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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1128【臨時号】2013.9.24 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.1128 です
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2013年7月中旬に南アフリカのダーバンで開催されたICANN会議を受けて、第
37回ICANN報告会を、2013年8月20日に開催いたしました。

ICANNダーバン会議そのものについてのレポートは、vol.1111号で発行してお
りますが、本号では、そのレポートで報告できなかった「新gTLD関連」「各
支持組織(SO)/諮問委員会(AC)関連動向」についても取り上げています。

□ICANNダーバン会議報告 (vol.1111)
  https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2013/vol1111.html

また、今回のICANN報告会では、最後に今回の会議の感想を聞く、パネルディ
スカッションが開催されました。

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◆ 第37回ICANN報告会レポート
                                     JPNIC インターネット推進部 山崎信
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2013年8月20日(火)、東京・六本木にあるシスコシステムズ合同会社の東京本
社会議室にて、JPNICと一般財団法人インターネット協会(IAjapan)の共催で、
第37回ICANN報告会を開催しました。

これは2013年7月14日(日)~18日(木)までの5日間にわたり、南アフリカのダー
バンにおいて開催された、第47回ICANN (The Internet Corporation for 
Assigned Names and Numbers)会議の内容をご報告するものです。今回の報告
会には、28名の方にご参加いただきました。


■ プログラム(講師敬称略)

1. ICANNダーバン会議概要報告
   一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター  奥谷泉

2. ICANN国コードドメイン名支持組織(ccNSO)関連報告
   株式会社日本レジストリサービス 高松百合

3. ICANN政府諮問委員会(GAC)報告
   総務省総合通信基盤局電気通信事業部データ通信課 山口修治

4. ICANN GNSOレジストリ部会(RySG)及び新TLD申請者グループ(NTAG)の最新
   動向/新gTLDプログラムの最新動向
   株式会社日本レジストリサービス 遠藤淳

5. ICANN GNSO知的財産部会(IPC)の最新動向/新gTLDの商標保護策に関する
   動向
   株式会社ブライツコンサルティング 村上嘉隆

6. ICANNセキュリティと安定性に関する諮問委員会(SSAC)/DNSルートサー
   バー・システム諮問委員会(RSSAC)の動向
   株式会社日本レジストリサービス 佐藤新太

7. WHOISに関する動向
   一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 前村昌紀

なお、ダーバン会議そのものの概要については、vol.1111(*1)にてご覧いた
だけます。

(*1) https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2013/vol1111.html

本稿では、このICANN報告会でレポートされた各トピックを、「会議の全体概
要」「新gTLD関連」「支持組織/諮問委員会関連」の大きく三つのカテゴリに
分けて、主なものを取り上げてご紹介します。


■ ICANNダーバン会議の概要

会議全体の概要については、JPNICの奥谷がまとめていました。それによると
JPNICの奥谷による概要報告では、会議の模様、新gTLDの状況、ICANN戦略計
画、シンガポールに開設されたICANNのアジア拠点、gTLDのWHOISのあるべき
姿の見直し、新gTLDに関するセキュリティ関連の取り組み、および政府諮問
委員会(GAC)からのGAC勧告(GAC Advice)などについて概要を報告しました。

会議の模様としては、国際電気通信連合(ITU)のHamadoun Toure事務総局長が
ビデオメッセージながらオープニングセレモニーに登場したり、ICANN事務総
長のFadi Chehade氏のスピーチを南アフリカ出身のアーティストがその場で
絵を描いて表現したりするなど、興味深い取り組みがなされていたようです。


■ 新gTLD関連

新gTLDに関する話題は、山口氏、遠藤氏、村上氏からそれぞれ発表がありま
したので、以下にまとめます。

ダーバン会議の会期中に、公開の場でICANNといくつかの新gTLDレジストリ、
およびレジストラとの契約書の調印式が行われました。

- ICANN-レジストリ間契約:レジストリ契約(Registry Agreement; RA)
- ICANN-レジストラ間契約:2013年版レジストラ認定契約(2013 Registrar
  Accreditation Agreement; RAA)

これらの改訂された契約は、新gTLDレジストリ、および新gTLDドメイン名を
扱うレジストラにとっては必須となるもので、契約書のひな形の最終調整に
時間がかかっていたものです。発表者のうち新gTLD申請に密接に関わってい
る人たちからは、ダーバン会議で契約書の調印にこぎつけたのは驚きだとい
う発言もありました。

また、ダーバン会合でのGAC勧告の詳細については、総務省の山口氏よりご報
告いただきました。ダーバン会合では「いくつかの特定の文字列に対するGAC
の反対」「政府間機関(IGO)の名称保護」「地理的名称およびコミュニティの
申請に関するもの」「DNSの安全性および安定性」などについて新たにGAC勧
告が出されました。一方セーフガード助言カテゴリー1(消費者保護、参入規
制等への配慮が必要な文字列)については収束せず、引き続きGACと新gTLDプ
ログラム委員会(NGPC)が対話を継続することとなりました。地理的名称申請
については、将来「新gTLD申請のための申請者ガイドブック」改訂の際に、
GACは国内・文化・地理・宗教に関する保護に取り組むとしました。コミュニ
ティによる申請では、異議申し立て費用が高いことを指摘した上で、コミュ
ニティからの視点の考慮を検討し、コミュニティへの効果の改善を勧告して
います。

株式会社日本レジストリサービス(JPRS)の遠藤氏からは、新gTLDを申請中の
組織が、新gTLD申請者グループ(NTAG)からレジストリ利害関係者グループ
(RySG)へ所属を変更する動き、ICANN外で作られたブランドTLDなどの申請者
グループおよびドメイン名事業者団体との意見交換が行われたことが報告さ
れました。また、レジストリ契約締結手続きや委任前試験の詳細を含む新
gTLDプログラムの進捗状況、名前衝突(Name Collision)に関するリスク調査
結果の発表およびそれに対してICANNが提案したリスク軽減策の案などについ
て共有いただきました。

株式会社ブライツコンサルティングの村上氏からは、Trademark 
Clearinghouse(TMCH)において、Trademark Claimsの対象として、過去に統一
ドメイン名紛争処理方針(Uniform Domain Name Dispute Resolution Policy; 
UDRP)によるドメイン名紛争解決または裁判となり申立者が勝訴した文字列
を、最大50件までTMCHに追加できるようになったことを紹介いただきました。
さらに、Uniform Rapid Suspension (URS)の申請時に必要な、具体的な情報
についても紹介がありました。他に、GAC勧告のうち、地理的名称(特に
.amazon)について、IPCなどからの反論を行ったことが報告されました。


■ 各支持組織(SO)/諮問委員会(AC)関連動向

ICANNの方針策定において理事会を支援し必要に応じて勧告を行う支持組織
(SO)と、理事会に助言を行う諮問委員会に関連した話題としては、今回は
ccTLDレジストリにより構成されるccNSOと、セキュリティ専門家により構成
されるSSAC、ルートサーバオペレータ等により構成されるRSSACに関して動向
が報告されました。

JPRSの高松氏からは、ダーバン会議でのccNSO関連の進捗についてご報告いた
だきました。まず開催された会合の一覧、IDN ccTLDに関する恒久的ルールお
よび該当部分をICANN理事会に提案する予定となっていることが報告されまし
た。続いて、異体字(Variant)を用いたIDN ccTLDについて導入検討を行う、
IDN Variant TLDプログラムの進捗として、以下二つのパネルが活動を開始し
たことが紹介されました。

・言語・文字の追加および異体字ルールの作成を検討する生成パネル
  (Generation Panel)
・生成パネルが作成したルールを統合する統合パネル(Integration Panel)

他に、ICANNに対するccNSOの財政面からの貢献、ccNSOにおける決議へのメン
バーの参加に地域によって偏りがあること、などについてご報告いただきま
した。

JPRSの佐藤氏からは、ダーバン会議でのSSAC関連のミーティングおよび関連
セッション、新gTLD関連トピックス、およびRSSACの概要、組織改革、文書公
開予定などについてお話しいただきました。SSACの新gTLD関連トピックスと
しては、内部利用名によるSSL証明書について認証局と協力して新gTLD開始時
の対応を定めること、ドットなしドメインの利用への反対、名前空間の衝突
があります。このうち、最後の項目は、ルートサーバへのDNS問い合わせ結果
に現時点では存在しないTLDが含まれており、それらの中に新gTLDとして申請
されているTLD名と一致する問い合わせが存在しているため、新gTLDの利用が
開始されるとセキュリティの観点から問題となることが指摘されており、ダー
バン会議の場で議論が行われました。

RSSACについては、これまでは主な活動の場がIETFだったものが今後はICANN
会合に移行していくこと、従来は議長以外の構成メンバーの定義がなかった
ものが、ICANN理事会が指名し活動の中心となる執行委員会(Executive 
Committee)および活動をサポートする幹事会(Caucus)から構成されることに
なりました。Executive Committeeのメンバー構成(主に各ルートサーバ運用
組織の代表者から構成される)は決まりましたが、Caucusについては検討中と
なっています。


■ WHOISに関する動向、パネルディスカッション

JPNICの前村より、前回に引き続いてWHOISに関する動向を報告しました。主
に専門家作業部会(WHOIS EWG)の報告書、中でもAggregated Registration 
Data Service (ARDS)についての説明が中心となりました。EWGは要件、利用
者、利用目的などについて検討を行い、ARDSはこれらを踏まえた設計原則の
多くをかなえるモデルとして提案されました。ARDSは一元管理されたgTLD 
WHOISとでも呼べるもので、利用目的に応じてアクセスする資格を与え、その
資格に応じたデータが提供されることが想定されています。関連して、IETF
で議論されているWHOIS-based Extensible Internet Registration Data 
Service (WEIRDS)についても説明しました。

パネルディスカッションでは、各パネリストから今回の会議についての感想
を述べるところから始まり、もっと日本からICANN会議に参加してほしいとの
発言が複数のパネリストからありました。久しぶりにICANN会議に参加したパ
ネリストからは、ICANN会議は以前に比べると(異組織間の)対話が増えるなど
の(良い方向への)変化があったという発言がありました。これを受けて、今
後ICANN会議がどう変わるのかという参加者からの質問がありましたが、これ
に対してはICANNでWGを立ち上げて議論しており、次回ブエノスアイレス会議
で報告書が発表される予定、というパネリストの発言がありました。


          ◇                     ◇                     ◇

これまでに開催したICANN報告会の発表資料と動画は、JPNIC Webサイトにて
公開しています。

https://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/

なお、第37回ICANN報告会の内容についても、近日公開予定ですので、ぜひそ
ちらもご覧ください。

次回第48回ICANN会議は、2013年11月17日(日)~21日(木)にアルゼンチン共和
国のブエノスアイレスにて開催される予定です。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.1128 【臨時号】

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