メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索
EDU-TALK BOF  議事録

日時 : 1999年12月18日(土)  15:00~17:00 
場所 : パシフィコ横浜

主催 : 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター
       教育検討部会  

参加者: 47 名

配布資料:
       1 EDU-TALK BOF 開催次第 
       2 EDドメイン実証事業より
       3 我が校のネットワーク事情
       4 学校における複合アクセス網活用型インターネットに関する研究開発に
         ついて~先進的教育用ネットワークモデル地域事業~ 
       5 米国・カナダ視察を終えて


議事: 

■開会の挨拶
  JPNIC 教育検討部会の浦田主査より開会の挨拶があった。      (15:00~15:05) 

  
■講演
  ○司会より挨拶
    JPNIC 教育検討部会メンバの相原氏より挨拶があり、参加者へ以下の要請を
    行った。                                                (15:05~15:10)  

    ・時間の都合上、講演、質疑応答の途中で区切ることになるかもしれないが、
      ご了承いただきたい。 
    ・最後のパネルデシスカションの時間が、質疑応答の時間に変更になるので
      ご了承いただきたい。
    ・質問のある方は会場のマイクのあるところで、質問をしていただきたい。


  ○EDドメインの実証事業より                                (15:10~15:35)
    JPNIC 事務局箱田より資料 2 に基づき講演が行なわれた。
    ED ドメイン実証事業の最終報告は来年の春頃に JPNIC の WEB で報告
    を行なう予定との補足があった。

    [質問/意見] 
    Q1. ED ドメイン実証事業のアンケートの調査対象を知りたい。
    A1. 調査対象はEDドメイン名の登録対象組織であり、これにはED ドメイ
        ンを申請したところも申請しなかったところも含まれている。
        ED ドメインを申請した学校が 800 校、その他任意で 4000 校ほどに
        アンケートを送付し、そのうち 1400~1500校から回答があった。

    Q2. EDドメインの取得率は地域や小・中・高によっても異るが、公立か私立か
        という区別でも取得率を出して欲しい。
    A2. 対応していきたい。
     
    Q3. EDドメインに移行せずに、地域型ドメインのままであった学校のデータも
        掲載してほしい。
    A3. 実際のアンケートの項目に『EDドメインに移行した』『ED ドメインに
        移行しなかった』という項目があるので、最終的な結果報告で確認して
        いただきたい。

    Q4. ED ドメイン実証事業のアンケートを送付した先について知りたい。
    A4. 予約ドメインの有効性の調査が主であったため、予約ドメインを作った
        小・中・高を主な対象としている。

    Q5. 登録組織内訳の中に大学・学部とあるが、大学が ED ドメインを登録
        出来るのか。
    A5. 大学の付属高・中など複数の対象組織を設置している大学がそれらをま
        とめる意味で申請したものである。
   
    Q6. 学校法人でac.jp のドメインを既に取得しているため、EDドメイン名
        を登録する場合は高校以下の一つの学校でまとめて欲しいと言われた。
        一貫教育を行なう学校法人が ED ドメインと AC ドメインを取得出来
        ないのはおかしいのではないか。
    A6. 学校教育法に定める学校種を単位に予約ドメインを作成し、登録を行
        なっているため、利用しにくい場合がある。現状のところはこのまま
        使用していただきたい。今後、改善方法を検討していきたい。 

    Q7. ED ドメインを活用するための広報活動やサポートを JPNIC として行なっ
        ていく予定はあるのか。
    A7. ED ドメイン実証事業も登録サポート活動の1つである。今後も機会があ
        れば検討していきたい。

    Q8. domain talk meeting で DRP-TF(ドメインの紛争解決に関するタスク
        フォース)について話題が出ていたが、これは ED ドメインも対象となる
        のか。
    A8. ED ドメインの閉じた属性の中では、予約ドメインが紛争解決の手段
        と同じような役割を果たしている。現在のところ他のドメインとの関
        係については議論がされていない。今後他のドメインとの関係も検討
        をしていきたい。


  ○我が校のネットワーク事情                                 (15:35~16:05)
    神奈川県立神奈川総合高等学校の白畑氏より資料 3 に基づき講演が行なわれた。

    [質問/意見]
    Q1. 資料には親にパソコンを買ってもらったと記載されているが、パソコンを
        自分で働くなどして購入した人はいないのか。
    A1. もちろん自分でアルバイトをして購入した人もいる。

    Q2. 学生が良くインターネットに接続する時間は何時位か。
    A2. 掲示板のログから推測すると、23 時~ 2 時位の間と、朝の 7 時~ 8 時
        の間である。 

    Q3. 学校にネットワークを引くことによって可能になることは議論されてい
        るが、引くことによって出来ては良くないことは議論されていない。
        ネットワークを引いたことによって、何か問題が生じた事例があったら
        教えて欲しい。
    A3. 学校では特に問題は生じていない。 WEB に関してはフィルタリングをし
        て、閲覧出来るサイトを制限し、怪しいメールが来たら開かないよう周知
        している。また、パソコンは利用申請をすることで使用できる仕組みにし
        ている。
        
    Q4. インターネットを使うことは教育上良くないと 父母や先生から意見が出
        されることはないか。 
    A4. インターネットについては先生より生徒、親より子供が良くわかっていると
        思われる。新聞等で『高校生がインターネット犯罪』という記事が掲載
        されても自分のまわりには関係ないと考えているのではないか。
 
    Q5. 神奈川総合高校といえば先生の名前の前に白畑氏の名前がでてくるが、
        学校でのインターネットの利用を継続的に進めていくための学校のバック
        アップ体制を知りたい。
    A5. 先生はほとんど監視をしない。生徒が中心となり、先生にはお伺いをたて
        て作業を進めている。生徒に対しての指導はほとんど行なっておらず、
        生徒が自主的に進めている。

    Q6. 『インターネットの利用の実情』で3年生の利用が少ない理由は何か。 
    A6. 学校でインターネットを使えるようになったのは、今年の 6 月からである。
        学校外でもインターネットが使えるようになったが、進学ということ
        もあり、3 年生が取り残されているという結果ではないかと思う。
  
    Q7. 個人のホームページは学校のサーバに置けないとなっているが、そのことは
        どこが決定したのか。
    A7. 学校である。体制が整っていないということと、システム的に対応して
        いないという理由からである。

    Q8. 一方で学校でのインターネット利用者が少ないというコメントがあり、
        一方でインターネットの利用者が増加しているとあるがそれはなぜか。
    A8. 生徒に自由に使わせるというのは主な目標ではなかったのではないか。
        研究事業の一環として授業でのインターネット利用が第一の目的であった。
        授業で使う機会が少ない為、学校でのインターネット利用者が少ないの
        ではないか。


  ○学校における複合アクセス網活用型インターネットに関する研究開発について
     ~先進的教育用ネットワークモデル地域事業~」           (16:05~16:30)
    通信・放送機構の菅原氏より資料 4 に基づき講演が行なわれた。

    [質問/意見]
    Q1. 初等・中等教育まで研究を行なうのが特徴といっていたが、日本の伝統
        的な考え方からすると、高等学校まで中等教育に含まれるのではないか。
    A1. 高等学校も中等教育に含まれると認識している。

    Q2. ネットワーク構成図をみると、ネットワークは学校間をまたいでいるが、
        学校内のデータがもれることはないのか。
    A2. 学校間のネットワークはほとんどファイヤーウォールで固めており、
        かなりポートの制限を行っている。除去ソフト等を各ファイヤーウォー
        ルにいれることで、有害情報やウイルスのフィルタリングを行っている。

    Q3. トラフィックデータの集計とは、どのようなデータを集計しているのか。
    A3. 細かい部分のデータまで見えるが、今のところはバゲット数のみしか
        見ていない。希望があれば細かい部分まで見ることも検討したい。

    Q4. 「新たな学校における研究開発の実施」とあるが、この事業は今まで
        三鷹で使っていたネットワークに収容されるのか。 
    A4. 収容ぜずにほぼ同じような形で新たに構築するだろう。

    Q5. 教育ネットワークの中で、生徒全員にメールアカウントを配布する場合
        はどうすればよいのか。
    A5. 今回の事業では、データ等を提出いただければ、地域センターで登録
        している。

    Q6. ダイアルアップ回線はどのような回線を使っているのか。
    A6. 一般のダイアルアップ回線を使っている。

    Q7. VPN 等のセキュリティの扱いについては学校側への説明などは行なって
        いるのか。
    A7. 特定の IP アドレスにしか発信できないように、ルータの設定を行なって
        いる。また、学校側にもあまりルーター等に触らないで欲しいといって
        いる。


  ○「米国・カナダ視察を終えて」                             (16:30~16:50)
    株式会社内田洋行の大久保氏より資料 5 に基づき講演が行なわれた。 
   
    ここで司会の相原氏より、時間不足のため質問や意見のある方は個別に聞いて
    欲しい旨の依頼があった。

  ○司会より閉会の挨拶                                       (16:50)
    司会の相原氏より閉会の挨拶があった。
   
    現在、教育を取り巻くネットワーク環境が変わりつつあることが分かったので
    はないか。今後 EDU-TALK の メーリングリストなどを通してどのようにするか
    検討していきたい。また、皆様からも多くの意見をいただきたい。


■閉会の挨拶                                                 (16:55)
  教育検討部会の浦田主査より閉会の挨拶があった。
                                                                      
      
                                                                    以上 
            

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
よろしければ回答の理由をご記入ください

それ以外にも、ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2024 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.