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JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.2206【臨時号】2025.12.25 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.2206 です
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第49回JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM49)が、2025年11月19日(水)
にオンサイト+リモートで開催されました。JPOPMは、JPNICとは独立したボラ
ンティアメンバーで構成される、JPOPF運営チーム(JPOPF-ST)が主催していま
す。

本号では、このJPOPM49についてご紹介します。今回の会合では、APNIC60フェ
ローシップでの参加体験談や、JPNICおよびAPNICに関する情報のアップデート、
AFRINICやICP-2を巡る動きなどが発表されました。

なお、本号が2025年最後のJPNIC News & Viewsとなります。今年もご愛読いた
だきまして、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

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◆ 第49回JPNICオープンポリシーミーティング報告
                                                JPOPF運営チーム 鶴巻悟
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2025年11月19日(水)に、第49回JPNICオープンポリシーミーティング(JPOPM49)
を開催いたしました。

JPOPMは、日本におけるインターネット資源のうちIPアドレス、AS番号といっ
た番号資源の管理ポリシーを検討・調整し、コミュニティにおけるコンセンサ
スを形成するための議論の場です。年2回、JPNICとは独立した組織である、
JPOPF運営チーム(JPOPF-ST)の主催により開催しています。また、プログラム
は応募のあったポリシー提案や情報提供のプレゼンテーションを中心に構成し
ており、今回は情報提供が6件ありました。今回も前回に引き続きオンサイト
およびリモートのハイブリッド開催となりました。

■JPOPM49開催概要

 日時 :2025年11月19日(水) 14:00~18:00
 場所 :アーバンネット神田カンファレンスおよびZoomによるリモート開催
 主催 :JPOPF運営チーム
 出席者:現地出席者:9名
     リモート出席者:36名
 その他:X(旧Twitter)による参加が可能でした
 資料・議事録:https://jpopf.net/JPOPM49Program

■各発表の詳細


○インターネットの番号資源教室

JPOPF-STメンバーの中川あきらが、インターネットの番号資源に関する基礎的
な内容を説明するプレゼンテーションを行いました。番号資源について学びた
い初心者の方々には、オススメの内容です。また、同様の内容を解説した動画
が、JPNICのYouTubeチャンネルにアップロードされています。ご興味のある方
はぜひご覧ください。

 インターネットの番号資源管理教室 ~ IPアドレス・AS番号の管理につい
 て ~【Internet Week Basic オンデマンド】
  https://youtu.be/LA1h6ZF9ZnQ


○APNIC60フェローシップ体験談

JPNICは2015年度から国際会議参加支援プログラムとして、国際会議への参加
を希望する国内の若手技術者・研究者に対して支援を行うプログラムを提供し
ています。今回はこの参加支援プログラムによってAPNIC 60に参加した、中田
清登氏、原哲平氏、吉村尚之助氏の3名の学生から現地での体験を報告してい
ただきました。

質疑では英語を使用したコミュニケーションやポリシー策定プロセスにおける
コンセンサスの確認方法などについて会場から質問や意見が寄せられました。
また発表者からはこれらの点を含め、非常に有意義な活動だったとの感想が述
べられました。

JPNICでは引き続き本プログラムを実施するようですので、興味のある方は以
下のURLをご覧の上、応募をご検討ください。

 JPNIC国際会議参加支援プログラム
  https://www.nic.ad.jp/ja/intl/fellowship-program/

 APRICOT 2026 参加支援プログラム応募受付開始のお知らせ
 ~若手技術者・研究者の国際会議参加費用等を支援します~(募集中)
  https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2025/20251205-01.html

 APRICOT 2026参加支援プログラムへのご協賛のお願い(募集中)
  https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2025/20251205-02.html


○JPNIC/APNIC Update+APIGA参加報告

JPNICの中川香基氏から情報共有されました。

まずJPNIC Updateとして、「提案番号036-01 JPNICにおけるWHOIS正確性向上
の検証」の実装スケジュールについて登録内容の精査を本年度中に実施予定で
あることが報告されました。IPアドレスとAS番号の[Abuse]欄への情報登録状
況について、本提案により勧告されJPNICで実装されたPIアドレスおよびAS番
号のAbuse欄についてはまだ未登録が多い状況が報告されました。

APNIC Updateではポリシー提案に加え、運営的な議論が多く行われたことが報
告されました。

Open Policy Meetingでは1件の継続議論と4件の新規提案について議論が行わ
れ以下の3件の提案がコンセンサスとなりました。


●コンセンサスに至った提案

 prop-162:バルクアクセスによるWHOISでの情報公開
  https://www.apnic.net/community/policy/proposals/prop-162/
 prop-166:継続して機能しない認証局が発行するリソース証明書の失効
  https://www.apnic.net/community/policy/proposals/prop-166/
 prop-167:WHOISおよびRDAP サービスの使用状況の公開
  https://www.apnic.net/community/policy/proposals/prop-167/

ただしprop-166については、本提案内容はアドレスポリシーではなく運用上で
対応可能とのコメントが事務局よりあり、コンセンサスとはなったものの今後
のEC(理事会)による実装判断の段階で棄却されることとなりました。

またprop-167は、Ver.2として追加したMyAPNICでの情報の可視化を実装するた
めには12ヶ月開発期間を要することが報告されたため、提案者からこの機能追
加を取り下げVer.1としコンセンサス確認を行いたいとの要望があがりました。
しかしこれが認められなかったためVer.2での採決を実施し、コンセンサスと
なりました。Ver.2で追加された機能の取り扱いについては今後提案者と事務
局での協議となると思われます。

またSIG Chairなど今回のAPNICでは多くの選挙が実施されました。その中の一
つであるIANA Numbering Services Review Committee選挙において今回の
JPOPM49でもご登壇いただいた藤崎智宏氏が当選しました。

さらにAPIGAへの参加報告がありました。APIGA (Asia Pacific Internet
Governance Academy)はインターネットガバナンスに関する基礎知識を学び、
アウトプットのスキルを磨くことを目的とした合宿形式のプログラムで、今年
は2025年8月18日(月)から22日(金)まで釜山(韓国)で開催されました。ただし
参加者には開催期間前に1週間に1度のWebinarへの参加をはじめグループワー
クなど多くの事前学習が設定されており、かつ期間中は終日セッション聴講や
ワークショップなどのプログラムが組まれており、非常にハードな内容です。
一方で得られた知識や気づきは非常に大きなものがあったそうです。

詳細については下記にまとめられていますので、ぜひご一読ください。

 JPNIC Blog - APIGA2025に参加してきました。
  https://blog.nic.ad.jp/2025/10983/


○インターネット番号資源ホットトピックス

JPOPF-STメンバーの谷崎文義から、インターネット番号資源ホットトピックス
の発表が行われました。この発表はJPOPM32 (2017年11月開催)から続いている
取り組みで、インターネットに関する話題のうち、主に番号資源やポリシーに
関わるものや、その周辺で日本国内だとあまり話題になっていないものを、
ちょっと違った切り口で取り上げています。今回はCAIDA (Center for
Applied Internet Data Analysis)から発表された「IPv4リース市場における
不正利用の調査」に関する論文の内容について取り上げられ、リースされてい
ると思われるアドレスがブラックリストに登録されている比率がリースされて
いないアドレスと比較して大きいことなどが紹介されました。


○RIRを取り巻く動き:AFRINICやICP-2改定

JPNICの前村昌紀氏より、ここ数回継続してご発表いただいている(1)
Regional Internet Registry (RIR)の設立基準を定めるICANN文書「ICP-2」
(Internet Coordination Policy 2)の改定と、(2) AFRINICの動向についての
情報共有がありました。

(1) ICP-2の改訂について

ICP-2はICANNが2001年に制定した、新たなRIR設立の要件を定義した文書であ
り、LACNICやAFRINIC設立の根拠となったものです。しかし、作成から25年が
経とうとしている今、さまざまなリスクに対応するためには、設立認定だけで
なく、認定取り消しまでも視野に入れて、継続的運営にも基準を設けるべきと
いう考え方で、2023年12月から、前村氏もメンバーを務めるICANN ASO AC(ア
ドレス支持組織・アドレス評議会)で改定作業が進んでいます。

今回の発表では長期に渡っている活動であることを念頭におき、関連するステー
クホルダーの紹介や時系列での取り組みの整理など、いったん本件を振り返る
内容も盛り込みながら、ICP-2 改定案第2版の改定点や今後のスケジュールな
どについて情報共有されました。

(2) AFRINICの動向について

前回JPOPM48での発表では、予定されていた理事選挙が不正を指摘され投票日
当日に中止となったことが共有されましたが、その後仕切り直しとなった選挙
が7月に開催され、9月12日に無事に理事が選任されたことが報告されました。
10月には理事会も開催され、ようやく正常な運営に戻りつつあるようです。


○企業における(インターネット)資源管理の重要性について

NTTドコモビジネスの藤崎智宏氏から、企業におけるインターネット資源の管
理運用とその重要性について、実体験をもとにした情報共有がありました。同
社ではセキュリティインシデントを発端とし、当初各部署で管理していたIPア
ドレスやAS番号、ドメイン名などの資源を一元管理する組織を組成し、一から
管理体制やシステムを構築していったプロセスが紹介されました。会場やリモー
トからは、同様に企業の情報管理を行っている参加者からの質問などもあり、
実務的な内容について意見が交換されました。


■あとがき

アドレスポリシー制定プロセスも含むインターネットガバナンス界隈でここ数
年の懸案事項であった課題に対し、ICP-2の改訂やAFRINICの正常化に向けた動
きなど一連の取り組みのゴールが見えてきたことについて非常に喜ばしく感じ
ています。

この辺りの内容は日本のコミュニティ内にも広く共有されるべきと思い長期に
わたりJPOPMでも取り上げてきましたが、少しでも内容の理解などにお役に立っ
ていれば幸いです。

JPOPMでは引き続きIPアドレスやAS番号のポリシー策定だけにとどまらず広く
情報提供を行っていきたいと考えておりますので、もし気になる話題や議論し
たい内容などがあればぜひご連絡ください。


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 JPNIC News & Views vol.2206 【臨時号】

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