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【 3 】News & Views Column 「放送と通信」
                                      JPNIC IPアドレス検討委員メンバー
                                                ケーブルネット埼玉(株)
                                                              芦田宏之
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「放送と通信が融合する」たまに聞くこんな言葉、実感している方はどのぐら
いいらっしゃるでしょうか。放送開始50周年の今年、地上波デジタル放送が始
まります。

私は東京近郊の独立系CATV事業者で、ISP事業と放送事業の設備運用を本業と
しています。商品としてはまだ別々ですが、同じインフラを使ってインターネッ
トコネクティビティとアナログ/デジタル放送を提供する現場にいると色々な
ことを考えさせられます。

デジタル放送ではチャンネルあたり20~30Mbpsの伝送容量があります。地上波
をはじめBS/CSやCATVなどで運用されている3桁のチャンネル数を考えれば、
膨大な容量が個人ユーザーの手元に存在することになります。あくまで放送で
すから通信インフラの容量と同列に扱うことはできませんが、眼前のルータを
流れるトラフィックや設備投資に要した数字を見るにつれ、思うことは少なく
ありません。

コストを無視すれば、個人向け通信アクセス(光ファイバ1~2芯)で放送イン
フラに匹敵する容量を実現することも不可能ではありません。しかし、日常触
れている情報やコンテンツの中身を考えれば、放送インフラも捨てたものでは
ありませんし、通信ネットワークと一緒に扱えればとても便利です。ただし、
どんなインフラでも容量は有限ですし、何より一人の人間が単位時間で知覚で
きる情報量も有限です。

大容量のデジタルインフラを有効利用するためには、ユーザーのリクエストを
聞いて必要な情報やコンテンツを選び、伝送&蓄積するコンピュータネットワー
クの力が不可欠になります。

デジタル放送で使われるSTB(セットトップボックス/受信器)は立派なコン
ピュータですし、今後のSTBは当り前のようにインターネットに接続されます。
ニュースはアンテナで受信してたけど、ドラマを見たら実は近所のホームサー
バから送信されていた……みたいな話も全くないとは言い切れません。

大量のコンテンツをさばく家電がインターネットに接続されたとき、アドレス
をどうやって管理するのか、トラフィックをどう流すのか、リッチコンテンツ
の権利処理をどうするのか、今は誰もどうしてよいかわからないのが実情です。
難しい問題ですが、まだ夢を見る余地があるともいえます。

一方、「こんなの欲しい」とか「あんなのやりたい」というユーザーのニーズ
が開発者やコミュニティを動かしインターネットを動かしてきたことも事実で
すし、これからもそうあり続けるでしょう。

管理や運用に関わっていると目の前の現実ばかり見てしまいがちですが、どこ
かでデジタル放送の話を聞いたり、仕事を離れて家でテレビを見るとき、「もし
これがネットに繋がったら……」と我儘なエンドユーザーの立場で考えてみる
のはいかがでしょうか。


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