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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1502【臨時号】2017.5.23 ◆
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◆ News & Views vol.1502 です
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2017年3月中旬にデンマークで開催された第58回ICANN会議を受けて、4月20日
に第48回ICANN報告会を開催いたしました。

今回の報告会では、引き続き議論が行われている次回の新gTLD募集に向けた
検討状況を取り上げたほか、ICANN理事に就任したJPNICの前村からの、理事
会の活動に関する紹介なども行いました。本号では、この報告会のレポート
をお届けします。

なお本号の発行に合わせて、今回取り上げた第48回ICANN報告会の動画を、本
日JPNIC Webにて公開いたしました。vol.1490で既にお届けしたICANNコペン
ハーゲン会議自体の報告ともども、本号をお読みいただく際にはぜひ併せて
ご覧ください。

□ 第58回ICANNコペンハーゲン会議報告
   https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2017/vol1490.html

□ 第48回ICANN報告会 資料
   https://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/20170420-ICANN/

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◆ 第48回ICANN報告会レポート
                                     JPNIC インターネット推進部 山崎信
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2017年4月20日(木)に東京・神田のJPNIC会議室にて、JPNICと一般財団法人イ
ンターネット協会(IAjapan)の共催で、通算で48回目となるICANN (The 
Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)報告会を開催しま
した。これは、2017年3月11日(土)から16日(木)までの6日間にわたり、デン
マークの首都コペンハーゲンにおいて開催された第58回ICANN会議の内容に加
え、その前後のICANN関連動向も含めご報告するものでした。

■ プログラム

今回のICANN報告会のプログラムは、次の通りでした(話者敬称略)。

1. ICANNコペンハーゲン会議概要報告
   ICANN  Kelvin Wong、大橋 由美

2. 国コードドメイン名支持組織(ccNSO)関連報告
   株式会社日本レジストリサービス(JPRS)  高松 百合

3. ICANN政府諮問委員会(GAC)報告
   総務省総合通信基盤局電気通信事業部データ通信課  高村 信

4. ICANN理事からの報告
   JPNIC  前村 昌紀

5. アドレス領域の報告
   日本電信電話株式会社(NTT)  藤崎 智宏

6. 技術領域の報告
   JPNIC  山崎 信

7. レジストリ・レジストラ関連状況報告
   株式会社インターリンク  Jacob Williams

8. 次期新gTLD募集手続き検討状況報告
   GMOブライツコンサルティング株式会社  Michael Flemming

以降、それぞれの報告の内容について、簡単にご紹介します。


■ ICANNコペンハーゲン会議概要報告

ICANNのWong氏、ICANNジャパン・リエゾンの大橋氏より、コペンハーゲン会
議の概要を報告いただきました。発表で触れられた主な内容は、以下の通り
です。

○セッションハイライト
  - パブリックフォーラム(会期中2回開催)
  - ICANNエグゼクティブ・チームとのQ&Aセッション
  - 「Moving Towards a Data-Driven ICANN」セッション

○新gTLD追加に関する、今後の手順の検討

○アジア太平洋のコミュニティがICANNの参加に関する課題を提起・共有し、
  意見交換や活動の調整を行うためのプラットフォームである、APAC Space
  の紹介

○ルートゾーンのKSKロールオーバー
  2017年秋から2018年初頭にかけて行われるルートゾーンのDNSSEC鍵署名鍵
  (KSK)の更新について

○次世代のICANN参加促進

○ICANNによる意見募集案件
  - 次のURLで公開されている、報告会開催時点での意見募集中案件を紹介
    https://www.icann.org/public-comments

なお、コペンハーゲン会議の概要につきましては、JPNIC News & Viewsの
vol.1490もご覧ください。

  第58回ICANNコペンハーゲン会議報告(vol.1490)
  https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2017/vol1490.html


■ ccNSO概要報告

JPRSの高松氏より、ccNSO関連会合の内容をご紹介いただきました。主なもの
は以下の通りです。

- TLDの委任、取り消し、廃止に関するポリシー策定プロセスの検討
- TLD-OPS(インシデント解決に向けた、レジストリ間で連携を取るためのコ
  ミュニティ)関連の活動
- TLDにおける2文字コードおよび3文字コードの扱いについて議論するために
  設立された、ccNSOとGNSOなどからなる支持組織(SO)/諮問委員会(AC)合同
  作業部会(WG)について


■ GAC報告

総務省の高村氏より、GAC関連の会合で議論された内容をご紹介いただきまし
た。主なものは次の通りです。

○GACの運営に関する議論

- 理事会への助言にあたり、GAC内での合意の取り方について
- IANA監督権限移管に伴い、ICANNの透明性向上を目的として理事会のガバナ
  ンスが見直され、それに伴い主要SO/ACの代表からなるEmpowered Community
  (EC)が設立されるが、そのECへのGAC代表者の参加のあり方、ECへのGACと
  しての関与の仕方

○理事会への助言概要

- 赤十字の名称保護について
- 政府間組織(IGO)名称の保護
- ドメイン名の悪用緩和対策
- セカンドレベルドメインにおける国・地域コードの扱い


■ ICANN理事からの報告

前回のハイデラバード会議終了後にICANN理事に就任したJPNICの前村より、
同会議以降の理事会の活動および番号資源関連のイベント、次期At-Large選
出理事の選出、最近の理事会決議の紹介などを行いました。他に、説明責任
機構の一環として、既存メカニズム(支持組織/諮問委員会などの組織、およ
び説明責任と透明性などの特定領域)の見直し(レビュー)についても報告しま
した。


■ アドレス領域の報告 ~第58回ICANN会議におけるASO/ACの活動~

NTTの藤崎氏より、アドレス支持組織(ASO)の概略と、第58回ICANN会議でのASO
評議会(ASO AC)関連活動についてご報告いただきました。若手向けフェロー
シップ参加者に興味を持ってもらうための施策、IANA監督権限移管に伴い発
足し第58回ICANN会議の会期中に開催された、番号資源に関するIANAサービス
の実績計測・評価を行う評価委員会(IANA Numbering Services Review 
Committee)などについてご紹介いただきました。


■ 技術領域の報告

筆者より、技術領域の報告として、以下の三つのトピックを報告しました。

○WHOIS/登録ディレクトリサービス(RDS)関連検討状況

これまでの経緯と併せ、RDS PDP WGの進捗状況について触れました。発表時
点では、フェーズ1から3まであるうちのフェーズ1(ポリシー要件)について検
討中で、その中でも利用者・目的、およびプライバシーについての問いを作
成しているところです。

○新たな識別子技術

以下の三つの新技術紹介セッションの内容を報告しました。

- Namecoin(ブロックチェーンを利用した分散識別子登録・更新技術)
- Frogans Technology(アプリケーション層で動作する識別子技術)
- Digital Object Architecture (DOA、インターネット上で動作する分散情
  報保存、特定および検索識別子技術)

○Universal Acceptance

Universal Acceptanceに関する対応の働きかけ計画、ならびに各地域での活
動状況が報告されました。ちなみに、すでにオープンソースのテストツール
が公開されているとのことです。

  TLD Universal Acceptanceとは
  https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/tld-universal-acceptance.html

  セッションの発表資料
  https://uasg.tech/ua-presentations/


■ レジストリ・レジストラ関連状況報告

株式会社インターリンクのWilliams氏からは、gTLDレジストリ、レジストラ
関連の主要な話題(PDP、契約等)について以下の通りご報告いただきました。

○レジストラ関連

[PDP]
- レジストラ間移転ポリシーパートC (IRTP-C)
- プライバシー/プロキシサービス認定に関する課題(PPSAI)
- Thick WHOIS:現在、.com、.net、.jobsはレジストラのみが登録者情報を
  持つThin WHOISとなっているが、これらをThick WHOISに移行し、2018年
  5月1日からはThick WHOIS対応レジストリシステムでの新規登録を義務付
  け、2019年2月1日には既存データの移管を完了予定

[その他]
- WHOIS Cross-Field Validation:郵便番号に対して住所が合っているか、
  その住所に入力された町名が存在するか、などを検証すること

○レジストリ関連

- Global Amendment to the New gTLD Registry Agreement:ICANNとレジス
  トリ間で結ぶ契約に関する変更の交渉が行われ、最初の修正案がレジスト
  リ側で承認。今後ICANN理事会に諮られる予定


■ 次期新gTLD募集手続き検討状況報告

GMOブライツコンサルティング株式会社のFlemming氏からは、次期新gTLD募集
手続きに関する作業部会(New gTLD SubPro WG)で議論された内容について紹
介いただきました。

- 新gTLDに関連するICANN側でのタイムライン
- 次期新gTLD申請受付ポリシー策定の進捗状況(四つの作業トラック(WT)ごと)
  * 作業トラック1:全体のプロセス
  * 作業トラック2:法務、契約、規制に関する課題
  * 作業トラック3:文字列競合、異議申立
  * 作業トラック4:多言語ドメインおよび技術的な課題
- Community Comment(ポリシー策定に関するICANNコミュニティからの意見募
  集)の概要と具体例
- 新gTLDポリシー策定の今後予想

○今後の予想

早ければ、2019年または2020年には次回新gTLDの申請受け付けが開始される
と予想している、とのことでした。ただし、ポリシー策定は早められないと
思われるため、ポリシー策定と並行して実装計画を行うよう、今後働きかけ
たいという話をGNSO内の下部組織ではしているそうです。

          ◇                     ◇                     ◇

今回の第48回ICANN報告会を含む、これまでのICANN報告会の発表資料および
動画は、JPNIC Webサイトにて公開しています。本メールマガジンと併せてこ
ちらもご参照ください。

  ICANN報告会資料
  https://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/

  第48回ICANN報告会
  https://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/20170420-ICANN/

次回第59回ICANN会議は、2017年6月26日~29日に南アフリカ・ヨハネスブル
グで開催される予定です。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.1502 【臨時号】

 @ 発行  一般社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター
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