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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1487【臨時号】2017.3.30 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.1487 です
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本号では、2017年度の事業計画および収支予算を諮った臨時総会と、その後
に開催した講演会の様子を報告します。

講演会では、「米国政権交代とサイバーセキュリティ政策」および「IPv6提
供開始に向けた、モバイル3社の状況」と題して、2本の講演を行いました。

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◆ 第60回JPNIC臨時総会、講演会の報告
                                                 JPNIC 総務部 手島聖太
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2017年3月17日(金)、第60回JPNIC総会(臨時総会)を東京都千代田区のアーバ
ンネット神田カンファレンスにて開催いたしました。今回の総会では、2017
年度事業計画案および2017年度収支予算案の2議案を、会員の皆さまにお諮り
しました。また、1件の報告事項がありました。以下に、その模様を簡単にご
報告します。


◆ 理事長挨拶、その他

総会の開会に先立って、理事長の後藤から会員の皆さまに挨拶をいたしまし
た。まず、年末の多忙な時期にも関わらず、多数の会員の皆さまにご出席い
ただいたことについての感謝が述べられました。また、2017年2月23日(木)か
ら3月2日(木)にかけて、ベトナムで行われたAPNIC 43カンファレンスにおい
て、選挙の結果、職員である奥谷泉がAPNIC EC(理事)に選出されたことの報
告を行いました。これもひとえに会員の皆さまからの、日頃のお力添えによ
るたまものであるとのお礼をお伝えした上で、引き続きのご協力をお願いい
たしました。

その後、議長選任、議事録署名人の指名が行われ、報告事項から議事が始ま
りました。


◆ 報告事項:JPRS株式に関する対応の報告

第116回理事会(2016年12月5日開催)において方針が決められた、JPNICも保有
する日本レジストリサービス(JPRS)の株式に関するJPNICの対応方針と、方針
に基づく個別の対応の実行に関して、事務局長の林より次の通り報告いたし
ました。

・JPRS株式に関する対応方針について

  JPNICは、JPドメイン名管理の安定的運営に責任を持ち、かつJPRSの筆頭株
  主という立場から、適切と判断できる場合には環境を考慮した上で、JPRS
  株式の保有割合を高める方向で対応する。ただし、保有割合により株主の
  権利が変わる場合については、あらためて理事会に諮る。

・個別の対応の実行について

  さらに、理事会で決議された上記の対応方針に基づき、2016年12月20日付
  でJPRSの株式を、既存の法人株主より譲渡を受け取得した。


◆ 第1号議案:2017年度事業計画案承認の件

2017年度の事業計画について、まず事務局長の林より、以下の法人に関する
全体的な説明を行いました。

【JPNIC全体に関わる事項】

  既存の事業を基本的に継続するとともに、必要な見直しを実施し、インター
  ネット領域の拡大への対応を考慮した、新規事業にも取り組んでいくこと
  が述べられました。

  また会員の満足度が高まるよう、事業・サービスの在り方の検討を進め、
  そして外部との交流を深化・拡大させることで、新たな会員の方にも加わっ
  ていただけるよう、努力していくことも併せて説明されました。

  さらには、評議委員会等の体制構築や取り組みを充実させ、法人内外の人
  材、組織等からの知見もいただきながら、今後は活動して行きたい旨も述
  べられました。

【法人運営】

  日常業務はこれまで通り、IP事業部、インターネット推進部、技術部、総
  務部の4部から構成される事務局が担当し、各理事は法人全体の運営に関し
  て、会員の負託に応えるべく責任を持って職務を執行する旨が述べられま
  した。また、業務運営に関しては、すべての活動を予算内で実施すべく、
  費用の抑制と効率化に努める旨の説明を行いました。

【財源】

  事業実施のための財源については従来と同様に事業収益を充てること、そ
  れに加えて、インターネット基盤整備事業については会費およびインター
  ネット基盤整備基金資産からの運用収益などが充てられることが述べられ
  ました。

続いて、IP事業部部長の伊勢およびインターネット推進部課長の根津から、
各事業部の事業計画について説明を行いました。ここでは、次年度の注力ポ
イントに関して記載します。

【IPアドレス事業】

・資源管理業務
  - 「IPv4アドレス移転希望者リスト」に加え、新たなIPv4アドレス移転支
    援策を検討する

・方針策定・実装業務
  - 地域インターネットレジストリ(RIR)における、WHOISデータベース登録
    情報の正確性向上に関する提案と議論についてフォローを行う
  - JPNIC WHOISデータベースにおける対応について、日本の法執行機関、セ
    キュリティインシデントハンドリング組織との意見交換および連携を図
    る
  - JPNIC WHOISデータベースの改善に関して検討する

【インターネット基盤整備事業】

・情報センター業務
  - 内容構成に踏み込んだJPNICニュースレターの刷新を行う
  - Web、メールマガジン、ブログといった各種媒体での発信内容を整理し、
    効率的な情報発信を実現する
  - ドメイン名・インターネットガバナンス関連Webページをより分かりやす
    くするために、内容を整理する

・普及啓発業務
  - 地方におけるインターネット基盤技術の普及啓発と人材層拡充を目的に、
    特に要望が多いInternet Weekをダイジェストした地方版Internet Week
    の開催等の取り組みを行う

・調査研究業務
  - インターネットの安定運営に資するため、ルーティング等の運営技術お
    よびレジストリデータベースの活用等、継続した調査研究を行う

・インターネットガバナンスに関する業務
  - 裾野を広げ、新規参加を促すため、誰にとっても身近な問題として捉え
    てもらうべく、門戸を広げ具体的な課題に焦点を当てて検討する
  - 日本インターネットガバナンス会議(IGCJ)やJapan IGFに関し、運営に
    積極的に参画し、活動を深化する


◆ 第2号議案:2017年度収支予算案承認の件

事務局長の林より、第1号議案の事業計画を実行するための予算案について説
明を行いました。2017年度予算と、前年度予算の比較は次の通りです。

   経常収益予算       510,520,000円(前年度比    - 160,000円)
   経常費用予算       545,260,000円(前年度比 - 14,590,000円)
   当期経常増減額   △ 34,740,000円(前年度比 + 14,430,000円)
   正味財産期末残高 1,935,542,574円(前年度比 + 67,485,742円)

上記2議案につき質疑応答が行われた後、各議案の賛否を会場にお諮りした結
果、原案の通り承認可決されました。

以上をもって、総会は閉会となりました。この第60回JPNIC総会(臨時総会)の
資料と議事録は、すでに下記のURLにて公開していますので、こちらも併せて
ご参照ください。

  第60回JPNIC総会(臨時総会)の資料・議事録
  https://www.nic.ad.jp/ja/materials/general-meeting/20170317/


◆ 総会講演会:「米国政権交代とサイバーセキュリティ政策」および
               「IPv6提供開始に向けた、モバイル3社の状況」

総会に引き続いて、恒例となっている講演会を実施いたしました。今回は講
演会を2部に分け、それぞれ異なるテーマでご講演いただきました。

前半は、慶應義塾大学大学院の土屋大洋氏による「米国政権交代とサイバー
セキュリティ政策」と題した講演を行いました。米国大統領選挙の裏側で行
われた米露の激しい駆け引きや、それぞれの思惑の話から始まり、サイバー
空間では今どのような攻撃が行われ、それに対して各国がどのような対策を
採っているのかなどをお話しいただきました。土屋氏は「日本には人材も技
術もあるが、法制度でできないこともある」と述べられ、東京オリンピック
を前にして何がサイバー世界において最善かを常に考え、取り組む必要性を
皆さまに考えていただけるきっかけとなる講演となりました。

講演会の後半では「IPv6提供開始に向けた、モバイル3社の状況」と題して、
株式会社NTTドコモの伊藤孝史氏、KDDI株式会社の茂庭智氏、ソフトバンク株
式会社の安力川幸司氏の3人にご登壇いただき、各社におけるIPv6対応状況に
ついてお話しいただきました。IPv6を導入しつつも、ユーザーから見てまっ
たく変わらない使い勝手をいかに実現するかという対応にあたって方針や、
社内的な承諾を取り付けるための苦労話など、当事者ならではの興味深い話
題が共有されました。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.1487 【臨時号】

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