNICオープンポリシーミーティ
  ングでの講演)
  http://venus.gr.jp/opf-jp/opm22/jpopm22-08.pdf

・Internet Society (ISOC)によるITR解説ページ
  http://www.internetsociety.org/itr/

・現行(1988年制定)のITR
  http://www.itu.int/oth/T3F01000001

・World Conference on International Telecommunications (WCIT-12)
  http://www.itu.int/en/wcit-12/


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2012年2月~2012年7月)
--------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO   GA     GJ    TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------
 2/1| 273 3532 348302 724 27957 16263 7408 4691 1833 2592 730937 119819 1264331
 3/1| 273 3537 348818 708 28073 16205 7407 4698 1831 2591 737021 120165 1271327
 4/1| 273 3537 349707 697 28233 16208 7412 4712 1831 2588 743025 120441 1278664
 5/1| 272 3539 350944 686 28339 16169 7408 4724 1830 2580 748157 120978 1285626
 6/1| 272 3537 351914 680 28451 16119 7397 4742 1830 2573 753060 120858 1291433
 7/1| 272 3533 352556 670 28518 16041 7385 4749 1830 2565 756734 120878 1295731
--------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからの割り振りとJPNICへの返却ホスト数(2012年1月~2012年6月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   1 |     4096 |        0 |   92995518
   2 |    46080 |    43008 |   92998590
   3 |    19456 |    18432 |   92999614
   4 |     2048 |        0 |   93001662
   5 |     6144 |        0 |   93007806
   6 |     1024 |        0 |   96023808
------------------------------------------


□統計情報に関する詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2012年7月13日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      1 |
  B会員     |      2 |
  C会員     |      3 |
  D会員     |    107 |
  非営利会員|     10 |
  個人推薦  |     33 |
  賛助会員  |     40 |
 ---------------------
  合計      |    199 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2012年7月17日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           408


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2012.7.18(水)~20(金)        Asia-Pacific Regional IGF (東京)
                               LACNIC CARIBBEAN 4 
                               (Port-au-Prince, Haiti)
  2012.7.18(水)                IPv6対応セミナー IPv6基礎編I、IPv6基礎
                               編II、IPv6セキュリティ編[座学]
                               (東京、エッサム神田ホール)
  2012.7.19(木)                IPv6対応セミナー IPv6ネットワーク編[ハ
                               ンズオンセミナー](東京、JPNIC会議室)
  2012.7.20(金)                IPv6対応セミナー IPv6サーバ編[ハンズオ
                               ンセミナー](東京、JPNIC会議室)
  2012.7.27(金)                IPアドレス管理指定事業者定例説明会 
                               (東京、JPNIC会議室)
  2012.7.29(日)~8.3(金)       84th IETF (Vancouver, Canada)
  2012.7.31(火)                第34回ICANN報告会
                               (東京、シスコシステムズ合同会社)
  --------------------------------------------------------------------
  2012.8.21(火)~31(金)        APNIC 34 (Phnom Penh, Cambodia)
  2012.8.25(土)~29(水)        34th APAN Meeting (Colombo, Sri Lanka)
  --------------------------------------------------------------------
  2012.9.10(月)~11(火)        euronog 2012 (Budapest, Hungary)
  2012.9.18(火)                IPv6対応セミナー IPv6基礎編I、IPv6基礎
                               編II、IPv6セキュリティ編[座学]
  2012.9.19(水)                IPv6対応セミナー IPv6ネットワーク編[ハ
                               ンズオンセミナー]
  2012.9.20(木)                IPv6対応セミナー IPv6サーバ編[ハンズオ
                               ンセミナー]
  2012.9.21(金)                IPv6対応セミナー IPv6 CATVネットワーク
                               編[ハンズオンセミナー](東京、アリス・
                               グループ・ジャパン 会議室)
  2012.9.24(月)~28(金)        RIPE 65 (Amsterdam, The Netherlands)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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 JPNIC News & Views vol.989 【定期号】

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