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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1111【臨時号】2013.8.14 ◆
  _/NIC
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---------- PR --------------------------------------------------------
    ┏━━━━━━━━━━━━┓    ★  2013年8月20日(火) 13:30~  ★
  ┏┫   第37回 ICANN報告会   ┣┓  ☆  シスコシステムズ合同会社   ☆
  ┃┗━━━━━━━━━━━━┛┃  ★  東京本社会議室(21F)にて    ★
  ┗━┛ JPNIC・IAjapan共催 ┗━┛   申込受付は8月19日(月)17:00まで!
詳細はこちら → https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2013/20130807-01.html
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Opinion collection meeting about proposal in APNIC 36    2013年8月19日
                hosted by Policy-WG                      15:00~18:00
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 於JPNIC会議室
APNIC 36で議論されるポリシー提案に対する意見を届けよう!
          →→→ https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2013/20130812-01.html
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◆ News & Views vol.1111 です
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本号では、2013年7月中旬に南アフリカ共和国のダーバンにて開催された、第
47回ICANN会議のレポートをお届けします。今回の会議では、前回の北京会議
に引き続き、新gTLDの委任開始に向けた準備と、WHOISの在り方に関する検討
が議論の中心となりました。

今回のICANN会議についても恒例となった報告会を、IAjapanとの共催で8月20
日(火)に開催します。ご興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。

第37回ICANN報告会開催のご案内
https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2013/20130807-01.html

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◆ ICANNダーバン会議報告
                            JPNIC インターネット推進部/IP事業部 奥谷泉
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今回のICANN会議開催地は、南アフリカ共和国のダーバンでした。

南アフリカのccTLDである".za"の運用を行っている、ZADNA (ZA Domain Name 
Authority)がローカルホストを務め、International Convention Center 
(ICC)を会場として、2013年7月13日(日)~18日(木)に開催されました。

会議には92ヶ国・地域から約1,800名の参加者があり、うち100名がホスト国
である南アフリカ共和国からの参加者だったとして、ICANNから発表されてい
ます。

会議最終日の7月18日は、ネルソン・マンデラ元大統領の95歳の誕生日にあた
り、南アフリカではこの日は国民が奉仕活動を行う日となっているそうです。
ICANN会議でも、希望者が当日の早朝に地元の学校を訪問して、建物のペンキ
塗りなどを行う奉仕活動を実践する企画があり、ICANN CEOのFadi Chehade氏
も参加したと聞いています。


■ オープニングセレモニー

オープニングセレモニーでは、インターネットの発展にさまざまな立場から
関わっているアフリカ地域出身の4名のスピーカーが登壇し、スピーチの内容
もまた多様なものでした。中でも印象的だったのは、国際電気通信連合(ITU)
事務総長のHamadoun Toure氏による、ビデオメッセージでのICANNとの協調の
意思を示すスピーチと、BongoHiveの共同設立者である、Lukonga Lindunda氏
のスピーチです。Lindunda氏によると、ザンビアの首都・ルサカにある
BogHiveでは、地域の技術者が技術革新を進める上で、トレーニングを受けた
り、ハッカソンを実施したり、アイデアを交換する場を提供し、ここでの活
動をきっかけに、ゲームアプリケーション開発について検討するグループな
どが発足しているそうです。

  http://bongohive.co.zm/

特にこのLindunda氏のスピーチは、スポンサーのない状態で、ザンビアにお
ける技術ハブ組織を一から自分たちの力で立ち上げた、自負のようなものが
感じられました。

また、ICANNの世界における三つの拠点(Hub)の一つである、アジア拠点のVice
Presidentとして、Kuek Yu-Chuang氏が2013年8月1日から着任することも紹介
されました。

以下に、今回のダーバン会議での注目点について、個別にお伝えします。


■ ダーバン会議での主な議論

新gTLDに関する動向としては、委任に向けた対応が着々と進められているこ
とがICANNから報告される一方、GAC勧告への対応や、新gTLDの導入に伴うセ
キュリティ上の脅威など、委任に向けた検討課題も残されている印象を受け
ました。

また、新gTLDプログラム以外の話題では、新gTLDも含めたgTLD全体としての、
WHOISの在り方に関する検討も継続しています。今回は、専門家作業部会
(EWG; Expert Working Group)がたたき台として提示している、WHOISに代わ
る次世代の、gTLDディレクトリーサービスのモデル案について議論が行われ
ました。


■ 新gTLDの委任に向けた準備状況

北京会議報告(*1)では、初期審査の申請処理が2013年3月に開始したことをご
報告しました。その後、ダーバン会議での発表によると、1,833件のアクティ
ブな申請のうち、半数を超える1,092件の初期審査が、2013年7月12日(金)時
点で完了しているということです。

(*1) https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2013/vol1090.html


新gTLDレジストリ契約(RA)および、2013年度版レジストラ認定契約(RAA)(レ
ジストラが新gTLDを取り扱うためには、2013年版RAAの締結が必要とされてい
ます)については、会議の開催直前にそれぞれの契約書が、ICANN理事会によ
り承認されています。

オープングセレモニーでは、一部のレジストリおよびレジストラとの新gTLD
の導入に向けた契約書の署名式を行い、ICANN側としては随時契約可能な状態
であることを前面に打ち出していました。

今後、最短で手続きが進められた場合、最初の新gTLDへの管理の委任開始が
2013年9月初旬、その新gTLDにおけるセカンドレベルドメインの優先登録開始
が2013年11月初旬頃の見通しとなることが、ICANNスタッフにより紹介されま
した。

なお、ダーバン会議時点で対応が完了しているものをまとめると、以下の通
りとなります。

・商標保護データベース(TMCH)の登録受付開始【2013年3月】
・統一早期統一(URS)サービス提供事業者の選定【2013年4月】
    - National Arbitration Forum (FORUM)
      http://domains.adrforum.com/
    - Asian Domain Name Dispute Resolution Centre (ADNDRC)
      https://www.adndrc.org/index.html
・新gTLD RAおよびRAA 2013手続きの開始【2013年7月】
・新gTLD申請者の委任前試験実施(Pre-delegation Testing)【2013年7月】

詳細は以下の発表資料をご確認ください。
http://durban47.icann.org/node/39651


■ 新gTLDの導入に伴うセキュリティ上の課題

新gTLDの導入に伴うセキュリティ上の脅威については、新gTLDとして申請中
の文字列が、組織内のネットワークで閉じた形で利用している名前空間と衝
突した場合の影響について、今回の会議で詳細が明らかになった事項が2点あ
りました。この影響は、新gTLDの申請者に留まらないと考えられています。

一つは、新gTLDと衝突する文字列に対してサーバ証明書が発行されているケー
スへの対応状況と、ICANNへの勧告です。本件は、ICANNのセキュリティと安
定性に関する諮問委員会(SSAC; Security and Stability Advisory 
Committee)により、SAC057として勧告が2013年3月に発表されていました。
SAC057勧告の内容と対応状況については、下記のレポートで詳しくご紹介し
ていますので、もしよければご覧ください。

  ドメイン名を中心としたインターネットポリシーレポート 2013年7月号
  https://www.nic.ad.jp/ja/in-policy/policy-report-201307.pdf

今回の会議ではそれに引き続き、認証局とブラウザベンダーが集まるフォー
ラムであるCA/Browser Forumにより、新gTLDとして申請中のうち、組織名の
ネットワークで多く利用されている名前空間と衝突する文字列については、
該当する新gTLDの委任を2015年まで遅らせることをICANNに求める勧告が発表
されました。

もう一つは、「.home」「.corp」などの新gTLDとして申請されている文字列
が、DNSルートサーバへの検索数において、上位15位に入っている状況に関す
る調査結果が紹介されました。それを受ける形で、ダーバンでは、さらなる
調査と影響の検証の必要性について議論が行われました。

いずれについても、ダーバンのSSRセッション(Security Stability and
Resiliency Update)で発表されています。

上記のセキュリティに関する脅威に対しては、ダーバンで発表されたGAC勧告
においても、直ちに対応を明らかにすることがICANNに求められました。これ
を受けて、ダーバン会議後ICANNは、新gTLDにおける名前の衝突に関する問題
についてICANNの対応案を発表し、2013年8月27日(火)まで意見募集を実施し
ています。

http://www.icann.org/en/news/announcements/announcement-3-05aug13-en.htm


■ GAC勧告

今回のダーバン会議では、北京会議の時点ではGACとしての具体的な勧告につ
いては継続検討となっていた文字列に関して、GACの見解が整理され、ダーバ
ン会議のGAC勧告(GAC Advice)として発表されました。例えば、「.amazon(お
よび日本語、中国語でこれに該当する国際化ドメイン名(IDN))」と「.thai」
の文字列の申請には反対、「.date」「.persiangulf」については北京のGAC
勧告では申請処理の保留を求めていましたが、これを取り下げ、反対しない
などの姿勢が示されています。

  GAC Communique Issued at ICANN 47
  http://www.icann.org/en/news/announcements/announcement-18jul13-en.htm

GAC勧告に対する参加者の意見としては、地域名と一致する文字列の申請に関
して、GACが反対している点について懸念を示すものが目立っていたように思
います。

一方、北京で発表されたGAC勧告へのICANNの対応が明らかになっておらず、
継続検討となっているアイテムについて、今回の会議で何らかの進展がある
かと個人的には着目していましたが、結論として、会期中に進展はありませ
んでした。


■ WHOISに関する動向

新gTLDの導入に関連して、gTLDのWHOISの在り方を抜本から見直す検討が、専
門家部会(EWG)により進められており、ダーバン会議ではWHOISに代わる次世
代のgTLDディレクトリーサービスのモデル案について議論が行われました。

これは、現在、各gTLDレジストリが提供しているWHOISによる登録情報の検索
サービスを、ARDS (Aggregated Registration Data Service)と呼ばれるもの
に集約し、すべてのgTLD登録情報検索は、このARDSを介して行うとするモデ
ルです。現時点ではまだ、初期検討段階におけるたたき台に過ぎませんが、
この方向で検討が進められた場合、gTLDレジストリにとってはWHOIS運用の在
り方を大きく変えることにつながるかもしれません。会議終了後も引き続き、
2013年9月6日(金)(EWGによる推奨提出期間:8月23日(金))まで意見募集を行っ
ています。

  Replacing WHOIS - The Next Generation Directory Services
  http://www.icann.org/en/news/announcements/announcement-08aug13-en.htm


■ ICANNの今後5年の戦略計画

ICANNでは今後5年の戦略計画について、2013年7月24日(水)から9月2日(月)ま
でコミュニティの意見を募集しています。オープングセレモニーでは、特に
議論を必要とする五つの分野が挙げられ、それぞれに対して専門家委員会を
立ち上げるとし、コミュニティの意見を取りまとめるChairも選任されまし
た。取り上げられているトピックスを見ると、ICANNが問題意識を持っている
分野がうかがえます。

  ICANNの戦略計画に関する専門委員会の設立
  http://www.icann.org/en/news/announcements/announcement-15jul13-en.htm

  ・識別子の技術革新 【Paul V. Mockapetris氏】
    (Identifier Technology Innovation)
  ・インターネット業界団体の中でのICANNの役割 【Vinton G. Cerf氏】
    (ICANN's Role in the Internet Organizations' Ecosystem)
  ・ICANNマルチステークホルダーモデルの革新 【Beth Simone Noveck氏】
    (ICANN Multistakeholder Innovation)
  ・公共性への責任に対する枠組み 【Nii Quaynor氏】
    (Public Responsibility Framework)
  ・今後のインターネットガバナンスにおけるICANNの役割 【Chair未定】
    (Role of ICANN in the Future of Internet Governance)


■ 参考情報

ダーバン会議では、上記以外にもインターネットガバナンスに関するパネル、
アフリカなどの途上国におけるインターネットの発展、ICANNのプロセスの透
明性に関する検討、DNSSECやIPv6ワークショップ等の技術的な内容のもの等、
多岐にわたるトピックスでプログラムが提供されていました。

発表資料、発言記録(トランスクリプト)を確認できるセッションも多くあり
ますので、興味のあるテーマがありましたら以下のURLよりご確認ください。

  http://durban47.icann.org/durban47/schedule/all/simple


■ 次回のICANN会議

第48回ICANN会議は、アルゼンチン・ブエノスアイレスにて、2013年11月17日
(日)~21日(木)に開催されます。

  http://buenosaires48.icann.org/


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.1111 【臨時号】

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