第5回 インターネット・ガバナンスに関する研究会 議事要旨
日時: 2000年7月3日(月) 14:00-16:00
場所: 日経新聞社9階大会議室
メモ: 松丸
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司会: 小早川 知昭
議事次第:
1. 開会挨拶
2. 講演「ICANNと私たち」
3. パネルディスカッション「なぜICANNが必要か?」
4. 閉会挨拶
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1. 開会挨拶(丸山)
2. 講演「ICANNと私たち」(堀田)
資料「ICANNと私たち」に基づき説明があった。
3. パネルディスカッション「なぜICANNが必要か?」(コーディネータ:荒野)
[パネリスト発表]
- 「一般ユーザから見たICANNの意義」(坪田)
- 「なぜ一般会員が必要か?」(会津)
- 「ICANN理事選出の重要性とその取り組み」(東田)
- 「ボトムアップ的アウトリーチとその意義」(高橋)
- 「市民活動とICANN」(浜田)
[ディスカッション]
- トランスレーションが重要
全ての人々がエキスパートではないので、現在のトピックスについて
わかりやすく説明する場が必要
透明性を持つような仕組みを作っていく必要があるのではないか
- ICANNはボトムアップの取り組みを重視して欲しい
一般会員を募集するために企業を動かすのはナンセンスなのでは
個人として持ち上がってきたものを形にしようとしているのであれば
自分たちの意見がまとめていけるような団体にして欲しい
→ 様々なチャネルを使用するうちの1つとして企業も選択
個人にきちんと到達しないでトップダウン的になってしまうのは
本意ではない
→ トップダウン的なアプローチについて危惧している
参加する意義・責任についての議論が少ないのでは
→ インターネットに参加している全ての人に選挙権がある
裾野の広げ方が重要
→ 日本だけでなく、アジア各国への呼びかけも重要
→ ジャパンICANNフォーラムは日本国内を対象
インガバ研では日本に限らずすべての方々を意識したアウトリーチ
- 携帯端末からのインターネットユーザが増えている
そういった人たちへの配慮がまだ足りないのではないか
→ 世界的に見るとi-modeなどはまだ少数派
そういうニーズがあることを積極的にPublic Forumなどで発言して欲しい
→ ICANN側に日本語での登録ページの作成を申し入れたところ、
断られたという事情がある
裾野が広がっている以上、様々なユーザからの意見を取り入れて、
積極的に発言していきたいと考えている
- ICANNフォーラムに関して、ホームページを見て誤解している人が
たくさんいると思うので、何らかの形で協力していきたいのだが
- ICANNからの文書などについて、要点を絞ってわかりやすく説明して欲しい
→ できるだけやさしい言葉でわかりやすく説明する必要があることは
理解している
→ 説明会などの時間は14:00からではきつい
17:00からなどにするとより多くの人が参加しやすくなるのでは
→ フォーラムのページを改善する必要性は感じている
→ リンクページを活用して欲しい
→ 会員を増やしたところで議論に参加できるかは疑問
ICANNのシステムについてもっと理解を深める必要
4. 閉会挨拶(荒野)