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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1355【定期号】2015.11.16 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.1355 です
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2015年10月下旬に、アイルランドのダブリンで第54回ICANN会議が開催されま
した。今回のダブリン会議でも引き続きメインの話題となった、IANA監督権
限移管とICANNの説明責任に関する議論の動向を中心に、本会合の様子をご紹
介します。

コラムでは、若手ネットワークエンジニアの集まりである、「wakamonog」で
活躍されている、NTTコミュニケーションズ株式会社の池田賢斗氏にご寄稿い
ただきました。また、インターネット用語1分解説では、サービスをクラウド
などの仮想環境で提供する、SaaS、PaaS、IaaSを取り上げています。

                  ◇              ◇              ◇

明日、2015年11月17日(火)より4日間の日程で、この時期の恒例となっている
Internet Week 2015を、東京・富士ソフト アキバプラザにて開催いたしま
す。会期中は、ネットワークやセキュリティに関する最新動向のほか、さま
ざまなセッションが設けられています。空席があるセッションについては、
当日申し込みも可能ですので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

  プログラム      : https://internetweek.jp/program/
  会場受付について: https://internetweek.jp/news.html#36

なお、本号の特集で取り上げた、ICANNダブリン会議の詳細について報告す
る第44回ICANN報告会も、会期2日目の11月18日(水)に開催されます。お申し
込みがまだの方は、直接会場にお越しください。

  第44回ICANN報告会: https://internetweek.jp/program/j3/

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◆ 目次
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【 1 】特集 「第54回ICANNダブリン会議報告 ~IANA監督権限移管とICANNの
              説明責任に関する話題を中心に~」
【 2 】News & Views Column
       「wakamonoエンジニアとして」
        NTTコミュニケーションズ株式会社  池田賢斗氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「SaaS/PaaS/IaaSとは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 1 】特集 「第54回ICANNダブリン会議報告 ~IANA監督権限移管とICANNの
              説明責任に関する話題を中心に~」
                                   JPNIC インターネット推進部 前村昌紀
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2015年10月18日(日)から22日(木)にかけて、アイルランド・ダブリンにて第
54回ICANN会議が開催されました。今回のICANN会議のメインとなった話題は、
引き続きIANA監督権限移管とICANNの説明責任強化でした。前回のブエノスア
イレス会議の時点では、このダブリン会議でICANNの説明責任強化に関する議
論にめどが立ち、2015年11月に米国商務省電気通信情報局(NTIA)へ提案を提
出する準備が整うことになっていましたが、結果としてめどが立つのは少し
後になることとなりました。これらを中心に、ダブリン会議を振り返ります。


■ IANA監督権限移管とICANNの説明責任に関する、会期前の議論の経過

2015年6月にアルゼンチン・ブエノスアイレスで開催された第53回ICANN会議
でも、IANA監督権限移管とICANNの説明責任強化は活発に議論が行われ、その
結果としてNTIAに提出される案をまとめる最終段階の意見募集が、同7月末か
ら9月初旬にかけてそれぞれ行われました。ブエノスアイレス会議でのこれら
の議論の模様は、vol.1329(*1)の奥谷による報告をご参照ください。

(*1) vol.1329「第53回ICANNブエノスアイレス会議報告」
     https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2015/vol1329.html

この意見募集の結果、IANA監督権限移管の方は大きな混乱もなく、意見がま
とまりました。一方、ICANNの説明責任強化に関しては、まとまろうとしてい
た最終提案に対してICANN理事会が異議を唱えたことにより、ダブリン会議の
場で意見収束を図る必要が出ていました。

ICANNの説明責任強化提案に関するあらましは、上に示した奥谷稿に譲ります
が、7月の意見募集の段階に至るまで、CCWG(*2)の検討が最も難しかったの
が、理事会を優越する権限を持つことになる、新たなコミュニティ代表体の
法的地位でした。CCWGでは、権限の定義に際して、理事会や法人としての
ICANNが不適切な判断や業務遂行をした場合の是正を、ICANNが管轄されるカ
リフォルニア州の州法に基づいて実施できることが重要と考えており、これ
が可能となる法的地位をどのように実現できるかに関して、検討に時間を要
したのです。

(*2) ICANNの説明責任強化に関する提案検討を行う「ICANNの説明責任強化に
     関するコミュニティ横断ワーキンググループ (Cross Community Working
     Group on Enhancing ICANN Accountability)」

最終的に、意見募集に掛けられた提案では「Sole Member」モデル(代表体が
単一のICANNの「会員」として権限を行使するもの)というものが採用されま
した。しかしこれに対して、意見募集を締め切り、CCWGがダブリン会議に向
けて最終検討段階に入っていた2015年10月6日、このモデルに類するものの前
例がなくICANNにとっても大きな構成変更であること、代表体の構成などが不
透明であることなどを理由として、ICANN理事会がこれに異論を唱えました
(*3)。

(*3) [CCWG-ACCT] Message from ICANN Board re Designator Model
     ICANN理事会議長 Steve Crockerの、CCWGメーリングリストへの投稿
     http://mm.icann.org/pipermail/accountability-cross-community/2015-October/006233.html

これを機に、本件に関与しているさまざまなステークホルダーのコミュニティ
では、事態の打開に向けた検討や他との折衝を進めましたが、いずれにして
もダブリン会議はNTIAに提出する提案を最終確認する場ではなくなり、今一
度の意見調整の場となりました。


■ ダブリン会議における両提案の議論

ダブリン会議の会期中、IANA監督権限移管提案を取りまとめるICG (IANA
Stewardship Transition Coordination Group)と、ICANNの説明責任強化に関
する提案を取りまとめるCCWGは、それぞれ数回のワーキングセッションを持
つとともに、コミュニティとの対話のための、エンゲージメントセッション
を持ちました。

まずICGの方は、意見募集を終えて提案に関する議論は収束しているため、最
終的な文言の詰めや、実装に向けた準備に検討が移っていました。2015年10
月29日に最終的な提案が完成し、公開されました(*4)。

(*4) ICG Completes its Work and Awaits Conclusion of CCWG on Enhancing
     ICANN Accountability
     https://www.ianacg.org/icg-completes-its-work-and-awaits-conclusion-of-ccwg-on-enhancing-icann-accountability/

CCWGの方は、合同チェアが、さまざまなステークホルダーの会議に積極的に
乗り込み、コミュニティの意見を聴取しました。このプロセスを通じて、
いくつか取り得るモデルの中で、「Sole Designator」モデル(代表体が単一
の「役員指名者」としての権限を行使するもの)が、理事会の懸念に対応し、
なおかつコミュニティの支持も得られるものだという考えをまとめました。

この法的地位の問題以外に議論が盛んだったものとしては、「ストレステス
ト第18項」に関する議論が挙げられます。ストレステストとは、ICANNにおけ
る危機的な状況をいくつか仮定した上で、その状況下において説明責任機構
が機能するかを検証するために、提案に含められるものです。現在、理事会
に対してはGAC助言を最大限尊重するように求められていますが、第18項では
移管後にGAC内で助言を採択するためのコンセンサス要件が今よりも弱めら
れ、適切ではない内容の助言がGAC内で採択されて理事会に提出される状況を
仮定しています。これに対してCCWGは、付属定款にGACが助言を採択するため
の要件を規定する方向で改訂条項を提案していたのですが、GACは「そのよう
な要件は付属定款で規定するのではなく、GAC自身の判断に委ねられるべき」
などとしてこれに難色を示し、打開策がないまま会期を終了しました。

これらに関しては議論が継続され、今後最終提案に向けた詰めが行われる予
定です。

また、この事態によって、NTIAに対する意見提出までのスケジュールが後ろ
にずれ込むことになりました。8月の意見募集で公開された提案ドラフトから
大きな変更がある場合、新たな意見募集を行わざるを得なくなり、さらに提
出が遅れることになります。CCWGでは現在のところ、意見募集を行わない程
度の変更を前提に、2016年1月の提案最終化をめざして作業を進めています。
NTIAは、提案提出の遅れは歓迎しないものの、2016年1月までの提出であれ
ば、対応可能という見解を示しています。いずれにしても、ぎりぎりのスケ
ジュールとなっており、新たな問題の発生によってさらに提出が遅れる可能
性もあるため、今後も注視が必要です。

現在CCWGが示している今後のスケジュールは、以下のURLでご覧になれます。

  CCWG-Accountability Working Session III - 22 Oct 2015
  6ページ "Potential Timeline"
  https://community.icann.org/pages/viewpage.action?pageId=56143880&preview=/56143880/56144212/CCWG-Accountability%20Working%20Session%20III%20-%2022%20Oct.pdf


■ その他の議論

このように、今回のICANNダブリン会議は、IANA監督権限移管とICANNの説明
責任機構強化の議論で盛り上がっていましたが、それ以外の検討も粛々と進
んでいます。gTLD関連では、新gTLDプログラムの次のラウンドに向けた暫定
課題報告書が示され、次のラウンドのポリシープロセスが始まろうとしてい
ます。また、個別の課題として、プロキシ・プライバシーサービス(レジスト
リデータベースへの代理登録、あるいは個人情報の非開示を行うもの)の認
定、TLD Universal Acceptance (IDNを含む新たな見慣れないTLDが、さまざ
まな利用局面で問題なく使えるようにする周知啓発活動)(*5)などのセッショ
ンが持たれました。

(*5) インターネット用語1分解説「TLD Universal Acceptanceとは」
     https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/tld-universal-acceptance.html

また、次のラウンドを意識して進められている、TLD空間における国際化ドメ
イン名(IDN)文字列生成ルール(Label Generation Rules, LGR)の検討も行わ
れています。例えば、日本では「国」と「國」など、見た目は異なる文字で
ありながら意味的には同じものとして扱われる「異体字」と呼ばれる文字が
ありますが、これらは同じ文字を使っていても、各国・地域ごとに扱いに差
があります。このままではTLDにIDNを利用する際に支障が出るため、文字列
生成に関するルールを作ろうとしています。今回のダブリン会合では、漢字
圏のLGRに関する検討として、漢字を共有する中国語、韓国語、日本語生成パ
ネルによるLGR制定に向けた調整が、引き続き行われました。


■ 最後に

今回のICANN会議は、アイルランドの首都、ダブリンで開催されました。会場
となったThe Convention Centre Dublinは、新しく機能的な会議場で、
APRICOT-APAN 2015が開催された福岡国際会議場を思い起こさせました。ダブ
リンはギネスビールやアイリッシュパブがよく知られていますが、参加者ネッ
トワーキングイベントとして開催されるガーラディナーは、街中のパブが立
ち並ぶ通りで数軒のパブを貸し切って開催され、参加者で埋め尽くされた通
りで話に花が咲く光景が印象的でした。

次回ICANN会議は、2016年3月5日(土)から10日(木)にかけて、モロッコのマラ
ケシュで開催されます。

                  ◇              ◇              ◇

なお、明日2015年11月17日(火)から20日(金)にかけて、東京の富士ソフト ア
キバプラザにてInternet Week 2015が開催されます。同時開催イベントとし
て、会期2日目の11月18日(火)にICANNダブリン会議の詳細についてご報告す
る、第44回ICANN報告会を開催いたします。ご参加いただけない方向けにも、
後日JPNIC Webにて資料と動画を公開する予定です。

  Internet Week 2015 「J3:第44回ICANN報告会」
  https://internetweek.jp/program/j3/

  ICANN報告会資料
  https://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/


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 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
 ┃良かった                                                          ┃
 ┃→ http://feedback.nic.ad.jp/1355/b1dac8e11298012371db1bf31b740705┃
 ┃                                                                  ┃
 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃→ http://feedback.nic.ad.jp/1355/2a3ab7b4630e9edd24b9625d34e129e9┃
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【 2 】News & Views Column
       「wakamonoエンジニアとして」
                              NTTコミュニケーションズ株式会社 池田賢斗
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ISPに新卒で入社し、ネットワークエンジニアとして2年目の終盤を迎えてい
ます。自分にこのような執筆のご依頼をいただけるとは思っていなかったの
で緊張しながら書いていますが、自身を振り返ることができる良い機会にな
りました。

私がネットワークエンジニアとして働くことになったのは、wakamonog
<http://wakamonog.jp/> という若手エンジニアのための団体が大きく関係し
ています。学部4年時からネットワーク・セキュリティ系の研究室に所属し、
担当教授の支援もあり、大学祭のストリーミング配信・InteropのShowNetの
構築・セキュリティ競技への参加等さまざまなことにチャレンジをさせてい
ただきましたが、周囲の方々のレベルの高さに圧倒されることが多くありま
した。特にBGPの話になると(運用経験もなかったので当然なのかもしれませ
んが)、なかなかついていくことができませんでした。

そんな時にwakamonogの運営委員にいた知り合いの方から、「この前のJANOG
のBGP関連プログラムのフォローアップセッションを次のwakamonogでやるか
ら、BGPの勉強をしてみたいなら来てみなよ?」と教えていただき参加したの
が、wakamonogへの初参加でした。結局、そのフォローアップセッションを必
死に聞いたからと言ってなかなかすべてを理解するには至らなかったのです
が、懇親会等を通して、熱心な若手のエンジニアの方々とお話をすることで、
こんな人達と一緒に成長していきたい、もっと深く学んでいきたいと思い、
ネットワークエンジニアとして働くことを決めました。今では私もwakamonog
の運営委員の1人として活動させていただいておりますが、社外の尊敬できる
方々と一緒に活動ができるのは非常に貴重な経験となっています。

そのような私ですが、入社してからの業務は、トラフィック分析やDDoS対策
に関する研究開発を行うというものでした。勉強しなくてはいけないことだ
らけで大変でしたが、会社の上司や先輩に大変恵まれ、とても充実した日々
を過ごすことができています。やはりBGP関連には熱い思いを持たれている方
が多く、部長の前で(悪気はないのですが)知ったかぶりをしてしまい、他の
社員が全員帰っているのにも気づかず、マンツーマンで指導していただいた
ことも何度かありました。インターネットを作ってきた世代の方からそのよ
うな熱心な指導をいただけることは、本当に貴重なことだなと嬉しく思いま
す。

少し宣伝になってしまいますが、今年のInternet Week 2015ではプログラム
委員を初めて務めさせていただいており、インターネットルーティングセキュ
リティのプログラムを、業務上の経験をもとに多くのベテランの方々と作っ
ています。

   ・垣根を越える!インターネットルーティングセキュリティ
     https://internetweek.jp/program/s12/
     http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2015/10/26/37572.html

このプログラムの内容や、私の専門であるトラフィック分析・DDoS対策といっ
た分野は、まだwakamonogでは扱っていないので、今後のコミュニティの活性
化につなげていければと考えています。

■筆者略歴

池田 賢斗(いけだ けんと)

2014年NTTコミュニケーションズに入社。トラフィック分析・DDoS対策など、
ネットワークに関わるさまざまな業務に携わり、日々奮闘中。wakamonogの運
営委員を行いながら、JANOGの実行委員やAPRICOT-APAN 2015の会場ネットワー
クの構築などを担当。Internet Week 2015プログラム委員。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「SaaS/PaaS/IaaSとは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「Software/Infrastructure/Platform as a Service」とは、従来は物理的に
提供していたソフトウェアやシステム環境を、クラウドなどの仮想的な仕組
みで提供するサービスの総称です。

現在提供されているクラウドサービスは、おおむねこの3種類に分類すること
ができると言われています。具体的には、SaaS、IaaS、PaaSには、それぞれ
以下のようなサービスが該当します。

・SaaS (Software as a Service)
  電子メールやファイルサーバ等、ソフトウェア環境をクラウド経由で提供
  するサービスを指します

・IaaS (Infrastructure as a Service)
  通常、ネットワーク接続や仮想スイッチなど基盤システムを含む、サーバ
  環境を提供するサービスを指します。

・PaaS (Platform as a Service)
  SaaSとIaaSの中間的なクラウドサービスで、Webアプリケーションサーバの
  環境やデータベースなど、主にミドルウェアやライブラリの環境を提供す
  るサービスを指します

このようなクラウドサービスを活用することで、ユーザーは、自身の環境に
システムを用意する必要がなく、サービスを活用したいときに速やかに開始
したり、いつでも中止したりすることが可能になるなど、多くのメリットが
あります。

なお、ユーザー自身の環境にシステムを設置・運用する手法は、オンプレミ
ス(on-premises、「自組織が運用するシステムで」の意味)、オンプレミスな
運用などと言われます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2015年6月~2015年11月)
--------------------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO   GA     GJ     PA   PJ   TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------------------
 6/1|261  3542 372400 592 31815 14435 6678 5041 1841 2397 825412 115681  8814 2770 1391679
 7/1|261  3547 373140 591 31924 14407 6673 5057 1840 2391 827827 115180  8909 2776 1394523
 8/1|261  3552 374021 597 32038 14384 6651 5060 1841 2387 830309 114613  8972 2788 1397474
 9/1|261  3549 374654 597 32167 14363 6636 5080 1841 2385 831695 114350  9045 2793 1399416
10/1|260  3553 375679 590 32246 14302 6628 5087 1841 2381 832304 113864  9107 2790 1400632
11/1|260  3556 377204 593 32361 14273 6607 4987 1842 2380 834706 113888  9129 2786 1404572
--------------------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語
 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
 PJ:都道府県型ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからの割り振りとJPNICへの返却ホスト数(2015年5月~2015年10月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   5 |     3072 |        0 |   93054910
   6 |        0 |        0 |   93054910
   7 |     2048 |        0 |   93056958
   8 |     2048 |        0 |   93059006
   9 |     2048 |        0 |   93061054
  10 |     9216 |        0 |   93070270
------------------------------------------


□統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2015年11月13日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      1 |
  B会員     |      2 |
  C会員     |      2 |
  D会員     |     98 |
  非営利会員|     10 |
  個人推薦  |     33 |
  賛助会員  |     37 |
 ---------------------
  合計      |    186 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2015年11月9日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           414


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2015.11.16(月)~20(金)       RIPE 71 (Bucharest, Romania)
  2015.11.17(火)~20(金)       Internet Week 2015
                               (東京、富士ソフト アキバプラザ)
  2015.11.17(火)               第29回JPNICオープンポリシーミーティング
                               (東京、富士ソフト アキバプラザ)
  2015.11.18(水)               第44回ICANN報告会
                               (東京、富士ソフト アキバプラザ)
  2015.11.19(木)               第10回日本インターネットガバナンス会議
                               (IGCJ)会合
                               (東京、富士ソフト アキバプラザ)
  2015.11.21(土)~27(金)       AFRINIC 23 (Brazzaville, Congo)
 --------------------------------------------------------------------
  2015.12.4(金)                IPv6対応セミナー (名古屋、中部テレコ
                               ミュニケーション株式会社 多目的会議室)
  2015.12.11(金)               第57回臨時総会 (東京、アーバンネット神
                               田カンファレンス)
 --------------------------------------------------------------------
  2016.1.20(水)~22(金)        JANOG37 (愛知、日本特殊陶業市民会館
                               フォレストホール)
  2016.1.25(月)~29(金)        APAN 41 (Manila, Philippines)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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■■■■■  JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています  ■■■■■
  :::::  会員リスト  ::::: https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/
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 JPNIC News & Views vol.1355 【定期号】

 @ 発行  一般社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター
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