1997/12/22 運営委員会
資料 3-3
データベース管理検討部会報告
[検討部会開催の報告]
1997年11月10日 検討部会(お茶の水スクエア)
1997年12月18日 検討部会(パシフィコ横浜)
[作業報告事項]
- gr.jpの導入に伴うwhoisデータベースの改訂を行った。
[主な検討事項(順不同)]
- JPNIC認証局について
・検討部会は両日とも認証局に関する検討を中心に行った。ただし、
まだ完全に論議し尽くされていない部分がある。
・前回の運営委員会で承認されたCA(認証局)に関するICATとの共同
開発プロジェクトについての検討を行い、具体的なCAのデザインを
及び運用指針の叩き台を作成した。
・作業スケジュールについては当初予定より遅れ気味である。18日
の検討部会では出来るだけ早く作業を進めることで合意した。
・JPNIC認証局運用規定についての検討をICAT側から依頼された。これ
については、弁護士を含めた検討が必要との見解が出された。
- Class Aアドレスの取扱いについて
・年明けにもアドレスの割当が始まるので、早急(できれば年内)に対
応する必要がある。(whois, DB-INとも既に作業に入っている。)
- whoisデータベースの利用に関するガイドラインの作成について
・早急に作成する必要がある。
- CA-WGの必要性について
・現在はデータベースでの利用を前提として議論しているが、業務全
般で利用するにはより広範な意見の集約が必要である。
・CA-WGを作るよりJPNICが主催するCAに関する研究会組織を立ち上げ
た方が良いのではないかという意見が出された。
- WWW に載せる原稿の作成
・早急に作成する。担当:whois(奥山)、DNS(高田)
- domain-list.txt, DNS zone fileの利用について
・継続審議中。まだ結論出ず。論点は、これらをデータベースのviewと
見る(データベースと同じ利用規定を適用)か、オープン利用可能な
公開情報と見るか。
- 海外からのDNSのsecondaryを引き受けるかどうかについて
・前回以降、さらに.nuに関するsecondaryについての依頼が来ている。
前回同様、JPNIC自体の余力が問題とされた。
- 「IPアドレスに関連する属性データの使用許可のお願い」について
・ロンドン大学からIPアドレスの利用者の地理的分布を調査するために
JPNICのデータベース中のIPアドレスに関する属性データを利用したい
という要請があった。(ヨーロッパではRIPEのデータを使用させても
らっているとのこと。)
・どの様な条件を満足すれば利用可能かを検討した。その結果次のよう
な条件を満たせば利用しても良いのではないかと言う案が出た。
(1) IPアドレスの利用者に個別の問い合わせは行かない。
(2) 結果に個別名が出ない。
(3) 結果がきちんと公表される。
(4) JPNICの目的に合致している。
(5) 成果物をJPNICも出せる(利用できる)ようにする。
・また、
* 本来JPNICが調べるべきことであるので、JPNICから依頼する形にし
てはどうか。
* db-wgからの上記の意見をつけて、対応をresearch-wgにお願いする。
という意見が出された。その結果、後者の案が良いのではないかという
ことになった。