1999/12/22 運営委員会
資料 3-10
iDNS-TF 報告
[検討部会等の開催の報告]
1999年11月24日 10:00-12:00 iDNS-TF ミーティング
出席者:川崎・田代・奥山・後藤(滋)・佐藤(出)・佐野・史・兵藤・米谷
事務局
1999年12月08日 17:15-20:30
出席者:川崎・河北・田代・奥山・後藤(滋)・佐藤(出)・佐野・史・兵藤
米谷・事務局
1999年12月16日 Internet Week '99 / Domain Talk Meeting (後半)
1999年12月22日 10:00-11:30 iDNS-TF ミーティング
出席者:川崎・田代・奥山・後藤(滋)・佐藤(出)・史・兵藤・米谷
事務局
[主な検討事項(順不同)]
- Internet Week '99報告
o Domain Talk Meeting の枠で iDNS-TF に関する発表と質疑を行った。
x ドメイン名の日本語化・国際化について否定的な意見は皆無で
音声ドメイン名・画像ドメイン名といったアイディアも出た
x DNSがインターネットの基盤技術である点は認識しているが、
そこに手を入れることが潜在的な危険を伴うことはあまり
認識されていない。
x iDNS-TFがIETFでの標準化活動を軸に活動していくことに
反対は無かった。
o IP Meeting の枠で iDNS-TF の取り組みに関する発表と質疑を行った。
x 全体に、運営委員会やiDNS-TFで議論の的となった事柄が改めて
指摘された。
x 「過去の教訓(X.400?)を活かさないのか」という指摘(暗示的な反対意見?)
x ドメイン名をローカライズするなら「~.日本」ではなく
「日本.~」としないのか。カルチャーもマッピングしないと
意味がない
x いろいろな言語が入力できないとならないのは困る
x CNRPで一つのキーワードに対して複数のレスポンスがあるなら、
メールアドレスで使う場合には困る
x UnicodeではなくMIMEを応用する可能性もあるのでは
x わざわざDNSで解決するではなく、別のアプリケーションで
解決できるのではないか。DNSを変更するということに対する抑止力も
働かせて欲しい
o 全体に、ビジネス・エンドユーザの側には「使えるものなら使ってみたい」
という意識があり、技術者・システム管理者の側には「なるべくならDNSを
修正したくない、やるとしても慎重に」という雰囲気を感じた。
- Singapore版iDNSの技術検証のためのNDAについて
o Singapore側からNDAの第2版が提示されたが、内容は初版と変わらなかった。
o これ以上Singapore版にこだわることはやめ、JPNIC独自の実装に注力する
こととした。
o どのパーティの実装であっても、IETFの枠組みの中でオープンな
ソースコードを提供するものについてその技術検証や相互運用性の
確認を行う方向で検討する。
o そのために、試験項目のリスト作成・体系化やJPNIC独自の実装を
中心にIETFの活動に参加していく。
o このため、用語集・FAQ・リンク集などを整備していく。
- 日本版iDNSの状況報告
o TUT版iDNS
x proxy型の実装を目指している
x 台湾版の8bit throughのDNSクライアントと思われるものを
用いているにも関わらず、日本語を使ったドメイン名を解決できない。
o 早稲田版iDNS
x 台湾版iDNSをベースに、DNSの文字制限([-A-z0-9])を8bit throughに
したもので実験中
- イベント参加(希望)
o 日本版iDNSの実装の内容を報告するなどの目的で学会・イベントへの
メンバー派遣を計画している。
x IWS2000 (99/Feb つくば)
x APAN/APNG(99Feb ソウル)
[今後の予定とスケジュール]
2000年1月25日 15:00-17:00(要調整)
2000年2月09日 15:00-17:00(要調整)
[報告資料作成担当]
川崎基夫(検討部会主査)