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                                                                                  2004年4月22日
                                                                  JPNICドメイン名ポリシー研究会
                                                                                   JPRS大橋由美
                                      .mobiの概要

1. 申請ドメイン名
    - 第1希望:mobi
    - 第2希望:mbl
    - 企業および消費者が、標準のDNS規約に従い、セカンドレベルへの登録
      が可能。ASCIIドメイン名を対象。予約ドメイン名あり。

2. 申請者・スポンサ組織
   - 申請者
     Nokia Corporation、Vodafone Group Services Ltd.、Microsoft Corp.
   - スポンサ組織
     合弁企業Mobi JV(Microsoft Corp.、Nokia Corp.、Vodafone Group PLC、Hewlett-Packard
     Co.、Hutchinson 3G UK Ltd.、 Samsung Electronics Co. Ltd.、 Sun Microsystems Inc.、
     Orange SA、the GSM Association)

3. レジストリ・レジストラ
   - レジストリの拠点はアイルランド。機能の一部はアウトソーシング
   - レジストラはICANN認可レジストラでなければならない

4. ドメイン名の構造
    - 第2レベル、第3レベルの登録を計画。
    - 第2レベルは企業や商標の登録、第3レベルは個人登録

5. Sponsored TLD コミュニティとは
    - モバイル機器、サービスおよびアプリケーションの個人及び企業顧客
    - モバイルコンテンツおよびモバイルサービス提供業者
    - モバイルオペレータ
    - モバイル機器製造業者およびベンダー
    - モバイルコミュニティにサービスを提供する、IT技術およびソフトウェ
      アのベンダー

6. Sponsored TLD コミュニティの妥当性についての主張
    - モバイル用TLDへのニーズ
      + 背景
        o モバイル市場の拡大
        o モバイルコミュニケーションサービスが音声中心からデータ中心のサービス、また複合的な
     サービスに拡大するにつれ、従来の電話番号がドメインベースのアドレス指定で補完される
     ことが増加
         →モバイルコンテンツおよびモバイルサービスを使ったドメイン名の登録は飛躍的に増加す
      ることが予想される
      + ユーザーがインターネットでのプレゼンスを求めるにつれ、現在の差別化されていない TLDに
    は圧力が強まる。

    - モバイル用TLDがもたらす恩恵
      + モバイル機器を利用する企業および消費者は、モバイル機器のアクセスおよび利用に限定して
    つくったモバイル用TLDのもと、 幅広いインターネットサービスとコンテンツの恩恵をうける
        ことができる
      + モバイル用TLDは、サービスとコンテンツに、 明確に認識できるモバイルラベルを提供するこ
        とができ、モバイル機器を使いやすく便利なものにする
      + モバイルに限定した適切な技術を選択することにより、モバイルネットワークおよびモバイル
        機器の制限などをモバイル向けのものにすることができ、それは、ユーザにとってのサービス
        向上となる
      + モバイルオペレータおよびサービスプロバイダは、顧客の利用とトラフィックの利用を増やす
        ことができる。これにより、モバイル機器およびモバイルユーザのための、 新たなインター
        ネットアプリケーションおよびコンテンツの開発を促進させる
      + 広いポータビリティの可能性を更に強化し、 これは多くのサービスオペレータに受け入れら
        れ 、これにより顧客は明確に恩恵をうけることとなる
      + これらの恩恵は特定の国や地域に限定されることなく、全世界で実現されるものである。開発
        途上国におけるインターネット利用をより一層充実させ、またモバイル電気通信への投資の利
        用の一助となる
      + 企業及び消費者のモバイルインターネットサービスの利用とコンテンツの急増はインターネッ
        ト対応のモバイル機器の需要増大をリードする。製造業者はより多くの製品を販売することが
        でき、更に豊富な、より革新的で時代に先駆けた機能の開発への刺激となる

7. 収支見込
  - 2008年に総収入 約30億、利益 約11億円を予想
  - ICANNが2004/10/01に創設を承認し、2005/01/01よりMobi JVに委任されることを想定

                                 (単位:千ユーロ)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                          2004       2005     2006     2007     2008
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Revenue                      -        637    5,076   12,582   23,449
Operating expenses       2,305     11,427   10,196   12,198   14,869
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
EBITDA                  (2,305)   (10,790)  (5,120)     384    8,580
Depreciation                10         77       77       67        -
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Profit before tax       (2,315)   (10,867)  (5,196)     318    8,580
Tax (12.5%)                  -          -        -        -        -
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Profit after tax        (2,315)   (10,867)  (5,196)     318    8,580
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※EBITDA:金利・税金・償却前利益


8. 前回:2000年の新TLD募集の際、ノキアが多くのTLDを提案したが不承認となった
  (.mobile、.mobi、.mas、.max、.mid、.mis、.now、.own)

- ICANNが承認しなかった理由
    + 申請が不完全で、技術的、ビジネスプロセス的な観点から、合理性や実現可能性がない
    + 申請の中のマーケティングプラン、ニーズの見積もりとニーズに対応するためのリソース評価弱い

                                                                                         以上
              

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