資料番号 3-2
IPアドレス、AS番号割り当て検討部会 1998/11/13資料
作成者	水越 一郎
活動報告
1998/10/21 16:30-20:05 JPNICにおいて検討部会を開催。
個別審議
1件;内訳 (IPアドレス関連 1件)
アドレス関連
APNICとJPNICのやり方を比較検討。詳細は資料の最後に「参考」として添付。
- 大きな変更点
  業務委任会員に対してインフラストラクチャについての資料提出を求める
- APNIC側に合わせていく部分
   例 カスタマが ISP を変更した場合は、アドレスを「返却すべし」と明言する
     (現在のところ「推奨される」、という言い方である)
- APNICとすり合わせを行っていく部分
   例 /29 以下の割り振りについて資料提出を求めていない
- APNICに確認していく部分
   例 ホスト数、サブネット数の年数
具体的な内容については11/17の事務連絡担当者会議での検討を予定。
AS関連
- FAQの原案を検討。
- APNIC と JPNIC の AS 申請手続きを比較検討 (担当 西野)
- RFC1930にある1 prefix 1 ASの原則に関して検討。結論は次回に持ち越し。
次回スケジュール
- 12 月 2 日 16:00-18:00
-  1 月 13日 16:00-18:00
参考:APNIC-065とJPNICの比較
- APNIC-065特有なこと
・カスタマに対し、接続契約の終了時にアドレス空間を返還すべき
  ことを明示的に言明していない組織は、ポータブルなアドレス空
  間を割り当てているものとみなされる。
・ISP自身に割当を行っているアドレス用にINFRASTRUCTUREフィール
  ドを定義。network-planの現在/6ヶ月後/1年後は同じ。
・ネットワークトポロジーを表す図表や、アドレス空間利用および
  サブネット計画の根拠を示す詳しい説明を求めている。
- JPNIC特有なこと
・/29 以下の割当時にnetwork-planを簡略化している
・network-planにおける、サブネットマスクの可変および簡略化に
  対応している。
- peering-pointの定義
・APNIC-065
   3つ以上のサービスプロバイダが、トラヒックを交換するために
   レイヤ2インフラストラクチャを共有している、中立なインター
   ネット相互接続点。
・JPNIC
   4つ以上の独立したプロバイダが接続された、OSI 7階層参照モデ
   ルの第2層での接続を行なう中立な相互接続点。
- CIDRへの機器対応
・APNIC-065
    all-0s-subnets
    all-1s-subnets
    supernets
    subnets
   にてYES/NO確認
   ただし、cust-networkでは確認を求めていない (*)
・JPNIC
   all-0/1-subnet, VLSM等に対応していることが前提 (*)
- CUST-NETWORK(network-nowに相当)
・APNIC-065
   ホスト数     現在/1年後/2年後
   サブネット数 現在/1年後/2年後
・JPNIC
   ホスト数     現在/6ヶ月後/1年後
   サブネット数 現在/6ヶ月後/1年後
- ISP自身への割当 (*)
・APNIC-065
    実際に利用されていないサブネット(利用予定のサブネット)
    は、利用率算出には含むことができない。
・JPNIC
    利用予定のサブネットも含めてISP自身が割当を受けていると
    いう扱いにでき、利用率算出にも含むことができる。
- connect(INFRASTRUCTURE)インターネットに接続を行うかどうか
・APNIC-065
   YES/NOの他に、ダイヤルアップ接続のようなパートタイム接続の
   場合 'PART' と記入。
・JPNIC
   YES/NO のみ。
- アドレス空間の記述 (*)
・APNIC-065
   割当サイズを「255.255.248.0」のようなサブネットマスク表記で
   表すため、CIDR表記できる単位での登録となる。
・JPNIC
   /24 よりも大きな連続したアドレス空間を
  「210.xxx.xxx.0-210.xxx.xxx.0」のように記述できる。
- CIDRブロック割り振り
・APNIC-065
   ISPからの初めての申請があった時点で、無条件に/19を割り振る。
   そのISPのインフラで、/19では足りないことを実証する十分な根
   拠が提示された場合は、例外を認めることもありえる。
・JPNIC
   初めて業務委任を受ける場合は、委任する空間の大きさを/22とす
   る。ただし、/19のアドレス空間はリザーブしておく。
- 追加申請のタイミング
・APNIC-065
   80%を消費した時点およびISPが保有する使用可能な空間を超える
   空間を単一のカスタマが消費することが予定されている場合
・JPNIC
   80%以上を割り当てた段階
- 追加割り振りの量
・APNIC-065
   前回割り振りの2倍の追加空間を割り振る。最終的な目標としては、
   3~6ヶ月の期間カスタマの要求を満たすに十分なだけのアドレス
   空間を割り振る。
・JPNIC
   不明。
- assignment window
・調査中