1999/01/19 運営委員会
資料 3-9
JPNIC 運営委員会資料 RESEARCH-WG, PGP-TF
1999/1/19 主査 白橋明弘
◇ RESEARCH-WG
-- 部会開催報告
無し
-- 状況報告
学術研究および科学技術分野における
インターネットの利用に関するアンケート調査
・レビューをお願いした運営委員会担当理事からの意見をうけて、データを
再分析できるような「生データ」も納品されることを条件に検収OKとする
ことで了解。
・1999年1月に Web 公開用コンテンツの部分の提出が行われた。現在その内
容を確認中であり、問題なければ Web で公開を行う。
◇ PGP-TF
-- 部会開催報告
無し
-- 状況報告
・PGP 鍵サーバのデータベースサイズの限界の問題について
前回報告した、PGP 公開鍵サーバのデータベースのサイズが 2GB の限界に
近づいている件について、鈴木裕信氏から報告をうけて現状の整理を行った。
- 1998/12/24 の時点で登録されている鍵は、415879個で、このうちプライマ
リに jp ドメインのアドレスを持つものが 5186個 (1.2%) である。
- DB のファイルサイズが、1998年12月の時点で、1.4GB であり、1日平均の
増加が 10MB~20MB であるので、概算1ヶ月~2ヶ月で 2GB の限界に到達
する計算。
- この問題は、ファイルサイズの最大値が 2GB という制限のある OS (Free
BSD) に起因するものである。したがって、こうした制限のない Solais な
どの OS を使用している場合は問題は無い。
- 提案のあった、データベースファイルを複数もてるような改造を行った場
合、理論上は 2G 個の鍵まで扱えるはずで、実際的にも(ディスクを必要
に応じて増設すれば)数年は大丈夫との見通し。
- このPGP鍵プログラムの改良を行った場合、その成果を公開し、レポートと
してまとめることは可能で。公開した場合に、実際にどれくらいのサイト
で使われるかは予測はできないが、同様の制限を持つ OS で PGP 鍵サーバ
を運用している海外のサイトで利用される可能性はある。
・緊急性のあるこの問題への対応もさることながら、保守運用をどのようにして
いくかという問題も含めて、この公開鍵サーバを来年度以降も続けていくこと
の JPNIC としての意義を再検討することが必要との担当理事、事務局サイド
からの問題提起があった。
PGP タスクフォースとしては、(PGP鍵サーバを利用する可能性のある) DB-WG
関係者にも加わっていただき、この問題の検討を行う予定である。(1999年1月
18日にミーティングを予定している。)