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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1782【定期号】2020.7.15 ◆
  _/NIC
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■■■■    テレワーク、新たな課題は”帯域不足”!?   ■■■■
□         急激に増加するオフィスの通信量         □
■  企業が続々、帯域保証型インターネットに切り替える理由とは?  ■
□      https://www.inap.co.jp/solution/detail23.html     □
■■■■■ INAP Japan(インターナップ・ジャパン株式会社) ■■■■■
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◆ News & Views vol.1782 です
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毎月15日(土日祝の場合はその翌営業日)に発行している定期号では、特集記
事のみならず、業界メンバーのコラムや用語解説、統計などもお届けしてい
ます。

本号の特集では、前回会合に引き続いてオンラインのみでの開催となった、
第68回ICANN会議のレポートをお届けします。今回の会議では、新gTLD関連の
話題やDNS Abuseに関する議論のほかに、新型コロナウイルスの流行下という
状況を踏まえて、今後のポリシー策定はどのようにあるべきかについて取り
上げたセッションなどが開かれました。

News & Views Columnでは、株式会社帯広シティーケーブルの鵜野直樹氏に、
自身のリモートワーク経験を交えながら、この半年ほどで一変してしまった
状況を語っていただきました。また、インターネット用語1分解説では、ここ
最近のICANN会議などでも議論が続いている、DNSやドメイン名に関連した悪
用行為である「DNS Abuse」について解説しています。

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◆ 目次
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【 1 】特集 「第68回ICANN会議報告」
【 2 】News & Views Column
       「生活が一変した半年間」
         株式会社帯広シティーケーブル  鵜野直樹氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「DNS Abuseとは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー

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【 1 】特集 「第68回ICANN会議報告」
                                     JPNIC インターネット推進部 山崎信
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2020年6月22日(月)から25日(木)にかけて、オンラインのみでICANN会議が開
催されました。元来、第68回ICANN会議(以下「ICANN68」とします)はマレー
シア・クアラルンプールで開催される予定でしたが、ICANN67に引き続き新型
コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため全面オンラインで開催されるこ
ととなりました。開催時間はマレーシア時間(UTC+8)だったため日本時間と時
差が1時間となり、日本からは参加しやすい時間帯での開催となりました。
 
参加者数は1,585名(*1)ということで、2019年同時期にモロッコ・マラケシュ
で開催されたICANN65には1,186名の参加でしたので、比較するとやや多くなっ
ています。セッション数は50以上ということで、166であったICANN65と比べ
ると約3分の1となりました。
 
初日のセッションでは、いわゆる「Zoom爆弾」(*2)による攻撃がありました
(*3)。参加者としてセッションを聴いていた限りでは、音声が少し途切れた
かな、というぐらいでしたが、ICANNスタッフは対応に追われたようです。翌
日からはより安全な会議形態(ウェビナー)をICANNが提供したため、参加者の
立場では攻撃はなかったように思えました。
 
以下、セッションのうち関心が高かったと思われるものを、いくつかご紹介
します。
 
(*1) ICANN事務局に問い合わせて得られた、2020年7月14日時点での数字。
 
(*2) 公開されている参加方法を使うか、ランダムに会議IDを打ち込むなどし
     て、Zoom社のサービスである遠隔会議に入り込み、攻撃的/不快な映
     像、音声などを会議参加者にばらまく行為。Zoom社以外のサービスでも
     起こり得ます。

(*3) Important Update - ICANN68 to be Held as Zoom Webinars
     https://www.icann.org/news/blog/important-update-icann68-to-be-held-as-zoom-webinars


■ コミュニティ優秀賞(Community Excellence Award)

2019年までは、マルチステークホルダーエートス賞(Multistakeholder Ethos 
Award)と呼ばれていたもので、コンセンサスに基づく解決策を投入した人、
およびICANNコミュニティ内でのポリシー策定に関して、顕著な貢献をした人
に与えられることになっています。2020年は、At-Large諮問委員会(ALAC)に
長年貢献された、オリビエ・クレパン-ルブロン (Olivier
Crepin-Leblond)氏が受賞されました(*4)。

(*4) https://www.icann.org/news/announcement-2020-06-22-en


■ DNS Abuse関連セッション

プレナリー(全員出席する本会議)として、DNS Abuse「COVID-19状況下におけ
るDNS Abuseと不正登録」セッションが開催され、他にAt-LargeおよびGACに
てDNS Abuse関連セッションがそれぞれ開催されました。プレナリーセッショ
ンでは、以下の2点に大別して発表・議論されました。

- ICANN66以降の状況
- 今後ICANNのエコシステムは何ができるか

まず各ステークホルダーからの発表がありました。gTLDレジストリからは、
できることは不正行為をしたドメイン名を削除することだけだ、という発言
があり、gTLDレジストラからは、DNS Abuseの顕著な事象は特定されなかっ
た、という認識が発表されました。これに対し、12のccTLDにおいて、
COVID-19に関連して登録されたドメイン名はわずか0.08%に留まったというこ
とです。また、ccTLDと各国当局(保健当局および消費者保護当局など)との協
調もうまくいったということです。At-Largeからは、ICANN事務局によるドメ
イン名悪用行動レポート(Domain Abuse Activity Reporting; DAAR)によれ
ば、組織的にDNS Abuseを行っているのは限定された実施主体であることが明
らかにされたとして、悪用対策はこれらの行為者に焦点を絞るべきだと報告
がありました。GAC PSWG(*5)からは、レジストラと法執行機関、ICANNの協力
および主体的・積極的な疑わしい対象のふるい分けと照会が必要で、具体的
にはWHOIS登録データの正確性、法執行機関がDNS Abuseに関して扱うための
専用連絡ルート、明確で執行可能な契約義務などが求められました。

ICANN68で公開されたGAC助言では、おおむね以下について求めました。

- ICANN事務局による能力開発と訓練に関する構想に重点を置くべきこと
- WHOIS登録データの正確性向上およびプライバシー/プロキシサービスへの
  ポリシー適用(後者は凍結中)に関する既存の取り組みを置き換えるのでは
  なく、補完するべき
- ICANN理事会に対しては既存の助言を実行に移すこと
- ICANNコミュニティに対してはDNS Abuseに関する、複数のグループによる
  作業の流れの引き受け

全体を通した感想は、GAC/ALAC対レジストリ・レジストラで認識に隔たりが
あるので、その差を埋めていく作業が大変かつ時間がかかるのではないかと
思いました。

(*5) 政府諮問委員会(GAC)内に設置された公共安全作業部会。主なメンバー
     は各国政府の法執行機関となっています。


■ COVID-19時代におけるポリシー策定

最終日に開催された本プレナリーは、COVID-19パンデミック中のICANNコミュ
ニティによるポリシー策定作業を、進化させるという挑戦に関する対話セッ
ションであり、何でも質問してよいパブリックフォーラムではなく、特定の
議題に焦点を当てたものとなりました。会議の進め方、ポリシー策定につい
ては、まず参加者との質疑応答を行った後、各SO/ACの代表が各グループでの
状況や考えについて報告を行いました。なお、ICANN68に先立つ6月12日に、
「対面会合への段階別復帰に関する提案ドラフト」(*6)がICANNから公開され
ており、質問の中にはこれに関するものもありました。新型コロナウイルス
感染症の完全収束がいつになるかわかりませんが、試行錯誤しながら戻して
いくことになるのだと思います。

最後に、ICANN事務総長Goran Marby氏が、「ちょっと変わったことをしよう
と思う」と切り出し、いわゆる「Black Lives Matter」についてMarby氏が職
員に送ったメッセージの内容を紹介しました。組織的/制度的な人種の不正
義と戦う責任がすべての人にあること、いかなる種類の差別に対しても寛容
度はゼロであること、インターネットは人種の偏見および不正義に光を当て、
人々が変化のために一緒になる活動を促進する力強い手段であること、ICANN
の行動規範および反ハラスメントポリシーは我々が正しくふるまうのに必要
な道標である、などが主な内容でした。 ICANNとしては、制度的な手当ては
既にあるが、コミュニティ参加者に対して自覚を促した、ということだと思
います。

(*6) Draft Proposal for Phased Return to Face-to-Face Meetings
     https://gnso.icann.org/en/correspondence/icann-to-so-ac-chairs-12jun20-en.pdf


■ EPDPフェーズ2進捗状況

gTLD登録データに関する迅速ポリシー策定プロセス(EPDP)チームは、2019年
5月にフェーズ1の検討が完了して以来、フェーズ2として以下の点について検
討してきました。

- 非公開登録データへの標準化されたアクセス/開示システム(SSAD)
- gTLD登録データに関する暫定仕様(TempSpec)の、コミュニティの決定に関
  する付属文書(*7)に記載された事項(GDPRに適合した認証およびアクセスモ
  デル、統一された匿名化メールアドレスの実現可能性、最終的な認証およ
  びアクセス機構が完成するまでの間に正当な目的を持った利用者が非公開
  データを含む登録データにアクセスする方法、など)の検討
- フェーズ1から先送りされた検討事項:WHOIS登録において法人と個人を区
  別するかどうか、WHOIS中の(登録者が居住する)都市名項目(*8)の改訂等

(*7) https://www.icann.org/resources/pages/gtld-registration-data-specs-en/#annex
(*8) 登録者が居住する都市名項目がGDPRにおいて個人情報に該当するかどう
     かなどの課題が存在しています。EU域内のccTLDにおいても、項目を表
     示しているところとしていないところに分かれています。フェーズ1の
     勧告11では改定すべき、フェーズ2で法的課題を検討するようにとなっ
     ていました。その後、チームは外部の法律の専門家に助言を求めるなど
     して検討した結果、フェーズ2でも勧告内容は変えない、としています
     (本稿執筆時点)。

ICANN68では、EPDPチームの会合はプログラムとしては予定されておらず、臨
時に開催されることもありませんでした。ただ、同チームの遠隔会議は、5月
以降週2回以上のペースで開催されているようで、ICANN68の前の週はほぼ毎
日開催されていました。ICANN68会期中には22日に小チームの電話会議が二
つ、23日にチーム全体の電話会議が開催されましたが、いずれもUTC14時~16
時(日本時間23時~翌日1時)の開始となっており、ICANN68の時間帯よりも多
数派を占めると思われる、欧米からの参加者に時間帯を合わせた、というこ
とが言えるかと思います。ICANN68直後の6月末時点では、フェーズ2の優先順
位1、2の検討および最終報告書の完成のいずれも遅延しており、ICANN68前後
に完了するはずが翌7月末に延ばされています。


■ 次期新gTLD申請手続きポリシー策定WG進捗状況

本WGでは2016年2月に検討を開始し、初回報告書が2018年7月、5項目にわたる
事項について議論した結果である追加報告書が同10月に発行されており、地
理的名称に関する追加報告書が2019年10月に発行されています。ICANN68開催
時点では、最終報告書案向けの勧告を仕上げている状況とのことです。最終
報告書案は、ICANN68終了後間をおかずに(予定では2020年7月)公開される予
定になっています。

ICANN68では、このWGのセッションが6月23日の1回のみ開催され、主に次の2
点についてに議論されました。

○文字列競合時に対する秘匿された解決方法(プライベートオークションを含
  む)

  前回2012年の新gTLD募集ラウンドでは、当事者間でオークションを実施し、
  費用は負けた方が等分するという方法を行ったところがありました。これ
  により、あるオークションで勝つことで、入ってきた資金を他のオークショ
  ンに投じることができる入札者が現れた一方、資金が出ていくばかりで競
  り勝てない入札者も生み出すことになりました。また、gTLDを運営する気
  がない入札者も生み出す結果となりました。これらが、将来のgTLD募集ラ
  ウンドで"不真面目な"(=オークションによる金儲けのみを狙うなど、gTLD
  を運営する気のない)申請を生み出す動機となる可能性があるため、負けた
  場合にも金銭的メリットが出るようなオークションを禁止するなどの、動
  機を減らす方策が検討されています。

○予測可能性の枠組み

  前回2012年ラウンド開始後多くの変更がなされ、新gTLDプログラムの予測
  可能性を妨げる結果となりました。WGでの勧告により、極力予期しない問
  題の発生を減少させようとしていますが、そういった問題は今後も起こり
  得るため、発生時に問題を解決するための枠組みを作成するというもので、
  予期しない問題への解決策を検討するものではありません。

なお、本セッションにおいてもDNS Abuseに関する質問が出た際に、WG議長の
1人はDNS Abuseはコミュニティ全体で取り組んでいる課題であり、新gTLDプ
ログラムの実装と並行して(別の場所で)議論すべきという持論を展開しまし
た。


■ すべてのgTLDにおけるすべての権利保護機構の評価

2016年2月に本ポリシー策定プロセスが開始して以来、フェーズ1としてUDRP
以外のTM-PDDRP、URS、TMCH、サンライズ、Trademark Claimsについて検討が
行われてきました。フェーズ1の初回報告書は2020年3月に公開され、5月上旬
まで意見募集がなされました。今後8月から9月上旬にかけて勧告の最終化を
行った上で最終報告書を完成させ、10月中旬に最終報告書をGNSO評議会に提
出してフェーズ1を完了する予定です。その後はフェーズ2として、UDRPの見
直しがなされることになります。

ICANN68会期中にはセッションが6月23日に1回開催され、進捗状況の確認と、
URSに関する提案のレビューが主に実施されました。


■ 最後に

ICANN67同様、セッション数が前年までの対面会合に比べるとかなり少なく
なっているのは、ICANN会期外に行われる通常の遠隔会議との差がそれほどな
いこと、およびアジア太平洋地域での開催となったため、欧米の人々は時差
の関係で参加しにくくなったことが影響していると思われます。日本から参
加した筆者は、時差が少なく楽だったのですが、ポリシー策定に関わるコミュ
ニティメンバーは圧倒的に欧米の人が多いように思われるので、バーチャル
で会議を開催する際の難しい点だと思いました。

次回ICANN69は同じくバーチャル形態で、2020年10月17日から22日までの開催
となります。元々の開催地がドイツ・ハンブルクであったので、中部欧州夏
時間(UTC+2)を基準にプログラムが組まれることが決定しています。

ICANN68の内容を皆様に共有する、ICANN報告会は8月4日(火)に開催予定です。
詳細は追ってお知らせします。


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【 2 】News & Views Column
       「生活が一変した半年間」
                                 株式会社帯広シティーケーブル 鵜野直樹
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2020年2月21日に秋田で開催されたTDNOG(東北・北海道オペレーターズグルー
プ)の会合から戻って、状況は一変。私は、元々東京のオフィスで本社が北海
道帯広にあるケーブルテレビ技術業務をしているため、常にテレワークして
いるようなものですが、新型コロナウイルス対策での自宅テレワークが2月末
から始まりました。外に出ない生活で体重は増え、体力が落ちているのを実
感し、東京マラソンの出場資格がありましたが新型コロナウイルスの影響で
走れず、モチベーション低下が運動不足に追い打ちをかけていました。さす
がにこれはまずいと、仕事後にウォーキングやジョギングを開始して、今は
体重も体力も回復してきました。

IXやトランジットなど対外接続やBGP運用も、私の担当分野の一つです。北海
道では早くから新型コロナウイルス感染者が多かったこともあり、2月末から
のテレワーク化や学校休校など、生活動向が一変したことをトラフィック推
移から十分推し量ることができました。さらに4月の緊急事態宣言以降、対外
接続トラフィックの状況にはとても驚きました。日中のトラフィックが連日
夜間並み、夜間ピークトラフィックも過去最高を記録したのです。幸い対外
回線には余裕がありましたが、今冬での感染問題の再来に備え、回線増強を
早める判断をしています。

変化したトラフィック動向。私個人も、日中帯の社内や取引先との会議やコ
ミュニケーションはオンライン利用が一気に増えました。これまでは月に1回
の帯広出張がありましたが、3月から移動自粛もあり行っていません。また東
京のオフィスも4月上旬には一時閉鎖となり、本社の朝礼にオンラインツール
で参加することになりました。自宅でのテレワークでは外出も最小限となる
ため、通勤電車の状況、オフィス界隈の人の流れなど、目に見える情報が少
なくなってしまいます。朝礼で話される事業活動の制限、拠点分散出社、交
代勤務、テレワーク化、健康・衛生管理、リアルタイムに状況が変わるさま
は文字情報だけではなかなか伝わらないため、インターネットがない時代だっ
たとしたら、この半年間はどのような状況になっていたのかと思うと、ちょっ
と怖くなりますね。

オンラインツールの利点はありますが、少し気になることもあります。直接
話を聞くのと画面越しでは、終わった後の疲労感が違いませんか?単純に慣
れだけの問題ではないようです。人間は五感を使って理解を深めようとしま
すが、立体感、皮膚感覚、他者との距離感覚、におい等が感じられず制限さ
れた状況では、脳が理解を深めようと頑張るため、終わった後の疲労感が強
くなってしまうとのこと。オンライン会議中に甘いお菓子を食べながら糖分
補給という訳にはいきませんが、今後もテレワーク生活は続きます。程よい
休憩を取りながら、仕事していきたいと思っています。


■筆者略歴

鵜野 直樹(うの なおき)

1999年、株式会社帯広シティーケーブル(OCTV)に入社。2018年より東京事業
所勤務となり、ケーブルテレビ事業における、通信、放送、制作などの設備
構築・運用に従事。今夏開催予定のJANOG46沖縄実行委員(プログラムアドバ
イザー)、2019年に発足したTDNOG(東北・北海道ネットワークオペレーターズ
グループ)のコアメンバー。また、2019年度よりJPNIC IPv6教育専門家チーム
メンバーも務める。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「DNS Abuseとは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

DNS Abuseとは、Abuse(悪用)の名前の通り、DNSの利用もしくはドメイン名の
登録に使われる手続きが関連した、悪用行為を指す言葉です。

DNS Abuseの例としては、

・漫画などの海賊版サイトでの利用
・模倣品・偽造品販売サイトでの利用
・違法薬物販売サイトでの利用
・ネット詐欺での利用:ファーミング(Pharming)、フィッシングサイトでの
  利用
・迷惑メール送信に利用
・ドメイン名ハイジャック
・サイバースクワッティング
・脆弱性攻撃(エクスプロイト)での利用
・マルウェアでの利用
・ボットネットでの利用

などが挙げられます。

ただし、DNSの利用やドメイン名の登録手続きに関連した悪用行為に含まれる
範囲は大変広く、どこまでの行為がDNS Abuseに該当するのかについては、ま
だコミュニティでの統一した見解が示されるには至っていません。ICANNで
も、DNS Abuseに関する対策を議論する前に、そもそものDNS Abuseをどう定
義するのかについての議論が行われている状況です。

DNS Abuseに関して何らかの対策が必要な点では見解が一致していますが、ド
メイン名登録者、被害者、レジストリ・レジストラ、知的財産権保護に従事
する法律の専門家、各国法執行機関など、さまざまな関係者が関わってくる
事項であることから、定義付けが行われて具体的な対策に取りかかれるよう
になるまでには、まだしばらく時間がかかりそうな状況です。


■ 参考

   gTLDレジストリ・レジストラ連合によるDNS Abuseに関する枠組み提案
   http://www.dnsabuseframework.org/

   JPNICブログ「DNS Abuse」
   https://blog.nic.ad.jp/2020/4796/


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2020年2月~2020年7月)
--------------------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO   GA     GJ     PA   PJ   TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------------------
  2/1|254 3664 429950 585 37325 13011 5850 5412 1892 2178 972621  94664  9692 1767 1578865
  3/1|254 3664 430755 588 37391 12996 5835 5419 1892 2177 974404  94199  9660 1763 1580997
  4/1|254 3671 431441 584 37483 12973 5818 5442 1892 2169 976501  93626  9590 1747 1583191
  5/1|254 3681 432320 582 37586 12958 5795 5456 1891 2166 980066  93233  9561 1725 1587274
  6/1|254 3684 433117 581 37619 12927 5778 5505 1891 2162 981728  92541  9575 1723 1589085
  7/1|254 3690 434370 590 37684 12919 5770 5522 1891 2160 985461  91654  9603 1669 1593237
--------------------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語
 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
 PJ:都道府県型ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからのIPv4アドレス割り振りとJPNICへのIPv4アドレス返却ホスト数
  (2020年1月~2020年6月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   1 |     2048 |        0 |   93301680
   2 |        0 |        0 |   93301680
   3 |        0 |     1024 |   93300656
   4 |        0 |        0 |   93300656
   5 |        0 |        0 |   93300656
   6 |     1024 |        0 |   93301680
------------------------------------------


□統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2020年7月13日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      0 |
  B会員     |      2 |
  C会員     |      3 |
  D会員     |     90 |
  非営利会員|      9 |
  個人推薦  |     29 |
  賛助会員  |     45 |
 ---------------------
  合計      |    181 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2020年7月7日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           461


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2020.7.27(月)~31(金)         IETF 108 (オンライン)
 ---------------------------------------------------------------------
  2020.8.3(月)~7(金)           APAN 50 (オンライン)
  2020.8.26(水)~28(金)         JANOG46(沖縄もしくはオンライン)
 ---------------------------------------------------------------------
  2020.9.3(木)~4(金)           APTLD78 (Taipei, Taiwan)
  2020.9.8(火)~10(木)          APNIC 50 (オンライン)
  2020.9.28(月)~10.2(金)       RIPE81 (オンライン)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
      わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
                  ◇              ◇              ◇
            メールマガジン以外でも、情報を発信しています!
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 JPNIC News & Views vol.1782 【定期号】

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