2003/06/13 理事会
資料 2
2003年度 DRP検討委員会
■チャーター(案)
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2003年度DRP検討委員会は、以下の事項を行うことを目的とする。
(1)JP-DRPを取り巻く国内の社会的・法制度的状況の変化により、JPNICの対応
が必要となった場合、対応策を検討する。
(2)UDRPの仕組み関して世界的な改革の動きが生じた場合に、
(1-1)JPNICとしてどのような意見発信が必要か
(1-2)対応してJP-DRPにどのような変更が必要か
の二点を検討する。
(3)その他、DRPに関して検討すべき問題。
期間:
任期は2003年7月1日から2004年3月31日までとする。(1)に関しては、7
月初めに事態の展開が予想されるため、7月中に集中的に審議を行い、
以後は2004年3月までに (1),(2),(3) の事態が発生した場合に随時会合
を開く。
説明:
2年間にわたるDRP検討委員会での検討により、現行JP-DRPは、いくらか
の理論的な問題点はあるものの、現実的にはうまく機能しており、緊急
に修正すべき点は現在見当たらないとの判断に至っている。
JP-DRPを取り巻く国内の動向としては、内閣府の司法改革推進本部が
「ADR(裁判外紛争解決)基本法」の準備を進めているとの情報があり、法
案の内容によってはJP-DRPも制約を受ける可能性が考えられ、JPNICとし
て意見表明が必要となる可能性がある。
また国際的には、ICANNにおけるUDRP Review の動きは、GNSOのUDRP
taskforce の解散と、PDP(Policy Development Process)によるUDRP検
討の仕切り直しが最近(4月17日)決定されたため、先き行きが見えにく
い状況になっている。
以上の情勢を考慮し、本年度のDRP検討委員会は、ADR基本法とICANNに
おけるUDRP Reviewの動向を見ながら、必要に応じて機動的に開催する
こととしたい。委員長を依頼予定の早川氏にはこの方針を説明して、既
に了解を得た。委員候補者に関しては早川氏と相談の上で、協力を得ら
れそうな専門家11名に依頼し、既に以下の方々の了解を得た。さらに5
名の方々の返事を待っており、来次第メールにて理事会の承認を得るこ
ととしたい。
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■メンバー構成(案)
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2003年度 DRP検討委員会 メンバー構成は以下の通り
委員長 早川 吉尚 立教大学法学部助教授
委員(50音順) 上野達弘 成城大学講師
大島 厚 弁理士、中村合同特許法律事務所
久保 次三 ビジネスリサーチコンサルティング社
坪 俊宏 JPNIC理事、グローバルコモンズ株式会社
則近 憲佑 JPNIC理事、弁理士
堀田博文 株式会社日本レジストリサービス
松本 恒雄 一橋大学大学院法学研究科教授
山地 克郎 富士通株式会社
担当理事 丸山 直昌 JPNIC DRP分野担当理事
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