社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
第43回 運営委員会議事録
開催日時 : 2000 年 11 月 9 日 (木) 16:05 ~ 17:40
場 所 : JPNIC 事務局 会議室
出席委員 : 荒野 高志、 荻野 司、 久保 次三、 後藤 滋樹、
小西 和憲、 佐野 晋、 坂田 信夫、 白橋 明弘、
谷村 拓也、 坪 俊宏、 野村 純一、 東田 幸樹、
藤野 貴之、 堀田 博文、 前村 昌紀、 松本 敏文、
丸山 直昌
欠席委員 : 田代 秀一
事 務 局 : 岩谷 理恵、 大橋 由美、 岡部 ちぐさ、 川本 比佐雄、
近藤 慎一、 近藤 美菜子、 佐藤 新太、 竹内 基、
並木 敦、 根津 智子、 箱田 雅彦、 森 健太郎、
米谷 嘉朗、 渡邊 哲男、 渡辺 俊雄
傍聴者 : 3 名
配布資料:
[公開資料]
資料 1-1 第42回議事録の確認
資料 2-1-2 企画課からの報告(企画課)
資料 2-2-1 国際関係検討部会報告
資料 2-3-1 JPドメイン名検討部会報告
資料 2-3-2 JPドメイン名登録業務に関する報告 (業務1課)
資料 2-4-1 広報教育検討部会報告
資料 2-4-2 広報教育支援業務に関する報告 (業務2課)
資料 2-5-1 IPアドレス検討部会報告
資料 2-5-2 IPアドレス、AS番号割当業務に関する報告 (業務3課)
資料 2-6-1 システム検討部会報告
資料 2-6-2 データベース管理業務に関する報告 (開発課)
資料 2-6-3 システム管理業務に関する報告 (システム課)
資料 2-7-1 技術研究検討部会報告
資料 2-8-2 総務部業務に関する報告 (総務部)
資料 2-9-1 dot JP TF 報告 (dot JP TF)
資料 3-1 事務局からの報告
資料 4-1 システム検討部会審議事項
議事
松本運営委員長司会のもと、JPNIC 運営委員会規程第 13 条第 1 項に基づ
き、委員総数の 2/3 以上の出席かつ運営委員担当理事総数の 1/2 以上の出席
(委員 6 名 担当理事 6 名) 12名の出席を確認し、第 43 回(社) JPNIC 運営委
員会( 以降「運営委員会」という)の 開催が宣言された。
運営委員会議事録査読担当委員に、佐野委員と久保委員が指名され、続いて
資料の確認が行われた。
議 題 :
1. 議事録の承認
松本運営委員長より、資料 1-1 に基づき第42回の議事録の承認が求めら
れ、全員一致で承認された。
2. 報告事項
2.1) 企画検討部会
特に報告は行われなかった。
2.2) 国際関係検討部会
堀田委員より資料 2-2-1 に基づき報告が行われた。
APNIC-EC(Exective Council)選挙で当選した前村委員より、所信表明が
あった。
2.3) JPドメイン名検討部会
久保委員より資料 2-3-1 に基づき報告が行われた。
続いて、箱田事務局員より、先月に引き続きドメインの申請件数は依然
減少傾向にある旨の補足があった。
[質問/意見]
- 収入は予測よりも減少することが予測されるが、補正予算では、この
ことを考慮しているのか。
→ 12月22日の総会で補正予算を提案する予定である。収入減の部分
は、支出を抑えて対応する予定である。
2.4) 広報教育検討部会
谷村委員より資料 2-4-1 に基づき報告が行われた。
[質問/意見]
- Internet Week 2000 の申し込み状況は、損益分岐点に対しての充足
率はどの程度になっているか。赤字がでると、JPNICの負担になり、
予算措置が必要となる。
→ 目標の参加人数は、2500名程度を考えている。現状は約半分の人
数であり、過去のペースからの予測でも目標の達成は難しい。
[決定事項]
- Internet Week実行委員会で対応策を議論し、JPNIC内で議論した結果
を運営委員会のMLに11月15日(水)までに提案する。予算措置が必要と
なる可能性を考慮し、事務局担当理事会に提案する。
2.5) IPアドレス検討部会
荻野委員より資料 2-5-1 に基づき報告が行われた。
[追加報告-]
- 丸山委員がAPNICオープンポリシーミーティングについて報告した。
(1)Membership Agreement BOF
今後はDocument Review Policyの議論に移るべきである、との意
見が大勢を占めた。Document Review Policyは、文書化される予
定であり、今後は、APNIC・JPNIC双方ともこれに従うことになる。
(2)SIG
DNSはオペレーショナル・イシューである、という議論があった。
JPNICはオペレーショナル・イシューであっても、APNICに対して
意見を提案する機会を確保しておく必要があることを提案した。
[決定事項]
- 丸山委員の報告を、報告事項に追加する。
[質問/意見]
- APNICオープンポリシーミーティングの出席者数は。
→登録者数は200名程度。今までは、APRICOT(Asia Pacific Regional
Internet Conference on Operational Technologies)と併設して開
催されていたが、今回はASOと併設していた。そのためARINや
RIPE/NCCからの出席者が多数存在した。
- ITU(International Telecommunication Union 国際電気通信連合)で、
インターネットの回線料金について不公平という議論がある。
アジアがアメリカに対して払うのは不公平だという議論がある。
JPNICでは、この議論のゆくえを追う必要もあると考えられるが。
→ビジネスにからむ問題であり、JPNICでは追う必要ないと考える。
2.6) システム検討部会
藤野委員より資料 2-6-1 に基づき報告が行われた。
[質問/意見]-
- 現在の WHOIS サーバのスペックはどのくらいか
→WHOIS 専用のハードウェアとして、Sun の Enterprise4000 を 2
台、同じ構成で使用している。今回の作業でメモリをそれぞれ 1GB
に増設している。
- グラフより、検索時間が遅すぎると感じている人が減少しただけで、
早くなったと体感する人はいないのではないか。
→ 6 割の人が 10 秒以内に検索を終えており、効果が出ているとい
える。
→ 現在ハードウェアの置換えを伴う WHOIS システムの改良を行って
おり、切替えを 11 月の下旬頃に予定している。システムの改良
による効果は運営委員会で報告を行う。
- DBPI(Data Base Publishing Issue)に関する3件の問いあわせ内容は。
→ 個人情報の非公開についてのポリシーに関する内容である。
2.7) 技術研究検討部会
白橋委員より資料 2-7-1 に基づき報告が行われた。
2.8) 総務部からの報告(会員関係)
渡邊事務局員より資料 2-8-2 に基づき報告が行われた。
2.9) dot JP タスクフォース報告
佐野委員より資料 2-9-1 に基づき報告が行われ、10月27日に会員説明会
を行った旨の補足説明があった。
3. その他
3.1) 事務局からの報告
岩谷事務局員より資料3-1に基づき報告が行われ、汎用JPドメインの導入
に向けた今後のスケジュールについての補足があった。
2月22日以降の登録のスケジュールについてdot JP タスクフォースのメ
ンバーに提案し、承認された場合は11月10日に外部にアナウンスする予
定である。
[質問/意見]
- 登録開始のスケジュールの予定の変遷を列挙すると、当初の予定では
2000年11月22日であったが、最終方針案として総会に提案したのが2000
年1月22日である。そして昨日の理事会では2001年2月22日となった。12
月22日の総会では、この案を提案する予定である。また、スケジュール
に関しては一度も確定になっていない点について明確にすべき
- dot JP タスクフォースのチャーターについて確認したい
→サービスの中身を決定することであり、今回の場合でいえば2月22日
以降のことである。
- 11月2日の総会の意見を、どうように反映していくかの議論が、昨日の
理事会ではなされた。
- 今のところ公表するものはすべて(案)になり、総会の承認後、という
ことが前提になるので気をつけていただきたい
4. 審議事項
4.1) 会員向けWHOISサービスの提供について(システム検討部会)
藤野委員より資料 4-1 に基づき案件の説明が行われた。
[審議事項]
- 会員向けwhois を公開することについて承認をいただきたい。
[質問/意見]
- 期間が2000/11/01 - 2001/03/31となっている。この期間は何を根拠
に決定に決定しているのか。会員はこの期間について、認知してい
るのか。
→以前、会員宛にヒアリングした際に、半年の期間があれば書式の
変更に対応できると聞いている。また、説明会を実施し、この内容
についても相談している。3月31日の時点で、もう一度状況を検討
する。
[決定事項]
- 本件については全員一致で承認された。
5. 連絡事項
次回の運営委員会は12月14日(木) の 16:00 より行う。
--- 公開議題 17:40 終了 ---
[非公開議題]
--- 非公開議題 17:45 開始 ---
--- 非公開議題 17:53 終了 ---
以上
-- 17:40 --