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JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1959【定期号】2022.11.15 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.1959 です
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毎月15日(土日祝の場合はその翌営業日)に発行している定期号では、特集記
事のみならず、業界メンバーのコラムや用語解説、統計などもお届けしてい
ます。

本号の特集では、2022年10月下旬に3日間の会期で開催された「日本インター
ネットガバナンスフォーラム2022 ~IGF2023日本開催を見据えて~」を取り
上げます。2023年に国連主催のインターネットガバナンスフォーラム(IGF)が
日本で開催されるのを控え、国内では「IGF2023に向けた国内IGF活動活発化
チーム」主導で、インターネットガバナンスに関する活動が盛り上がりを見
せています。インターネットを利用するどなたにも関係する、インターネッ
トガバナンス。まずはご興味のある内容から、関心を広げていただければと
思います。

その他、News & Views Columnでは、いよいよ来週に開幕する「Internet Week
2022」のプログラム委員としてプログラム作りに参加していただいている、
大規模カンファレンスや勉強会の会場ネットワーク構築を行っているCONBUの
佐々木健さんにお書きいただいたコラムをお届けします。ユニークな体験を
経た佐々木さんから発せられる、インターネットの分断、お金、未来につい
ての問い。IW2022の場で、ぜひ佐々木さんと一緒に語り合ってください!!

また、インターネット用語1分解説では、国際電気通信連合(ITU)における最
高意思決定機関である「ITU全権委員会議」について解説しています。

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◆ 目次
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【 1 】特集 「『日本インターネットガバナンスフォーラム2022 
               ~IGF2023日本開催を見据えて~』開催報告」
【 2 】News & Views Column
       「インターネットの分断、お金、未来」
         COnference Network BUilders (CONBU)  佐々木健氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「ITU全権委員会議とは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー

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【 1 】特集 「『日本インターネットガバナンスフォーラム2022 
              ~IGF2023日本開催を見据えて~』開催報告」
                                     JPNIC インターネット推進部 山崎信
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2022年10月26日(水)から28日(金)にかけて、「日本インターネットガバナン
スフォーラム2022 ~IGF2023日本開催を見据えて~」が開催されました。本
イベントについては、すでにJPNICブログで「日本インターネットガバナンス
フォーラム2022レポート」として速報を公開していますが、本稿では各プロ
グラムの内容と議論についてご紹介します。

  JPNICブログ「日本インターネットガバナンスフォーラム2022レポート」
  https://blog.nic.ad.jp/2022/8192/

主催は、JPNICも積極的に参加している「IGF2023に向けた国内IGF活動活発化
チーム」(以下「活発化チーム」)です。同チームのプログラム委員会にJPNIC
からも2名が参加し、準備を進めてきました。まず活発化チームより2022年5
月から6月にかけて、セッションの公募が行われ、四つのセッションが応募さ
れ、いずれも選ばれました。その後、登壇者の確定や、登壇者が幅広いステー
クホルダーから構成されるよう調整することなどをプログラム委員会から応
募者に依頼し、並行してプログラム委員会枠のオープニングセッションと特
別セッションについて、プログラム委員会内で検討が進められました。


■ プログラム

【プレイベント】10月26日(水)

  バーチャル美少女ねむさんとのトークイベント「メタバース時代のインター
  ネットガバナンス」が、オンラインのみで開催されました。

  ・バーチャル美少女ねむ
  ・兼保圭介(日本電気株式会社)

  本セッションについては、上記JPNICブログ記事で紹介していますので省略
  します。


【第1日】10月27日(木)

 ○開会挨拶

  ・加藤 幹之(活発化チームチェア)
  ・Chengetai Masango(国連IGF事務局、録画)
  ・小野寺 修(総務省国際戦略局 次長)
  ・村井 純(慶應義塾大学 教授)

  最初に加藤氏より、活発化チームの紹介がありました。次いで、Chengetai 
  Masango氏より寄せられたビデオメッセージが投影されました。次に、小野
  寺氏より、インターネットガバナンスフォーラム(IGF)および同会合を2023
  年に日本で開催することなどについてお話しいただきました。最後に村井
  氏より、何をどのように進めていくかのコンセンサスを広げる、10~20年
  かかると思っていたインターネット的な価値観の共有がCOVID-19などのた
  め1、2年でできてしまった、2023年はIGFだけでなくG7、IETFも日本で開催
  される、日本がインターネットガバナンスに関する体制を作ることの重要性、
  などについてお話しいただきました。

 ○オープニングセッション「今、改めて問われるインターネットの自由」

  ・小野寺 修(総務省国際戦略局 次長)
  ・村井 純(慶應義塾大学 教授)
  ・加藤 幹之(活発化チームチェア)
  ・上村 圭介(大東文化大学/活発化チームプログラム委員長)

  挨拶に引き続き、上村氏より、今インターネットの自由が問われていると
  したらどんな点について問われているのか、という問いかけが村井氏に対
  してありました。村井氏からは、インターネットがあまりにインパクトが
  強すぎるインフラになった、人類が作り出し手にしたグローバルな空間、
  abuse(悪用行為)が出てきたとき誰がどこまでかかわるのか、政府の役割、
  リアル空間とサイバー空間、国際空間とグローバル空間がそれぞれ融合し
  てきているがどう調整すべきか、グローバル空間をどうしていきたいのか
  意見は分かれているだろうが議論をすべき、という回答がありました。参
  加者からのコメントのうち、主なものは以下の通りです。

  ・何に対してどう自由を定義するのか、ステークホルダー種別ごとに違う
    のではないか
  ・どのようなステークホルダーを招き入れるべきか
  ・統治の中でのインターネット、マルチステークホルダーの観点だと未来
    図が分裂してきているように思う。日本政府としては今後どういった規
    制を考えているのか
  ・日本ではインターネットについてしっかり学べるところが少ないのでは
    ないか

 ○テーマセッション(1)「電気通信事業法の改正とインターネット・ガバナ
                        ンス」

  ・井上 淳(総務省総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政第二課長)
  ・上沼 紫野(虎ノ門南法律事務所)
  ・沢田 登志子(一般社団法人ECネットワーク)
  ・立石 聡明(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会)
  ・森 亮二(英知法律事務所)

  まず井上氏より、「令和4年改正電気通信事業法 -利用者情報の適正な取
  扱いに係る制度導入について-」について説明いただきました。2022年6月
  に成立・公布され、2023年6月に施行予定のこの法改正の要点は、次のよう
  になっています。

  (1) 利用者情報の適正な取り扱いを大規模(無料の場合利用者が1千万人以
      上、有料の場合5百万人以上)電気通信事業者、大規模(利用者が1千万
      人以上)_検索サービスまたはソーシャルネットワークサービス(SNS)に
      対応を義務付ける
  (2) 電気通信事業者が利用者の情報を外部に送信する際に、利用者に確認
      の機会を付与する

  次いで森氏より、就活サイトが就職活動学生の閲覧履歴から、採用企業に
  対して学生が内定を蹴る可能性についてアドバイスをしていた例を挙げ、
  情報の外部送信を電気通信事業法の改正で規制しようとした際に、業界団
  体から懸念が表明されたこと、それに基づき同法の当初改正案が撤回され、
  トーンダウンした案となったことについて報告がありました。

  沢田氏より、具体例としてSNSにおけるニュースフィードへのご自身のオン
  ライン検索結果に基づく影響から始めて、本法改正が外部データ送信に関
  連して一歩前進ではないか、というコメントがありました。

  上沼氏からは、電気通信事業とはそもそも何か、という問いかけから始ま
  り、(1)について今後どのような方向に進むのか、(2)について影響が大き
  い事業者に限って規制を行うのは妥当なのではないか、などのコメントが
  ありました。

  参加者からの業界団体の意見による巻き戻しに関する質問に対し、総務省
  の枠内だけで議論して決まるのが本当によいのか、個人情報保護法の改正
  で対応した方がよかったのではないか、というコメントがパネリストより
  ありました。これに関しては、他のパネリストとの活発な議論となりまし
  た。議論の中で、電気通信事業者への法規制から、利用者を保護する法規
  制に変わっていくべきというコメントがありました。

  参加者からは、本件においてマルチステークホルダーでの議論が尽くされ
  ていないのではないか、というコメントがありました。

 ○テーマセッション(2)「オンライン海賊版の現状と、対策の現在地点」

  ・宍戸 常寿(東京大学)
  ・小川 久仁子(総務省サイバーセキュリティ統括官付参事官)
  ・前村 昌紀(JPNIC)
  ・山下 健一(さくらインターネット株式会社)
  ・伊東 敦(株式会社集英社/一般社団法人ABJ)
  ・丸田 憲和(ライツ法律特許事務所)

  まず伊東氏より、海賊版の被害の実態、対策および問題点などについてお
  話しいただきました。次いで、丸田氏より、海賊版対策のため設立された
  実務者意見交換会、海賊版対策(検索エンジンからの流入防止)およびその
  課題(ドメイン名ホッピングおよびコンテンツデリバリーネットワーク
  (CDN))についてご紹介いただきました。山下氏からは、技術検証チームの
  活動についてご紹介いただくとともに、問題解決の方向性について考察い
  ただきました。小川氏からは、総務省と関係省庁による総合的な海賊版対
  策の状況について紹介がありました。前村からは、ICANNにおけるDNS Abuse
  に関する議論の状況、ドメイン名の登録者情報から運営者を特定する際の
  困難さ、および海賊版コンテンツであることの判断の困難さ、などについ
  て紹介しました。

  次いで議論に移り、パネリストより海外の法執行機関に動いてもらうこと
  の困難さ、ドメイン名ホッピングの実情、ドメイン名の悪用実例、虚偽情
  報でのWHOIS登録の実例、利用者への正規版の利用を働きかける対策などが
  紹介されました。


【第2日】10月28日(木)

 ○テーマセッション(3)「スプリンターネット?」

  ・実積 寿也(中央大学)
  ・前村 昌紀(JPNIC)
  ・小宮山 功一朗(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)
  ・水越 一郎(東日本電信電話株式会社)

  最初に実積氏より、全体の問題設定が行われ、スプリンターネットやイン
  ターネットの分断(fragmentation)という用語は2000年代から使われてきた
  こと、インターネットのサービスの構造、分割する/しない理由の経済学
  的考察、ウクライナ戦争の影響による動きの紹介などについてお話しいた
  だきました。

  次いで、前村より技術コミュニティの観点から、ウクライナ戦争に関連し
  てインターネット基盤運営団体に起こったことの紹介、ステークホルダー
  の利害と権能の整理、インターネット基盤運営に関わる識者の発言の紹介
  などを行いました。実積氏と前村との対話で、技術コミュニティが持つ公
  共性の側面が浮き彫りになりました。

  水越氏からは、スプリンターネット1.0と2.0とはどういうものかおよび互
  いの相違点、情報の自由な流通の例、地政学的情勢に関連する可能性に関
  する思考実験などについてお話しいただきました。

  小宮山氏からは、自由対安全、国家の統治対グローバルな管理、分散対集
  中のそれぞれの軸でどちらのインターネットが好みか、という問いかけが
  参加者に対してなされました。

  参加者からは、コンテンツ側の制約についての立場という質問、および
  ICANNは今のポジションを崩すと、今のインターネット管理資源体制が崩れ
  る(国家による管理が強まるなど)きっかけになることを恐れているのでは
  ないかというコメント、コンテンツ規制国家にもいろいろな観点があるの
  ではというコメントがありました。

  最後に、戦争中のインターネットガバナンスフォーラムはどうあるべきな
  のかという実積氏からのパネリストへの問いかけと、各パネリストからの
  考えの表明で締めくくられました。

 ○テーマセッション(4)「日本のインターネット(通信網)は大丈夫か?」

  ・松本 昇(株式会社シーエスファーム)
  ・生野 勇貴(BBIX株式会社)
  ・立石 聡明(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会)

  まず生野氏から、インターネットサービスプロバイダー(ISP)のネットワー
  クでどのようなことが起きているかについて、ピアリングやCDNとの関係を
  中心に解説いただきました。次いで松本氏から、オンラインゲームやエン
  ターテイメントなどで接続性に影響が出ている、IPv4アドレスの在庫枯渇
  後に家庭用ネットワークで起きている、IPv6とのトランスレーションに関
  連した問題の原因などについて解説いただきました。

  コンテンツ提供企業によるIPv6実装の動機があまりなさそうというところ
  が、IPv6普及促進活動全般と共通するところだと思いますが、そこを突破
  するためには、コンテンツ企業にもこういった場に出てきていただけるよ
  う、働きかける方法を考えないといけないと感じました。

 ○特別セッション「IGF2023日本開催へ向けて」

  ・飯田 陽一(総務省国際戦略局)
  ・河内 淳子(IGFマルチステークホルダー諮問委員)
  ・前村 昌紀(JPNIC)
  ・ラフィク・ダンマク(ICANN GNSO非商用ユーザー部会(NCSG))

  本セッションについては、上記JPNICブログ記事で紹介されていますので省
  略します。


■ 最後に

セッションの多くで参加者も加わり議論が行われましたが、ほとんどのセッ
ションで発表時間の方が議論時間より長かったように思いました。グローバ
ルIGFのように、より多くの時間を議論に費やすには、議論の前提を参加者に
理解してもらうためにまったく異なったアプローチが必要です。ただ、それ
が何かと言うと、別イベントまたは活動であらかじめ議題を説明して理解し
てもらった上で国内IGFでの議論に臨む、もしくはグローバルIGFで行われて
いる通年活動(Dynamic Coalitionなど)ぐらいしか思いつかず、難しいと感じ
ました。

もう1点、国内での議論はグローバルでの議論と同じ課題を対象とする必要は
もちろんない訳ですが、国内で議論された課題をより高い視点で捉え直して
グローバルの課題としてグローバルに議論する、もしくはグローバルで多く
議論されている課題を日本の視点で捉え直して国内で議論する、といったこ
とも必要となるのではないかと思いました。これは言うは易く、行うは難し、
という類いのものだとは思います。

来年2023年はいよいよ(グローバル)IGFが日本で開催されますが、それまでに
国内で議論されるとよいことは多数あると思います。皆様には、今からどん
なことを議論したいか考えていただき、日本国内で議論した上でIGFに持って
いって議論できればと思います。IGFでは英語を含む国連公用語6ヶ国語で議
論されますが、日本語の通訳も入ることになりそうですので、言葉の壁をそ
れほど感じずに参加できるかもしれません。


 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
 ┃良かった                                                          ┃
 ┃ https://feedback.nic.ad.jp/1959/7a1ec219205cdacc4ba564e3b16b3e0b ┃
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 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃ https://feedback.nic.ad.jp/1959/c0a413ff917a570c238652874b6520ea ┃
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【 2 】News & Views Column
       「インターネットの分断、お金、未来」
                         COnference Network BUilders (CONBU)  佐々木健
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

4年ほど前、無職でわりと暇だった。航空チケットアプリを眺めていたら、香
港行きの片道チケットが1万円で売っていた。衝動買いして、ホテルも成田空
港に着いてから宿泊アプリで予約。現地での翻訳等も、スマホがあればたい
ていのことはなんとかなった。ちょうど香港から中国本土に高速鉄道が開通
したばかり。その予約も決済もスマホからできた。香港側の駅で入国手続き
を済ませて、15分で中国本土の深センに到着。ところが、予約していたホテ
ルにチェックインしようと思ったら、日本のクレジットカードは使えなかっ
た。仕方がないので別のホテルを予約しようと思ったら、グレートファイア
ウォールのおかげで、中国本土ではいつも使っていたサービスが全然使えな
い。もちろん地図も翻訳も使えない。自前VPNをさくらインターネットのVPS
で作ってファイアウォールを越えることで、なんとか宿を確保できたけど、
インターネットサービスが使えなくなると本当に困るんだなあ、ということ
を肌感覚で実感する羽目になった。背筋がひやりとしたよ。

その後、ミャンマーでのお仕事に関わることになったんだけど、2021年の2月
に、またまたひやりとする事件に遭遇。現地でクーデターが発生、初日はイ
ンターネットが全面停止。スマホのデータ通信がまったく使えなくなったり、
毎晩インターネットが使えなくなったり、通信速度がとても遅くなったり。
スマホが使えない状態で歯医者に行く羽目になったときは、本当にしびれた。

インターネットを止める側にも、それなりに言い分はあるんだとは思うよ。
情報統制をすることが善いことだと本気で思っている人もいる。嘘の情報や
デマ情報もインターネットに溢れてきていて、本当に必要な情報がインター
ネットから手に入りにくくなってきてしまっている感覚もある。変なことは、
気軽にインターネット上に書けなくなってきてしまったしね。

インターネットは善意で成り立っていると信じたいけど、地獄への道は善意
で舗装されている、という話もある。だんだん地獄みたいな世の中になって
きたのか、そもそも地獄だってことに気付くようになっただけなのか。でも
地獄の沙汰も金次第?ほとんどすべての戦争は経済的原因で発生しているわ
けで、お金はとても大事だ。

最初にインターネットがお金を産み出すようになったのは、DNSによるドメイ
ンビジネスだと思う。そのお金のおかげで、インターネットの自治がうまく
回るようになった。その次の錬金術はウェブ広告。欲しいものが必要にな人
に届きやすくなり、生活は便利になり、プラットフォーム提供者が力を持つ
ようになった。最新の錬金術は暗号通貨。ブロックチェーンという新しい技
術により、世の中はどう変わっていくんだろう。Web3というバズワードが流
行ってるけど、それはうまくいくんだろうか?

2022年11月21日から30日にかけて、Internet Week 2022というイベントが開
催される。その中で、Web3やインターネット広告のセッションも予定されて
いる。8月末にミャンマーのお仕事を辞めて暇になったので、今年は久しぶり
にその辺のプログラム作りに関わらせてもらった。今回はオンラインだけで
なく、現地でのオフライン開催も行われる。気が向いたら、時代の空気を感
じにふらりと聞きに行くと良いと思うよ。インターネットで世の中はとても
便利になったけど、リアルに人と会ったり体験したり、ということの価値は
全然下がってないと思うんだ。個人的には、今年いっぱいは、リアルで楽し
い人と会うという活動を、最優先にしたいと思っている。私も多分Internet 
Weekの会場にいると思うので、気軽に呼びだしてくださいませ。一緒にお茶
でもしながら、未来を肴に雑談しましょう。


■筆者略歴

佐々木 健 (ささき けん)

2022年9月にミャンマーから帰国。今年いっぱいは麻雀や温泉めぐりを楽しみ
つつのんびりする予定。趣味はバイオリン演奏と将棋。おっさんとしてレン
タルされるようになってから7年目に突入。Internet Week 2022プログラム委
員。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「ITU全権委員会議とは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ITU全権委員会議(Plenipotentiary Conference; PP)とは、国際電気通信連合
(International Telecommunication Union; ITU)における最高意思決定機関
です。ITUは国際連合(United Nations; UN)における専門機関の一つであり、
無線通信を含む情報通信分野において国際的な標準化および規制を確立する
ことを目的としています。

ITU全権委員会議については、ITU憲章の第8条で規定されており、ITUに加盟
するすべての構成国の代表が参加する形で、4年ごとに開催されます。ITU全
権委員会議で審議される内容は、

 - ITU憲章・条約の改正
 - 今後4年間(次の全権委員会議まで)のITU全体の戦略計画
 - 今後4年間の活動予算
 - 理事国(加盟193ヶ国中、48ヶ国)の選挙
 - ITU事務総局長や事務総局次長、各局の局長といった幹部職員の選挙

などの、ITU全体に関わる重要な事項が対象となっています。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2022年6月~2022年11月)
--------------------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO    GA    GJ     PA   PJ   TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------------------
  6/1|250 3800 461908 723 39436 12729 5465 6305 1897 2103 1067768 86641 10049 1637 1700711
  7/1|250 3798 463414 732 39497 12690 5448 6304 1898 2099 1070203 86533  9906 1591 1704363
  8/1|250 3799 463801 741 39535 12690 5436 6308 1898 2097 1072161 86436  9733 1586 1706471
  9/1|249 3803 464624 750 39604 12673 5430 6330 1898 2096 1075252 86080  9533 1493 1709815
 10/1|250 3805 465470 754 39638 12860 5561 6340 1898 2093 1077904 85908  9438 1484 1713403
 11/1|251 3806 466163 769 39685 12857 5550 6350 1898 2092 1079533 85758  9372 1465 1715549
--------------------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語
 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
 PJ:都道府県型ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからのIPv4アドレス割り振りとJPNICへのIPv4アドレス返却ホスト数
  (2022年5月~2022年10月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   5 |     1024 |        0 |   92232840
   6 |      512 |        0 |   92233352
   7 |        0 |        0 |   92233352
   8 |     1536 |      512 |   92234376
   9 |     2560 |        0 |   92236936
  10 |        0 |        0 |   92236936
------------------------------------------

□統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2022年11月14日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      0 |
  B会員     |      1 |
  C会員     |      3 |
  D会員     |     92 |
  非営利会員|      9 |
  個人推薦  |     28 |
  賛助会員  |     42 |
 ---------------------
  合計      |    178 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2022年11月7日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           485


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2022.11.21(月)~30(水)        Internet Week 2022 (東京大学伊藤謝恩
                                ホール+オンライン)
                                  [オンラインWEEK] 11.21,22,24,25
                                  [ハイブリッドWEEK] 11.28~30
                                   - 11.29 DNS DAY
                                   - 11/30 IP Meeting 2022
  2022.11.29(月)~12.2(金)      IGF 2022 (Addis Ababa, Federal 
                                Democratic Republic of Ethiopia)
 ---------------------------------------------------------------------
  2022.12.2(金)                 第43回JPNICオープンポリシーミーティン
                                グ (オンライン)
  2022.12.14(水)~16(金)        NCA Annual Conference 2022 [後援] (東
                                京、東京コンファレンスセンター・品川
                                +オンライン)
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  2023.1.25(水)~27(金)         JANOG51 (山梨県、ふじさんホール)


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