1994/10/19
資料1
第2回 JPNIC 総会議事要録(案)
日 時 : 平成6年4月5日(火) 14:43~16:45
場 所 : 機械振興会館 研修1号室
出席者 : 委員名(順不同)
BITNETJP : 後藤、神山、森 (欠席、代理:後藤)
CSI : 相原、西武
IIJ : 深瀬、吉村、大野(欠席、代理:吉村)
: 浅羽(欠席、代理:吉村)
InfoWeb : 田代、尾川、坂田(欠席、代理:斉藤)
JAIN : 野口(欠席、代理:相原)
JOIN : 東田、森下
JUNET : 徳川、石田、砂原(欠席、代理:吉村)
: 鈴木(欠席、代理:徳川)、三膳(欠席、代理:徳川)
KARRN : 中村、古川、河北(欠席、委任:義長)
NORTH-NET : 酒井、三谷(欠席、代理:酒井)
ORIONS : 井上、内尾、下條(欠席、代理:東田)
RIC-Tsukuba: 山本(欠席、委任:議長)
SINET : 淺野、貝田、相澤(欠席、代理:鈴木)
Spin : 松本、始沢、太田(欠席、代理:松本)
TISN : 釜江、丸山、小柳(欠席、代理:高田)
Tohoku-inet: 樋地
TOPIC : 只木(欠席、代理:曽根)、岩本(欠席、代理:曽根)
TRAIN : 林 、石田、中山(欠席、代理:林 )
TRENDY : 後藤、松尾、榊原
WIDE : 村井、石田、佐野、尾上(欠席、代理:佐野)
WINC : 中野、齊藤、上善(欠席、代理:中野)
欠席者 : 委員名(順不同)
Tohoku-inet: 布川
GDBnetJP : 宮澤
IIKK : ディビット・スミス
傍聴者 : 3名
JPNIC運営委員 : 平原、高田、辰巳、後藤(滋)、加藤、小西、松方
事務局 : 中山、佐藤(安)、佐藤(裕)、井爪、吉澤、多田、山上
配布資料
第2回JPNIC総会議事次第
資料 1 第1回JPNIC総会議事要録
資料 2 平成5年度JPNIC決算報告
資料 3 平成6年度JPNIC会員一覧
資料 4 平成6年度JPNIC予算案
資料 5 規程の改正について
* 議事概要 *
議長のJPNIC村井センター長の司会のもと、JPNIC規程第5章30条1項に基
づき、次の通り総会の成立が確認された。
構成員 58名 出席者 55名
(内委任状 21通)
1前回議事録確認
事務局の中山委員により資料1に基づいて、第1回JPNIC総会議事要録の
確認があった。それについて、出席者の記述に2箇所の訂正があった。
(誤) KARRAN :中村(欠席、委任:古川)、古川
(正) KARRAN :中村、古川(欠席、委任:中村)
(誤) NORTH :三谷、酒井(欠席、委任:三谷)
(正) NORTH :酒井、三谷(欠席、委任:酒井)
2平成5年度JPNIC決算報告
*事務局中山委員により資料2(2ページ)に基づき、決算報告があった。
*続いて監査の東田幸樹監事、丸山直昌監事により
平成5年度会計監査の結果適正なる処理と認めたことの報告があった。
以上の件について次のように質問と意見が交わされた。
(1)翻訳について
当初の予算計上にはなかったが、JPNICでは現在、規約並びに細則、
申請の書式、日本語で出されているドキュメント等を英文化していく
方向で進めている。
近いうちに公開される予定であると報告された。
(2)剰余金について
基本的には繰越金に対する課税は覚悟しなくてはならないが、62万円
程度なら大丈夫であろう。
(3)法人化引当金について
法人化引当の数字はどのように出てきたかについては、当初は1000万
円の収入を見ていたが、420万円収入増と寄付で10万円があり、計430
万円となり、これを法人化引当金として当てておくこととした。
これは会計上、資産あるいは、剰余金とみなされるおそれがあるが、
現在JPNICの業務の重要な部分がボランティアで賄われている状態で
あり、その業務に適正な賃金を払うことを考えれば、この程度の金額
では不足であり、JPNICの会計に余裕があるわけではない。これだけの
会費収入を考えていなかったので、剰余金と云われれば、 しかたない
点もある。しかし、公益法人として向かっていると認められれば、
法人化引当金として処理するれば、税金の問題はないと考えられる。
今は、あくまで法人に準ずるものであると考えている。法人化に関して
は、本日の最後に、FINANCE-WGによるプレゼンテーションで、皆様と一
緒に検討していきたい。
(4)法人化引当金の妥当性について
それが妥当かどうかという意見に対しては、皆様からの会費がもしも
税金で持っていかれることになれば、不本意と思う。そうならず、
会費が有効に、利用されるのが望ましい形である。
今回は1年目で立ち上がり、運営委員も経験不足で、本来出るべきで
ない余りの金が決算上は出てしまったもので、もっと有効に利用され、
ボランティアによる負担が、軽減されるべきであったと云うことが、
この決算書に現れているという反省もあった。
法人化がすでに方針として決定された訳ではなく、これからの重要な
課題であると認識している。
一方で、予算のセットアップには非常に努力しており、その結果法人
化引当金として処理する形になったものと考えて貰いたい。
又、繰越金とするよりも、項目を法人化引当金にする方が良いのか、
本当のところは分からないが、何かのベースになる金であるとし、別
枠にしたほうが単純でクリアーではないか。この種に関しては会計学
上確固たるきまりはなさそうである。
他に、請求したにかかわらず、未納金がでたなら、これに引き当てる
考慮はどうか、と云う意見もあった。
(5)jusの場合の例として運営と利営と分けている方法もある、と云う意見
もあった。
(6)未納金について
中山委員から説明があり、TISN、GDBnetJPの2会員について、支払い
の見通しが明らかにされた。さらに、公費での支払いに支障が出るこ
とのないように、JPNICの将来のあり方として、社会的にステイタスを
持つ団体(法人化)となっていくことも、重要なことであろうと考えら
れる、と述べられた。
☆平成5年度活動報告
平原運営委員長により、資料2(4~23ページ)に基づいて活動報告があ
った。
(1)DOM-WG(ドメイン名割当グループ)
Full time*1人分 の作業量があった。
(2)IP-WG(IPアドレス割当グループ)
現在 Full time*1人分 ではきつく、実際は,その他のJPNIC委員の方達
の技術的な協力があった。
IPアドレスの割当ての仕方も、CIDRが導入されたりしているのを来年度
はIPアドレスを合理的な処理に対応するソフトウエアーに切り替えて行
くため、予算の計上を行なった。
(3)DB-in-WG(データベースに対応のグループ)
データ件数は1993/8月~1993/3/30で8000件位となっている。
大部分は自動で、中には修正を要するもの、内容の誤りがあるもの等が
あり、手動が必要なものも少々ある。
11/15のトラブルに対して、お詫びと会員の方々の協力によって影響が
最小限におさえられたことに対してお礼がのべられた。
トラブルの対応や修正に、非常に手間がかかる。
有能スタッフが 1h/毎日 の作業をしている。
(4)DB-out-WG(データベース手段提供グループ)
サービスを開拓することで、かなりの人手が必要である。又、JPNICを
海外に知らせると云う役目をうけもっている。
(5)DNS-WG
(6)PUB-WG(JPNICの広報担当グループ)
ニュースレター第1号の発行部数→4000部と訂正。
各会員参加組織に各2部づつ配布の予定。
UNIX MAGAZINの原稿のファイルは雑誌が出て1ヶ月後、公開され入手
できる。
ニュースレターには (8h/日)*15日が掛かった。
(7)RES-WG(JPNICの機械及び資源の管理グループ)
(8)SOC-WG(社会的役割の検討グループ)
FUTURE、CHARAGE連携活動が行なわれてきた。
(9)FUTURE-WG
社団法人化検討のための予備的な調査を行なった。
(10)CHARGE-WG(会費検討グループ)
本日プレゼンテーションを行なう。
(11)RULE-WG(規約検討グループ)
1年目なので検討すべき項目があった。
(12)APNIC
93年度は国際的役割の分担として、APNICのpilot projectの必要分を
担っている。JPNICの運用の10%程度を協力してきた。
JPNICの協力につては、今後、運営委員会、WG、CCIRNのなかで検討し
ていかなくてはならない。
来年度は6月にパイロットプロジェクトの期間が終るので その後、
APNICを、正式なのもとして、どのように立ち上げて動かしていくか、
どの様に役割分担をしていかなければならないか、などを検討してい
くところである。
APNICとしては、英語が必要で、現在は1名が活動している。
(13)JPNIC事務局
2ヵ月に1度の割で、1日中に至るまで運営委員会を持ち、その都度、
密度の濃
い議論が行なわれている。毎回、時間オーバーになるほどの議題を抱
えている現状である。
運営委員会の議事録の公開と傍聴制度の奨励をおこなっている。
日常業務は人手がないので運営委員が携わって作業しているが
Full time*6人 必要としている。
実際、ドメイン名の割当の方は、東京理科大学の方に、APNICの方も東
京理科大学の方にNTTのワークステイションを借りて、活動してもらっ
ており、その他、個人的なボランティアの方々の協力があって、これ
だけの活動ができているが現状であるとの報告であった。
3平成6年度JPNIC会員について
資料3に基づいて平成6年3/1現在の会員一覧が報告された。
その中で
NO2(Tohoku internet)、
NO13(SINET)
の会員の略称の変更、
NO20(Infoweb)
の会員名、Member name、略称の変更の報告があった。
4平成6年度予算案について
中山委員により資料4に基づいて予算案が提案され、その説明があった。
法人化に関しては、別に資産として明記する形とし、後日出すこととす
る。
他に、数件の質議に対し、詳細な説明があり、後了解を得た。
5規程の改正について
[規程]
丸山委員により資料5(1~4ページ)に基づいて、規程の改正の趣旨、改
正点の要覧の提示と説明があり、改正案が提案された。
[細則]
丸山委員により資料5(8~11ページ)について、理事会で承認されたこと
が報告され、以降規程の改正案の成立の承認のもと、施行されることが、
説明された。
以上について、次のような指摘と意見があった。
*会費の問題については、現行の規程のまま運営できないことはないのでは?
*上記の意見に対して、TISNから改正の方向で行ってもらえるのであれば、
会員の側から見ると大変有難いのであるが、との意見がでた。
ー 以上 ー
16:40
引続き投票がおこなわれた。
承認 否認
[1]平成5年度決算報告 51 4
[2]平成6年度予算案 52 3
[3]規程改正案 52 3
その結果、上記の通り3件が承認された。
16:45
閉会