2002/10/9 評議委員会
資料 2-1-1
ドメイン名検討委員会からの報告
■ 会議開催報告
以下の内容で、ドメイン名検討委員会を開催した。
1) 2002年8月22日(木) 第1回ドメイン名検討委員会
※ ICANN加藤理事同席
2002年9月24日(火) 第2回ドメイン名検討委員会
■ 活動状況
1) 第1回ドメイン名検討委員会の報告/検討内容
・自己紹介
・JPNICの組織および意志決定の仕組みについての説明
・ドメイン名検討委員会チャーターについての説明
・ドメイン名に関する情報共有
- ccTLD/gTLDの動向について
- 国際化ドメイン名について
- オルタネートルートについて
- WHOIS等によるドメイン名関連情報の公開・開示について
- JPドメイン名の公共性担保について
- ICANN組織改革について
- DRPについて
・今後の検討課題について
- 国際化ドメイン名に関連して、IDN-adminに対するJPとしての対
応について、早急に検討を行うこととなった。
2) 第2回ドメイン名検討委員会の報告/検討内容
・IDN-adminについて
- 国際化ドメイン名に関連してIDN-adminという仕組みが提案され
ているが、これは等価文字や異体字を同一視出来るようにする
ための仕組みである。
+ IDN-adminが採用されるにあたって、等価文字や異体字をJPで
はどのように扱っていくのかを再検討する必要が出てきた。
+ IDN-adminが採用されても、これまでのJPのポリシー通り等価
文字等を別の文字として扱うことは可能。
- 同様の問題は日本語JPドメイン名の導入時にも充分に検討が行わ
れており、コードポイントの異なる文字は別の文字として扱うと
いう結論に達している。
- JPとしては、汎用JPドメイン名導入後も問題が生じていないこと、
及び日本の慣習も含め「ドメイン名を広く自由に利用できるよう
に」というこれまでのポリシーとの一貫性を保つため、IDN-admin
には賛成するが、これまでどおり異なるコードポイントを持つ文
字はドメイン名においても異なるものであるとみなすことが適切
であるという結論に達した。
・ICANN組織改革について
- ICANN組織改革の現時点での状況、特にドメイン名に関連する部
分について説明が行われた。
+ 分野別ドメイン名支持組織(GNSO)について
+ 分野別ドメイン名ポリシー策定プロセスについて
+ ICANNの資金確保の問題について
- 本件について、各委員からみた意見があれば、引き続きML上にて
議論を行うこととなった。
・新TLD評価プロセスについて
- 次期TLD追加プロセスの前提となっている、今回追加されたの新
TLD評価プロセスの進捗状況について説明が行われた。
■今後の開催日程
2002年10月24日(木) 第3回ドメイン名検討委員会
11月26日(火) 第4回ドメイン名検討委員会
12月26日(木) 第5回ドメイン名検討委員会
2003年 1月28日(火) 第6回ドメイン名検討委員会
2月27日(木) 第7回ドメイン名検討委員会
3月25日(火) 第8回ドメイン名検討委員会
以上