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第7回インターネット・ガバナンスに関する研究会  議事要旨

日時:   2000年9月 6日(水) 13:00-15:15
場所:   ホテル エドモント(HOTEL EDMONT)2F 万里
司会:   NTTコミュニケーションズ 荒野
参加者:         50名

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1.開会挨拶(堀田)

2.趣旨説明と質問受付
        NTTコミュニケーションズ 荒野(司会)

資料「式次第」に基づき、以下のような説明
・候補者の顔を知ろう。
        一般会員にとって、自分たちを代弁してくれる人は誰か?
        なるべく多くの候補者の意見を聞きたい
・コンタクトを取った候補者の紹介
・事前質問事項と配布資料説明
・多くの候補者の意見を知る為に今回の試みの説明
(メールでの質問送付、回答)
・事前質問受け付けのポイント
・パネルディスカッション趣旨説明
・パネルの進め方
・質問受け付け

3.ICANN Yokohama報告
        DNSO Names Council  堀田

資料「ICANN横浜会議」に基づき、以下の講演
・新トップレベルドメイン
        要旨、必要要件、今後の日程など
・At large  Membershipの説明
・その他

4.ICANN理事選挙について
        JPNIC事務局 大橋

資料「ICANN一般会員選挙について」に基づき、以下の講演
・概要
・選挙の現状報告
・指名委員会
・Member-nomination
・PIN有効化
・今後の課題
        メンバーシップの課題

5.パネルディスカッション

パネリスト:加藤  幹之氏        資料「ICANN21世紀の国際組織のモデル」
            服部  順治氏      資料「質問票に対するお答えと各HP」

講演部分
加藤  幹之氏
資料「ICANN21世紀の国際組織のモデル」に基づき、講演。最後に以下の所信
表明を行った。

1)日本でICANNをサポートしたり、意見交換の場を創出したい
2)アジアとしても、同様に創出したい
3)ICANN本体とのコミュニケーションをよくして、活性化を図りたい
4)ICANNの民営の良さ(フレキシビリティ)を維持・拡大したい
5)選挙制度の見直し、現在は、試行錯誤の状態

服部  順治氏
資料「質問票に対するお答えと各HP」に基づき、以下の講演

服部氏の自己紹介、関わったホームページなどの紹介。(オンブズマンネット
ワーク、日本コンピュメンタ、落選運動、上石神井タウン情報など。)米国滞
在中に、市民活動を見ることで、米国の民主主義の在り方に共感を覚え、帰国
後、日本でもそういった活動をやりたいと思い、その手助けとしてHPの作成に
携わる。ヤフージャパンのWEBをみて、また、国や業界団体のドライブを危惧
して、思い立ち、自らのボランティアの延長として立候補した。思っていた以
上に、理事の仕事は、専門性も高く、経済的にも難しいと思っている。一般市
民が、こういった会に参加する事自体が、難しいのではと思った。一般市民の
立場として、現状では、これまでのendorseの数を見ると難しいので、可能性
のある松本さんを応援したい。

パネル質疑など
(以下、敬称略)

1.今後、新しいgTLDの創出などもふくめて、今後どのように様々な立場の人
間(個人/団体)の意見を、調和、反映させるか?また、その具体的プランは?

(加藤)数多くの問題を含んでいる。一般論として、ドメインネームは、皆が
自由に安く使えるのが理想だとは思う。ただし、現実問題として、”サイバー
スクワッティング”などの問題もはらんでいるので、やはり、ルールは必要で
あり、国際的なルールが必要である。
  新しいgTLDについては、今のところ、ICANNがやろうとしているように、徐々
に増やしていって、バランスをとりながら、行っていくのが、一番良いのでは。

(服部)加藤氏と同じく、ドメインは、安く、自由に使用出来たらと思ってい
るし、その為の民主的な仕組み作りが必要だと思う。例えば、HP(ホームペー
ジ)や、メーリングリストなど、ある種の投票システムの創出が必要なのでは。

2.gTLD(約2千万ドメイン)が急増している現状で、さらに新しいgTLDが導
入がされるとますます、gTLDが増加してしまう。何かccTLD(約600万ドメ
イン)を促進することの是非、促進方法などはどう思っているか?

(服部)市民として、ユーザーとして思うのは、インターネットの特性として、
ccTLD自体の識別子がなくなっていくのではないかと思う。はっきりいって、
識別子自体が、ユーザーにとってはあまり関係ないのでは。単純に、ユーザー
としては、日本語を入力すれば、”朝日新聞"と入力して、使用できるのが理
想なので、どちらかというと多言語ドメインに期待している。

(加藤)将来的には、国別というのは、意味がなくなっていくのかもしれない。
ただし、法的には、なかなか難しい。ccTLDとgTLDが、ある程度は共存し、イン
ターオペラブルであることが重要であり、相互間での問題の発生が問題で、そ
のルールを確立していかなければならない。国毎の特色を持たせる意味では、
ccTLDは残すべきだろうが、織り交ぜ方が難しい。今、現在は試行錯誤だと思
う。


3.ICANNの理事として、多言語ドメインについてどう思い、どう取り組んでい
くのか?

(加藤)日本・アジアにとって、大事な問題である。欧米の人間にとっては、
漢字ドメインなどの感覚がわからないようである。現在、一部で多言語でビジ
ネスを行い始める一方で、欧米は、従来のままでの技術を開発してしまっては、
結局、インターネットの使い勝手が悪くなってしまう。多言語ドメインにおい
て出来るだけ、インターオペラビリティを維持していく為にも、アジアとして
の役割は大きいし、リーダーシップをとりたい。

(服部)多言語ドメインは、必要だと思う。ドメインネームの一段上に多言
語ドメインに対応する国別コードなどがあって、一意化する為の仕組み(マッ
ピングのような)ができてくるのではないか。そういった仕組みが必要なので
はないかと思うし、将来的にそうなると思う。

4.組織的集票活動についてどう思うか?ICANNに与える影響について、どう
思うか?

(服部)ICANN本体は、選挙を公平にやろうとしており、民主的にみえるし、
基本的な方向性も間違っていないと思う。細かな点としては、日本語のメール
がこないとかHPの文字化けなどもあるが、これは徐々に改善されるのだろう。
ただし、集票活動については、メジャーなサイトが扇るだけ煽っておいて、その
後、スケジュールの案内など何もしていないのではないだろうか。一般候補者
を不利にしていないか?国とか組織といった組織的な意図やドライブがあると
思った。

(加藤)前提として、今回の選挙制度に問題があると思う。組織的集票活動が
あったとすると、意図に反したことだと思う。改善すべく、考えているが、な
かなかいい解がない。直接選挙の良さも捨てがたい。選挙だけでなく、会員が、
ICANNに実際に参加できる形作りが大事。ICANNでは、日本も含めて、アジアの
発言力が弱かった。今回を契機に、日本や、アジアにICANNの存在が周知された
し、ICANNの活動に参画して貢献してほしい、そうすれば、皆が評価してくれ
るだろうし、本当に重要なのは、今から何をするかということだと思う。

<質問>:会員制度や選挙制度の問題だけではなく、中身をどうやって改善し
ていこうと思っているか?

(加藤)ICANNの名前が知られた以上、日本でWG(ワーキンググループ)を作り
たい。コストがかからない形で。会場の方、是非、サインアップしてください。
また、アジアでも、共通の場、議論の場を作りたい。

(服部)ユーザーとして、ICANNの決定の際の民主的なプロセスを作りたい。匿
名の掲示板や、メーリングリスト、投票システムなど。

<質問>:選挙後、理事が集まった場で、政府や産業界のバイアスをどのよう
にうまく排除していくのか?ICANNはどう確保していくのか?

(服部)一般市民が参加できるものを作成し(掲示板、メーリングリストなど)、
審議過程を密室にせず、オープンにして行くことで、圧力の排除をしていける
のではないだろうか。

(加藤)ICANNに携わっている方は、皆、ボランティア。理事会は、基本的に
オープンになっているし、ウェブキャストもされている。すべてに参加できる
わけではないが、対話も用意されている。決定する前に各組織の意見(これも
オープン)も聞いているし、意見を聞く義務がある。理事は、ずべての人の代
表としての活動が望まれて、性格を重視された人間なので、具体的に影響があ
るかは、その人の信念による。ICANNは、基本的に非営利団体であり、政府と
の従属関係はない。

<質問>:ICANNのルートサーバーに関しては、契約上、一部、米国政府とバイ
ンディングしているので、必ずしも、独立してはいないのではないか?

(加藤)一般的な意味で、契約はしているが、運営に関して拘束されるかとい
う点では、ICANNが世界の人々に納得できる活動をしていけば、担保できる。

<質問>:日本では、会員は増えたが、実際には、関心のない人も多い、今後の
ICANNの啓蒙活動などどうされるか?

(加藤)ICANNの情報交換を日本語でどう行っていくかを皆で考えていかなけ
ればならないし、啓蒙活動の必要がある。明確な答えはないが、皆で努力して
いくしかない。

(服部)現在、4万会員ものメーリングリストに日本語の情報を案内。あわせ
て、主要なマスコミへのアピールをしていくことで、周知や啓蒙活動になると
思う。

<最後に>

(服部)現実的に、私の正式候補の可能性はほとんどないので、可能性として
ある松本さんに投票してみてはどうでしょうか。

(加藤)今後もぜひ、こういった場で話していきたい。自らの立場や状況を伝
えて初めて、議論ができ、バランスの取れたルール作りができる。今後は、よ
り一層の、双方向のコミュニケーションが、必要となる。そういった意味で、
理事は、アジアや、日本の為というのではなく、コミュニケーションができる
ことが、結果的に、アジアや日本の為であり、インターネットの為であると思
う。その立場にふさわしい方を選んで欲しい。

6.閉会挨拶(荒野)
            

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