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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1860【定期号】2021.7.15 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.1860 です
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毎月15日(土日祝の場合はその翌営業日)に発行している定期号では、特集記
事のみならず、業界メンバーのコラムや用語解説、統計などもお届けしてい
ます。

本号の特集では、2021年6月中旬に完全オンラインで開催された第71回ICANN
会議の概要についてご報告します。同会議については、8月5日(木)に報告会
も開催しますので、ぜひご参加ください。

  第61回ICANN報告会開催のご案内
  https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2021/20210625-01.html

その他、News & Views Columnでは、国際標準化関連の活動で活躍なさってい
る慶應義塾大学/W3Cの下農淳司さんに、デジタル時代における日本語組版処
理の要件に関する取り組みについてお書きいただきました。Webや電子書籍で
当たり前のように用いている日本語表記が、どのような活動によって成り立っ
ているのかを垣間見ることができます。また、インターネット用語1分解説で
は、ICANNの政府諮問委員会下で公共安全に対する取り組みを行っている
「PSWG (Public Safety Working Group)」について解説しています。

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◆ 目次
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【 1 】特集 「第71回ICANN会議報告」
【 2 】News & Views Column
       「デジタル時代の日本語表記に向けて - 日本語組版処理の要件
         (JLReq)の現場から」
         慶應義塾大学/W3C  下農淳司氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「PSWG (Public Safety Working Group)とは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー

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【 1 】特集 「第71回ICANN会議報告」
                                     JPNIC インターネット推進部 山崎信
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第71回ICANN会議(以下、ICANN71)は、引き続き新型コロナウイルス感染症の
世界的流行により、オンラインのみで元々の開催予定地であったオランダ、
ハーグの時間帯である、中央ヨーロッパ夏時間基準で開催されました。日本
時間では16時に始まり、深夜0時30分に終わるのが標準となっており、前回の
ICANN70よりは時差的に楽だったと言えると思います。

ICANN71へは、147の国・地域より1,337名の参加がありました。北米からの参
加者の割合が32%と最も多く、次いで地元である欧州25%、アジア・オースト
ラリア・太平洋地域が23%と続いています。ラテンアメリカ・カリブ海地域は
8%、アフリカ地域は10%となりました(*1)。

(*1) https://meetings.icann.org/en/remote71/icann71-technical-report-29jun21-en.pdf

本稿では、主に分野別ドメイン名支持組織(GNSO)に関する動向についてお伝
えします。なお、アドレス支持組織(ASO)はICANN71期間中には会合を開催し
ませんでしたが、月次の電話会議はオブザーバーも参加可能(*2)とのことで
す。

(*2) https://aso.icann.org/aso-ac/meetings/


■ コミュニティ優秀賞(Community Excellence Award)

コミュニティ優秀賞とは、コンセンサスに基づく解決策を提案した人、およ
びICANNコミュニティ内でのポリシー策定に関して、顕著な貢献をした人に与
えられることになっています。受賞者は、各支持組織/諮問委員会からの代
表で構成される選考委員会により選定されます。会期初日の6月14日に、2021
年の受賞者が次の通り発表されました。

〇故Marilyn Cade氏

ICANN誕生以来、ICANNのマルチステークホルダーモデルの先駆者であり、GNSO
評議会、商用ステークホルダーグループ、ビジネス部会、指名委員会、他に
も多くのコミュニティ横断作業部会(WG)に関わりました。フェローシッププ
ログラムやICANNアカデミーなど次世代育成にも熱心で、ICANN65でプログラ
ム間の休憩時間に主に途上国の若手を集めて話をされていたのが印象的でし
た。まだまだ活躍なさると思っていたのですが、2020年11月に他界されまし
た。

〇Rafik Dammak氏

ICANN報告会に参加されたことのある方にはおなじみの、日本在住の方です。
GNSO評議会、非商用ステークホルダーグループ、gTLD登録データに関する迅
速ポリシー策定プロセス(EPDP)チーム、指名委員会などに関与しました。さ
まざまな地域およびステークホルダーにわたる協同作業の中で、中立を保て
る能力は選考委員会の注意を引いたようです。各グループの電話会議への参
加は、深夜早朝となることも多かったようです。


■ GNSOにおけるポリシー策定関連

〇gTLD登録データ向け暫定仕様に関するEPDP

フェーズ2の残課題はフェーズ2Aとして検討されており、以下の項目が含まれ
ます。

1. 登録において法人と個人を区別するかどうか
2. 匿名化電子メールアドレスを持つ連絡先情報の実現可能性

フェーズ2Aに関してコミュニティに報告・相談するセッションが開催され、
6月3日に公開されたフェーズ2A初回報告書の概要について報告されました。
その時点では、ポリシー勧告について合意されたものはなく、勧告草案が提
供され、コメントが求められているということでした。

〇移転ポリシーの評価に関するポリシー策定プロセス(PDP)

本PDP WGは、レジストラ間や登録者間での移転の安全性および効果を高める
ためにポリシーの変更が必要かどうか決定するためのWGであり、5月に2フェー
ズを持つPDPとして開始されました。ICANN71会期中に本PDPに関するセッショ
ンが開催され、前半はポリシー策定の目標について、後半では認証コードに
関してチャーターに含まれる質問の扱いについて議論されました。

〇IDNに関するEPDP

本EPDPでは、以下の2点に関するポリシー勧告を行うことになっています。

・すべてのTLDの定義、およびルートゾーンの異体字gTLDの委任を促進するた
  めの異体字ラベルの管理

・IDN実装ガイドラインを今後どのように更新すべきか

ICANN71ではアウトリーチセッションが開催され、本EPDPに関する背景情報、
使命および対象範囲などが提供されました。

〇次期新gTLD募集手続きPDP

ICANN理事会が最近、本PDPにより作成された勧告への意見募集を行いました。
理事会は、本件に関する運用設計フェーズ(ODP)を開始する可能性がありま
す。

〇すべてのgTLDにおけるすべての権利保護機構(RPM)評価PDP

フェーズ1に関して、ICANN理事会が最近本PDPにより作成された勧告への意見
募集を行いました。寄せられた意見は、理事会が勧告について検討する際の
支援材料となります。


■ プレナリーセッション他

〇ICANNのポリシー課題への規制の進展に伴う影響

本セッションはICANN70で予定されていたものの、開催されずICANN71に持ち
越されていたものです。欧州での一般データ保護規則(GDPR)、ネットワーク
および情報システムのセキュリティに関する指令の改訂案(Directive on 
Security of Network and Information Systems, NIS2)(*3)、デジタルサー
ビス法(Digital Services Act, DSA)、サイバー犯罪に関する条約(Budapest 
Convention on Cybercrime)などのICANNポリシーへの影響について、欧州委
員会および欧州評議会の方々による発表がありました。特にNIS2では、レジ
ストリ・レジストラに対しデータの正確性を要求する条項(第23条)があるた
め、EPDPの議論に関わってくるようです。

(*3) https://ec.europa.eu/newsroom/dae/document.cfm?doc_id=72166

その後、ICANNの各支持組織からはccNSOおよびGNSOが、諮問委員会からはALAC
およびRSSACが、各母体で行われている作業へのこれらの規制の影響について
述べ、次いで質疑が行われました。

〇ccTLDガバナンスモデル:At-Largeエンドユーザーからの証言

ccTLDのガバナンスモデルの4形態(学術、政府、営利企業、非営利団体)につ
いて、ccNSOメンバーから説明がありました。次いで、9名のAt-Largeメンバー
が前述のガバナンスモデルに照らし合わせて、さまざまなccTLDの例について
紹介しました。アジア太平洋地域からは、オーストラリア(.au、非営利団体
管理)とバヌアツ(.vu、政府管理)について紹介がありました。ICANN72では、
エンドユーザーとの相互対話を主眼とした、続きのセッション開催が検討さ
れているということです。

〇インターネットガバナンスエコシステムの枠内におけるICANNのマルチス
  テークホルダーモデル

インターネットガバナンスのエコシステムにおいて、技術コミュニティの一
部分として、およびより広範囲なインターネットガバナンスのエコシステム
の一部としても重要な役割を果たしている、ICANNのマルチステークホルダー
モデルについて掘り下げるセッションです。前半はGACとGNSOのパネリストが
ICANNのマルチステークホルダーモデルの持続性について議論し、後半ではよ
り広範囲なインターネットガバナンスのエコシステムにおける特筆すべき見
通しについて議論されました。

〇Reputation Block Listsを理解する

Reputation Block Lists (RBLs)とは、迷惑メールを弾く目的などで、評価に
基づきブロックするリストのことです。レジストリやレジストラ、ドメイン
名悪用活動報告(DAAR)システム他が、RBLsからのデータを使ってドメイン名
空間を監視しています。本セッションでは、RBLsがどのように不審なふるま
いを発見し、混乱を払拭しているかについて説明されました。

〇パンデミック後におけるICANN公開会議の将来

2021年10月に開催される次回ICANN72を、リモートだけでなく米国ワシントン
州シアトルでの現地開催も行うハイブリッド形式にする可能性を探るため、
ICANNはICANN71に先立ち、コミュニティメンバーにアンケート調査を行いま
した。

本セッションは、アンケート結果をまず紹介したのち、議論に入りました。
アンケート回答者数は665名ということで、年次会合参加者数の平均2,079名
の約3割となっています。「今日決めないといけないとしたら、ICANN72に現
地参加するか」という設問に関しては、約7.5割が「参加したい」または「米
国への渡航が許可されれば参加したい」と回答しました。残る2.5割が「わか
らない」「参加しない」を選択していましたが、その理由の2強が健康/安全
面の懸念、および隔離または渡航制限となっていました。アンケート結果の
分析では、渡航制限、米国ビザ発給、ワクチン提供可能か、新型コロナ感染
率などがさまざまであること、会場との契約上の義務やICANNが旅費を負担す
る参加者の渡航手配を考えると7月中旬には決める必要があること、ハイブ
リッド形式についてICANNはどう考えるか(=できるだけ現地参加者と遠隔参
加者が等しく参加できるようにするためにセッション運営の改善方法を探
る)、などについて共有されました。

その後議論に移り、次の四つの質問に対して意見が多数出ました。

 1. ICANN72をハイブリッドで開催できる場合、グローバルに現地参加するこ
    とは包摂的および効果的な会議開催にとって必要か

 2. 相当な数のセッション議長、グループリーダー、アクティブな参加者が
    ICANN72に物理的に参加できない場合、所属するコミュニティグループと
    その結果には影響するか
 3. ハイブリッド会議を開催する場合、すべての声が聞き届けられるように
    するには何を勧めるか

 4. 理事会が検討するにあたり、アンケート結果やこの場で議論されていな
    いが考慮すべき要素はあるか

ICANN72を現地開催するかどうかは、アンケート結果などを元に、2021年7月
に開催される理事会で最終的に決定される予定です。


■ DNS Abuse関連

今回も、DNS Abuseについてはプレナリーセッションでは取り上げられず、GAC
の1セッション(DNS Abuseの軽減に関するGACでの議論)、GACとGNSOの合同会
議およびGACとICANN理事会の合同会議においてそれぞれ一つの議題として、
GNSO契約者会議によるDNS Abuse WGの活動報告の、計4セッションでカバーさ
れました。

〇DNS Abuseの軽減に関するGACでの議論

まずSSACより、SAC115(DNSにおける悪用に取り組むための相互運用可能な取
り組み方に関する報告書)について、提案されている枠組みおよび勧告内容の
紹介がありました。次いで、Messaging Malware and Mobile Anti-Abuse 
Woking Group (M3AAWG) およびAnti-Phishing Working Group (APWG)より、
2021年6月に公開された報告書の内容が紹介されました。主に、サイバー犯罪
捜査に関わる人々と悪用に対処するためのサービス提供者へのアンケート調
査結果と、TempSpecの影響に関する議論からなっています。また、日本政府
(総務省)からは、DNS Abuseなどに関するICANNとレジストリ・レジストラ間
の契約執行強化について提案がなされました。これは、ICANN70での提案に引
き続いて行われたもので、より具体的な内容となっています。次いで、PSWG
議長より、DNS Abuseの明確な定義が必要という提案がなされました。

〇GNSO契約者会議によるDNS Abuse WGの活動報告

GNSO契約者会議(=gTLDレジストリとレジストラ)のDNS Abuse WGに関して、
コミュニティに活動内容を報告するセッションで、これまでに働きかけを行っ
たSO/AC/SG/部会とその働きかけで得られたもの、今後の働きかけ予定、レジ
ストリおよびレジストラSGによる成果物の紹介などが行われました。


■ 最後に

SSADの実装および次期新gTLDについては実装段階に入りつつありますが、ど
ちらも時間を要するものと思われます。すべてのgTLDにおけるすべてのRPMの
評価PDPについては、今年中にフェーズ2が開始するかどうかというところで
しょうか。ICANN72の開催形態がどうなるか、についても興味深いところで
す。

次回ICANN72は、元々の予定では先に取り上げた通り、米国のシアトルで開催
されることになっていますが、オンラインのみとなるか、または現地でも開
催されるかについては2021年7月15日に開催予定のICANN理事会で決められる
ことになっています。

ICANN71の内容を皆様に共有する第61回ICANN報告会は、2021年8月5日(木)午
後に開催いたします。開催後には本News & Viewsでも報告を行う予定ですが、
ご興味のある方はぜひ当日の報告会にご参加ください。


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 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
 ┃良かった                                                          ┃
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 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃ https://feedback.nic.ad.jp/1860/0655d413a50a5a544c04357291d236e5 ┃
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【 2 】News & Views Column
       「デジタル時代の日本語表記に向けて - 日本語組版処理の要件
         (JLReq)の現場から」
                                             慶應義塾大学/W3C 下農淳司
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Webや電子書籍で使われるHTMLとCSSですが、2019年に縦書きがCSS仕様(*1)
として勧告化される(*2)など、活発に開発が続いています。World Wide Web 
Consortium (W3C)では、国際化活動(*3)の中で多種の言語の要求を実現する
ために、組版処理の要件のとりまとめ(*4)や齟齬解析(*5)などを通じてCSSと
の議論を行っていますが、日本語についてもまだまだやることが数多くある
状況です。リフロー前提の電子表示では、ルビ処理や行長処理などにおける
職人技の経験則を、規則へ明確な形で入れる必要があります。また、歴史の
長いプロトコルを想像していただければ似たような状況かとは思いますが、
日本語組版においても活版印刷以降の全角を基準とする組版の歴史の中で、
活版や手動・電算写植時代の技術的制約からくる要件などもあり、完全デジ
タルでのWeb時代には不要と思われる制約も存在します。

例えば、最近オープンデータの中で話題になった1文字の数字は全角で、2文
字以上は半角で並べるという謎に見える規則は、活版の時代に全角何文字で
構成される行で行末を揃えるために簡単な方法として採用された方法が生き
残っているものです。そして、Web上も含めよく議論になる、全角文字と欧文
文字の間の半角空白を入れるかどうかという論戦について、読みやすさの観
点での調査では六分アキ程度が望まれるものの、活版印刷の時代は最小の活
字で四分だったので四分が使われ、電子処理になって文字コードでは半角・
全角しかない中で半角が挿入されるようになった、などがあります(後者に対
してはCSSで自動アキ調整を行うための処理を議論中です)。

今の流行りのDXの議論にも通じるものではありますが、Webや電子書籍という
自由に細かく処理可能になった中で、本来実現すべき本当に読みやすい組版
に対し、JIS X 4051 (*6)などの紙時代における歴史的な技術的制約による妥
協の産物も混じった組版要件が、本当にユーザーを向いた望ましいものであ
るのか。また、ディスレクシア(文字情報の処理に困難さを持つ症状)の方々
を含めたアクセシビリティーの確保や、デジタルでの新しい可能性の追求な
ど、理想に近づいていくためにはまだまだ調査・議論が必要なところです。

まだ端緒についたところではありながら、何を実現すべきかというところの
議論から実際のCSSなどの仕様やブラウザ実装への流れへ向けて、着実に一歩
一歩進んでいけば、と思っています。

(*1) https://www.w3.org/TR/2019/REC-css-writing-modes-3-20191210/
(*2) https://www.w3.org/2019/12/pressrelease-css-writing-modes-rec.html.ja
(*3) https://www.w3.org/International/
(*4) https://www.w3.org/TR/jlreq/
(*5) https://www.w3.org/TR/jpan-gap/
(*6) https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISNumberNameSearchList?show&jisStdNo=X4051


■筆者略歴

下農 淳司(しもの あつし)

2010年京都大学理学研究科博士課程修了。2018年10月まで東京大学カブリ数
物連携宇宙研究機構特任研究員。2018年11月より慶應義塾大学大学院政策・
メディア研究科特任講師、W3C/Keio Team Staffとして活動。


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【 3 】インターネット用語1分解説
         「PSWG (Public Safety Working Group)とは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

PSWGは、Public Safety Working Groupの略であり、ICANNの政府諮問委員会
(Governmental Advisory Committee, GAC)下に置かれている、作業部会
(Working Group)の一つです。「公共安全作業部会」等の訳語があてられてい
ることもあります。

公共安全に対する懸念の高まりから、GACの中で各国の法執行機関等が集まる
非公式な会合が持たれるようになり、2015年2月の第52回ICANNシンガポール
会議でのGAC会合において、こうした活動が正式に作業部会として承認されま
した。さらに、その次の2015年6月開催の第53回ICANNブエノスアイレス会議
でのGAC会合において、そのTerms of Reference (ToR/活動目的)が承認され
ました。

PSWGのToRによると、PSWGはDNS (Domain Name System)やドメイン名が違法行
為や詐欺等に悪用されている状況の確認・評価、違法な行為や詐欺等を各国
の公安組織が調査・阻止を支援することをめざすとされています。また、前
記の目的に照らして、レジストリ契約・レジストラ契約が適切な規定を設け
ているかを継続的に評価し、ICANN内での情報共有にも取り組むとされていま
す。

PSWGの活動状況や会議の議事録や音声は、GAC内の以下のページで公開されて
います。

  GAC Public Safety Working Group (PSWG)
  https://gac.icann.org/working-group/gac-public-safety-working-group-pswg


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【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2021年2月~2021年7月)
--------------------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO    GA    GJ     PA   PJ   TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------------------
  2/1|253 3731 442564 630 38221 12860 5674 6038 1894 2147 1009873 90296  9542 1613 1625336
  3/1|253 3740 443779 630 38298 12849 5654 6072 1896 2146 1013672 90067  9560 1615 1630231
  4/1|252 3746 446007 635 38420 12824 5640 6119 1896 2142 1012307 89760  9523 1612 1630883
  5/1|253 3744 447815 635 38532 12825 5618 6157 1896 2137 1014771 89543  9498 1602 1635026
  6/1|253 3745 448731 634 38599 12815 5605 6157 1896 2133 1018602 89187  9574 1600 1639531
  7/1|253 3743 450138 633 38671 12804 5584 6175 1896 2130 1023569 88999  9747 1645 1645987
--------------------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語
 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
 PJ:都道府県型ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからのIPv4アドレス割り振りとJPNICへのIPv4アドレス返却ホスト数
  (2021年1月~2021年6月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   1 |      512 |     2048 |   93300144
   2 |      512 |    20480 |   93271176
   3 |     2560 |  1048576 |   92225160
   4 |      512 |        0 |   92225672
   5 |     1024 |        0 |   92226696
   6 |      512 |        0 |   92227208
------------------------------------------

□統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2021年7月12日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      0 |
  B会員     |      2 |
  C会員     |      3 |
  D会員     |     91 |
  非営利会員|      9 |
  個人推薦  |     29 |
  賛助会員  |     44 |
 ---------------------
  合計      |    181 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2021年7月7日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           471


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2021.7.12(月)~16(金)         SANOG 37 (オンライン)
  2021.7.14(水)~16(金)         JANOG48 [協賛] (岐阜県、ソフトピアジャ
                                パン)
  2021.7.19(月)                 IGF 2023に向けた国内IGF活動活発化チー
                                ム第4回会合 (オンライン)
  2021.7.26(月)~30(金)         IETF 111 (オンライン)
 ---------------------------------------------------------------------
  2021.8.2(月)~6(金)           APAN52 (Yogyakarta, Republik 
                                Indonesia)
  2021.8.5(木)                  第61回ICANN報告会 (オンライン)
 ---------------------------------------------------------------------
  2021.9.8(水)~9(木)           APTLD80 (オンライン)
  2021.9.13(月)~16(木)         APNIC 52 (オンライン)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
      わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
                  ◇              ◇              ◇
            メールマガジン以外でも、情報を発信しています!
             JPNICブログ  https://blog.nic.ad.jp/
                 Twitter  https://twitter.com/JPNIC_info

               YouTubeでは各種解説動画を公開しています
       https://www.youtube.com/channel/UC7BboGLuldn77sxQmI5VoPw
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
___________________________________
■■■■■  JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています  ■■■■■
  :::::  会員リスト  ::::: https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/
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