2002/10/09 評議委員会
資料 2-2-1
IPアドレス検討委員長
江面 祥行
IPアドレス検討委員会・活動報告
8/15(木)、9/26(木)にてIPアドレス検討委員会を開催し、下記の事項の検討
および答申を行った。
1. IPレジストリシステム開発に関する事項
開発システムをリリースした場合の不安要素を完全には取り去ることが不
可能であるとの判断から、IPレジストリシステム開発について一旦中止する
こと、および、開発したシステムの有効性や今後の取り組み方について3ヶ月
程度の検討期間を設け、再度検討することが決定されたとの報告を受けた。
IP指定事業者等に中止のアナウンスを行うにあたり、アナウンス方法等に
ついての提言を行った。
2. APNICからのドキュメントドラフトについて
2-1. APNICオープン・ポリシー・ミーティングにあたっての対応
APNICオープン・ポリシー・ミーティング(9/3-6実施)において
APNICから提案が予定され、事前にメーリングリスト上に提案されて
いた、以下の3つのドキュメントについて記述内容の精査および対応
方針について議論を行った。
Draft1 : NIR Operational Policies
Draft2 : IPv4 Evaluation Guidelines
Draft3 : NIR Recognition Criteria
(1) Draft1について
JPNIC IP指定事業者がAPNIC会員になった場合、JPNICのブロック
が剥ぎ取られることになるため、DNSの逆引き委譲への影響など技術
的な解決が必要である等の議論を行った。
(2) Draft2について
ドラフトの記述における技術的側面でのコメントを行った。
(3) Draft3について
"ISPによるレジストリの選択"の記述が明記されている点について、
APNICの意図について情報の共有を行った。APNICの真意としては、
現状を尊重している結果であるという結論に至っている。
2-2. セカンドドラフトへの対応
APNICオープン・ポリシー・ミーティングにおける議論の結果、
下記の2つのドキュメントの2nd DraftがAPNICにより公開された。
・IPv4 Evaluation Guidelinesに対するコメント
・AP地域におけるAS番号管理のポリシ 2nd Draft
これらのドキュメントに対する、確認事項のリストアップおよびコメ
ントを行い、APNICへ提出のため取りまとめ中。
以上