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                                                2009/05/15 第72回理事会
                                                               資料 1-4

                2008年度IPアドレス検討委員会答申について


■報告事項

  2008年度のIPアドレス検討委員会から答申(資料1-5)を受けましたことをご報
  告いたします。

■報告内容

  ●2008年度IPアドレス検討委員会活動概要
    2008年度IPアドレス検討委員会(吉田 友哉委員長)は、合計9回のミーティ
    ングを開催し、IPアドレス事業の中長期的事業計画検討の基礎となる各
    チャーターの検討項目に沿って検討を行い、答申をまとめた。

  ●委員会開催実績
    第1回 2008/ 7/30     第2回 2008/ 9/29     第3回 2008/10/23
    第4回 2008/11/13     第5回 2008/12/18     第6回 2009/ 1/15
    第7回 2009/ 2/19     第8回 2009/ 3/12     第9回 2009/ 3/23

  ●検討項目
    1.IPv4アドレス在庫枯渇・IPv6利用の拡大など、今後発生するインターネッ
      トの変化が、インターネットレジストリに及ぼす影響。
    2.インターネット経路制御の信頼性維持向上,あるいは高度登記機能など、
      インターネットレジストリとしての、IPアドレス台帳を活用した高機能
      サービスの可能性と具体的な内容例。
    3.APNIC管轄下のNIRとして、IPアドレス事業のサービス性の評価を行うと
      ともに、今後の環境変化を踏まえ、中長期的にその評価を維持向上でき
      るかどうか、あるいは評価維持向上のための施策。
    4. 以上を踏まえた、IPアドレス事業が採るべき収入モデルと投出資配分。

  ●答申内容のサマリ
    1.IPv4アドレス在庫枯渇とIPv6移行期を迎えると、指定事業者の統廃合に
      よる指定事業者数の減少という市場変化が予想され、現状のJPNIC収入
      モデルでは収入減に繋がり管理業務コストを賄えなくなる可能性が高ま
      るという懸念がある
    2.IPv4アドレス在庫枯渇によるIPv4アドレスの希少性が高まるにつれ、経
      路情報のセキュリティ脅威が増し、IPアドレスの正当な保持に関する証
      明の枠組みへの需要が高まることは必須なため、レジストリとして積極
      的にルーティングセキュリティ維持向上の対策に取り組むべきである。
      具体的には、IRR(インターネットルーティングレジストリ)とRPKI(番
      号資源公開鍵暗号基盤)の2つの方式が上げられ、両面から取り組むべき
      である。
    3.現状、日本の商習慣や事情を理解したサービス提供、日本のコミュニティ
      をとりまとめたポリシー調整を行っていることが評価されているが、枯
      渇後は、従来の割振りサービスなどによるNIRの存在意義が希薄になる。
      これに対応する施策の一つとして2で挙げたルーティングセキュリティ
      に関する取り組みがJPNICの中長期的な存在意義、評価向上に繋がる。
    4.NIRとしてサービス料金の競争力を維持しながらも、国内コミュニティを
      取りまとめ、世界のコミュ二ティへ日本の意見を伝えていく役割の維持
      は必要である。この実現に必要な費用を公平に回収することを踏まえた
      抜本的な料金制度の見直しを行うべきである。そのモデル検討には4点
      の考慮すべきことがある(詳細は答申資料参照)。


                                                                以上
            

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