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IP-USERS ミーティング ログ

会場      :千葉県 幕張メッセ 国際会議場301
            Networld+Interop 2001 Special Session BOF1 として開催

日時      : 2001年6月6日(水) 18:30-20:50

出席者    : 約70名

司会      : 江面 祥行

議事録担当: 近藤 慎一  飯塚 有紀子  


議題      :
 1. 新IPv6アドレスポリシーの提案
        NTTコミュニケーションズ(株)   荒野 高志 氏
 2. アドレス割当て付きプロバイダ契約の広告上の文言について
       (有)環境システム研究所   臼井 義比古 氏
 3. 審議関連情報について
        (社)日本ネットワークインフォメーションセンター   奥谷 泉 氏
 4. APNIC報告 /20 initial allocation
        (社)日本ネットワークインフォメーションセンター   鈴木 由佳 氏
 5. 最近の割り振り、割り当て動向
        (社)日本ネットワークインフォメーションセンター   荻野 司 氏


(注意) 議題の2の「アドレス割当て付きプロバイダ契約の広告上の文言について」
       の”広告”は、ISPの"ビジネス広告"もしくは"販売広告"を示しています。

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■開会の挨拶
     JPNIC IPアドレス検討部会 副査 : 江面 祥行 氏

・JPNIC IPアドレス検討部会の江面副査より開会の挨拶があった。       


■IP-USERSの趣旨について 
     JPNIC IPアドレス担当理事 : 荻野 司 氏 

・昨年12月に開催したIP-USERS ミーティングでのパネルディスカッションに
て、今後のポリシーの制定について、オープンな場で決めていこうということ
になった。

・今回は、そのようなオープンな場での議論の第1回の開催となる。
  プレゼンテーションの公募(Call For Proposal)を行い、5件の応募があった。

・ここで議論して、ある一定のコンセンサスが得られたらAPNICに提案してい
きたいと考えている。

・JPNICでは今回の運用を中立的なポジションとして検討部会に依頼した。
  せひとも、コンセンサスが得られればと考えている。

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■新IPv6アドレスポリシーの提案  
     NTTコミュニケーションズ(株) : 荒野 高志 氏 
  
・資料1「新IPv6アドレスポリシーの提案 」に基づいて提案があった。

・現在のIPv6アドレスポリシー、今回の提案の背景を説明し、
   IPv6の以下の6項目
       (1)Initial allocation
       (2)Subsequent allocation
       (3)LIR-to-ISP allocation
       (4)Assignment
       (5)DB registration
       (6)Special cases
  について、選択肢、考慮点も明記し、提案を行っている。

・各ページの補足説明(口頭にて追加に説明があった部分)

 - page 2 : 現在のIPv6アドレスポリシー
     BootStrap期間延長の議論があり、現在、APNICにて意見を募集している。

 - page 3 : 提案の背景
     1-3bit,48-128bitは、IETFのマターで、3-48bitは、レジストリのマター
     として、明確に分けられた。分担が明確になった。
 
 - page 4 : 検討方針
     TLA/sTLA/NLAのような階層構造ではなく、スクラッチから作ろうという
     ことになった。デプロイメント(開発/展開)の最も進んでいる日本から
     積極的に提案していきたい。
     日本はWIDEの活動など、V6に関しては、世界で一番進んでいる。
     v4を踏襲した方がいいものと、捨ててもいいものがある。
     それをふまえて提案の準備をしたい。
     日本のコンセンサスを、APNICにもっていきたいと考えている。

 - page 5 :基本的な考え方
     基本的なこの5つのゴールについては、V6でもかわらない。
     どれも大切であるが、バランス・優先度が重要である。

 - page 6 : 大項目 
     いくつか考えられる選択肢や考慮点について、ぜひご意見いただきたい。
     もっと選択肢はあると思われる。こういうところをもっと議論したいとか、
     落としどころなど意見を頂き、修正していきたいと考えている。
     落しどころのコンセンサスを得て、APNICに提案し、さらにAPNICで
     コンセンサスが得られれば、その他のRIRにも提案していきたい。
 
 - page 7 : Initial allocation(I) 
     基準:
     1) /40を使い切ったIPv6サービスプロバイダ
     2) 2つ以上のupstreamもしくは5つ以上のpeeringをもつIPv6サービスプ
        ロバイダ
     と考えれるが、さまざまな要因を考慮し、2)がいいのではないか。

 - page 8 : Initial allocation(II) 
     サイズ:
     3つくらい選択肢があるがそれぞれメリット、デメリットがある。
     /35は小さすぎるとか、DNS逆引きなど。
     /29 を初期割り振りサイズとして提案したい。

 - page9  : Subsequent allocation(I)
     x=80ではISP内でのアドレス集約がほとんどできない。
     東京、大阪など、地域ごとにある場合、全体80%ではaggregationできない。
     50%としたが、低すぎるのかもしれないし、この数字の明確な根拠
     はない。この50%の正当性を主張できるアイデアがあれば、提案して頂きたい

 - page10 : Subsequent allocation(II)
     Sizeについては、Proposal 2) だが、/24をつかいきった人には/20をあげ
     る、という案もあると思う。
     Proposal 1)は節約派のポリシだが、これだと/28,/27等の経路表がた
     いへんになる。しかし、ルーティングテーブルの大きさは、/48のマルチ
     ホームにより、ポリシーできまるのではなくマルチホームで決まってくる
     ということになるかもしれない。

 - page11 : LIR-to-ISP allocation(I)
     単純さはLIRの運用負荷をへらす(IGPも含め)ので、LIRが楽になる
     allocationがいい。
     - LIRからISP(2次ISP)への割り振りは、
     ・16顧客以下の非常に小さなISPには/44
     ・そうでなければ、初期割り振り・追加割り振りとも/40

 - page12 : LIR-to-ISP allocation(I)
     割り振りはLIRだけとし、2次ISPはそれ以上、再割り振りはできない。

 - page 17 : 今後の予定
     今後IP-USERS、WIDE、JANOGでコンセンサスやご意見を求め、まとめてい
     きたい。ぜひ、日本でコンセンサスを得て、最低APNICにはもっていきたい。
     最終的にはグローバルなポリシーにしていきたい。

[質問/意見] 
  Q1. Page 10 Subsequent allocation(II) の Size は、3-6 monthsでは、
      短すぎるのではないか?もう少し長いスパンの方が、アドレスの集約にも
      なる。
  A1. 私の提案は、2)で "ある固定サイズを割り振る" というものである。この
      方が実質的にスパンが長くなる。もし、期間を選択するのなら1,2年ぐらい
      がいいのではないか。(荒野)
 
  Q2. ルーティングテーブルが膨大になった場合、それはルータエンジニアが
      処理しなければならない問題で、ポリシーは関係ないという意見もあるが、
      その点についての意見は?
  A2. ルータのコストとかも考えて幸せな道を考えると節約とか考えた方がいい。
      コストがかかるので、ルーティングテーブルは少なくするべきであると
      思う。(荒野)

  Q3. マルチホームが増大した場合、ルーターでがんばれるか?
      マルチホームというのは重要で、そういうことを考えてバックボーンを
      つくっていかないといけない。エンドユーザーはマルチホームを望んでいる。
      page10のSubsequent allocation(II)のNoteのところはもっと大きく書
      いていいかもしれない。
      V4の10万の経路表のうち、55000は、/24となっている。JPNICとして、/24は
      流さないでくれと、コメントするなどの方法もありかもしれない。

  A3. routing issueはポリシには入れないほうがいいという考えで、Note
      の部分は小さくした。(荒野)

  
[荻野補足コメント]
  ・経路の問題、マルチホームの問題もあるがここではちょっと主題からはなれて
    いる。
  ・V4と同じようなシステムがインプリされると怖いので、この時期にキッチリ
    しておかないとけない。
  追加割り振りするときの基準、審議の基準を明確にして提案したほうがいい。
  その辺を、理論武装していただいて6,7月に提案したらどうかと思う。
    特に追加の80% → 50%のあたりの議論は必要。
    80%ルールは厳しいと思うが、50%の妥当性の理論武装やcriteriaをもっと
    突っ込んで検討して欲しい。
    そうしないと、v4をなぞりそうに思える 

   /48とIXは別の問題なので、別で提案したほうがいい。
  現状とちがうことを提案する場合は、ポリティックスに絡んでくる問題も
    ある。IXには、欲しいという所にはあげないといけない。レジストリ側として
    は止められない。
   
  Q4. 1) V4の人は、アドレスは貴重だとおもっているが、V6は違う。
         V6は、かまわず、おおらかにアサインしていいと思う。
      2) 今経路が10万経路ある。V6であれば、100万経路ぐらいいくと
         思う。考え方を変えたほうがいいという前文を書いたほうがいい。
      3) ASPはどうするか。どこまでがインフラサポートというようなところを、
        どうやってきりわけるかという問題もある。
      4) ポリシーを、10年先まで考えるのはむずかしい。3年おきくらいに、
         考えなおして行こうということを付け加えるというのはどうか。

  A4. (Q4.4に対して)これはまさにそのとおりだから入れたいと思う。(荒野)


  Q5.ISPは、上位から下位へと階層になっている。
     アグリゲーションのために上位からアドレスをもらえというのはどうし
     たものか? 値段の問題で、上位ISPを変えるのはかなり難しい。
    そうすると、競争原理が働きにくくなると思う。ISPレベルでどこにも属さ
     ないが、アドレスももらえるルールができないものか?
     カスタマニーズとか競争原理を考えてISP由来するPAのようなアドレス
     ではなく、PIアサインをしていった方がいいのではないか? 
     そうすると、ルーティングテーブルが爆発する問題もあると思うが。
     DSLとかCATVとかに/48と決めるのはどうか?

  A5. ARINなどはそういう流れもある。そういう意見も欲しかった。
      "/40を使い切ったプロバイダーに割り振る"これが対応すると思う。(荒野)


  Q6. サイズの大きさはあまり問題ではないだろう。経路は問題。そうなると
      経済活動から考えるのではなくliving(国レベル?)で考えた方がいいかも。
      100万の経路表はまずい。電磁波の周波数のようなことを考えなくては
      いけない時代がくるかもしれない。1億人あたり1000個と決めてしまい、
      入札のようなことを考えたらどうか?

  A6. いろんなアイデアが考えられる。
     RIRの人はv4の考え方なので、v6でも枯渇とか言ってる。
     よって、ビジネスとかいろいろなアプローチで提案することはいいと思う。
     重要な割り当て(IXやDNS群)には/24のグローバルアドレスを割り当て
      るルール化がARINでされてるのでそういうアプローチもいいかもしれない
      (荒野)

  
[まとめ]
  ・議論はつきないが、7月末にTaipeiへの提案が締め切りになる。いろんな
    議論を受けて以下のスケジュールで進めたい。提案はそのまま荒野さん
    にお願いしたい。(荻野)

 ・今後の予定
  6月中    : 本日の議論を公開
           IP-USERSのメーリングリストで意見交換
                     IPアドレス検討部会で議論
    7月中        :  様々な意見をJPNICで集約して公開
  7月後半まで : IP-USERSのメーリングリストで再度議論
                      コンセンサスをAPNICに提案
  8月後半   : APNIC Policy Meeting in台北で、荒野さんが発表

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■アドレス割当て付きプロバイダ契約の広告上の文言について
       (有)環境システム研究所   臼井 義比古 氏

(注意) ”広告”は、ISPの"ビジネス広告"もしくは"販売広告"を示しています。

 ・資料2「アドレス割当て付きプロバイダ契約の広告上の文言について」に基
   づいて提案があった。

  ・提案のまとめ
      - 基本方針
	 - 必要なアドレスは取りやすくする.
	 - 無駄なアドレスは取りたがらないようにする.
      - ライフライン割り当て
	 - 申請者の規模を審査の対象にする.
	    - /31は誰でも取れる..(/30?)
	    - 大きな組織では/29(/28?)
	    - あまり小さくしても無意味	
               もうちょっと考えよう
      - 常時接続では全てのユーザーに固定アドレスを割り当てる
           コンセンサスさえ取れれば
      - 広告上の文言をルールに合わせる.
           今回まとめたい
 
[質問/意見] 

  Q1. 日本のアドレスの保有量は、人口で割るとけっして多くない。節約する
      ことに、力をかけるよりも、V6をどうするのかというところに勢力をつくすべ
      きでは。ISP,JPNICが、v6になれば、全部v6になる。

  A1. v6推進はagreeだが、v6は本当に普及するのか疑問に思っている。(臼井)


  Q2. V6かV4を気にしている人は、ほとんどいない。問題は、今のアドレスの
      消費でいくと、あと10年。V6に如何にがんばるべきかが問題。
      また、広告を業界で規制するというのがよくわからない。

  A2. v4の必要な割り当てを進めると枯渇は進み、いずれはv6になると思って
      はいる。それとは別にプロバイダーによっては、契約すると○○アドレ
      スを上げるというところもある。AWの範囲で、そのアドレスが本当に使
      われるかに関わらず、割り当てているのではないかと思う。これはおか
      しい。(臼井)


  Q3. 広告を、業界で協調して規制できないかということですが、できないと思う。
      競争の原理があるから。また、USにくらべ、日本はものすごいまじめ。
      日本で、そこをきっちりやるのがいいのか、あるいは、そこはしょうが
      ないとして、流れにまかせてV6を待つのがいいのかがわからない。

  Q4. V6の研究は大事だと思うが、アメリカ、ヨーロッパがV6をやらないとしょ
      うがない。アメリカではV4をたくさんもっているので、V6についての
      意見がどれくらいあがっているのか?
      研究は必要だが、、、日本だけではおかしい。率直な疑問。
      それよりも、日本のJPNICは、APNIC、ICANNからV4のアドレスをい
      かに多く取ってくるかに精力を費やすべき。
      アメリカがどの程度やっているのか?
      CISCOが製品対応しているのは知っているが。

  A4.  半分くらい賛成。日本だけが進んでもしょうがないと思う。
       ただし、 アメリカでも、聞こえてこないだけで、実際は議論されている。
       V6に行くというのは、エンジニアでも浸透している
       日本とは、状況が若干異なる。
       しかし、あっというまに、追い越される可能性がある。
       それにあわせるとか懸念する必要はないが、できるところはどんどん
       進めて行けばいいと思う。

       V4が重要であるというのは、同意。
       JPNICでも、V4を取るのにがんばっている。
       必要なアドレスは必要なだけというにはの世界の総意。
       返却について、日本はそんなに気にしなくていい。
       アメリカはV4を多くもっているというのは、一垓にそうとも言い切
       れない。多く持っているのは、初期段階に割り振られた組織だけで、
       新しいところはそんなことない。今さら、返せというのは、難しい。  
       v4の消費は急激にあがってる。それはripe/nccとかの統計でも倍々で
       伸びてる。日本も同じ。(荒野)
  
  Q5. ヨーロッパも急激にあがっているのか?
 
 A5. 出ている。ちょっと返してもらっても、返却分では1年ぐらい伸びるだけ
      である。(荒野)

      ・返却にインパクトはない。V6推進が重要で、V4は、そんなにクリティ
      カルな話にしなくていいのではないのかという気になってきた。(臼井)
 
      ・LIRがルールを規制する・していないではなく、ルールに準拠するこ
      とが重要。ルールに基づかない割り当てがあるのは問題。(近藤)

      ・重要なことは、
        - 均一に割り当てて行く。
        - 適正に割り当てる。(使う人にはあげて、使わない人からは返してもらう)
       ということが原則。
       JPNICは性善説でいくのか、性悪説でいくのか。V4は、細かいところま
       で規定されていない。技術の進歩においついてなくてあってないとこ
       ろは仕方がないでしょう。(CATV、DSLとか)
       性善説でいけたら、お互い幸せである。(荻野)

  Q6.いつからV6になるのか、日付を決めてほしい。例えば 2008年から 世界
     同時にとか。

[まとめ]
  ・議論が発散している部分があるので、引き続きMLで議論を続けていきましょ
    う。(江面)

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■審議関連情報について
        (社)日本ネットワークインフォメーションセンター   奥谷 泉 氏

・資料3「審議関連情報について」に基づいて発表があった。

[質問/意見] 

  Q1. HTTP1.1を使ってホスティングする場合、上位ISPで必ず使わないといけ
      ないといわれることがあって、もらえないで困っているケースがある。
      上位ISPを変えるしか方法がない。
      JPNICで、そのようなISPがいることを受け付けてくれる窓口を作ってく
      れる用意があるか?

  A1. query@ip.nic.ad.jpで質問、問い合わせを受け付けが、専門のものはない。
      新技術が生まれたときにどうするか、明確に規定されていないことが問
      題。その点を解決してくのが1つの解決策。あそこのISPがいい、悪いの
      評価をしてくれるところがあるといいかもしれない。しかし、JPNICでは、
      そういう役割はできない。(荻野)

  Q2. そういうISPと契約するJPNICも、問題かもしれない。約款がないことも
      問題。また規則など今まで時期によってもかわっているが、ISPもすぐ
      には対応できない。

  Q3. 守らないのも問題だが、守りすぎるのも問題である。
      ルールに対して、オーバーにリミットしている問題がある。(臼井)

  A4. JPNICがこうしてほしいというのが、エンドユーザに伝わっていなかった
      のが問題。文面化して、公開していくことは重要。
      今回、JPNICはこうしてほしいということもあり、審議情報を公開した。
      当然新しい情報には、リバイスが必要である。(江面)

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■ APNIC報告 /20 initial allocation
        (社)日本ネットワークインフォメーションセンター   鈴木 由佳 氏

・資料4「APNIC報告 /20 initial allocation」に基づいて発表があった。

[質問/意見] 
  なし。
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■ 最近の割り振り、割り当て動向
        (社)日本ネットワークインフォメーションセンター   荻野 司 氏

 ・資料5「最近の割り振り、割り当て動向」の発表予定だったが、時間が
   超過したため、未発表。


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■コンセンサスの確認

▲荒野 新IPv6アドレスポリシーの提案
   - IPv6の以下の6項目
       (1)Initial allocation 
       (2)Subsequent allocation
       (3)LIR-to-ISP allocation 
       (4)Assignment
       (5)DB registration
       (6)Special cases
     について提案があった。

   - エンドユーザはマルチホームを望んでいるのを前提にドラフティング
     が必要である。
   - 追加割り振りは、3から6ヶ月なのか、もっと長いスパンで割り振りした
     らどうかという議論(1,2年など)があり、ML上で引き続き議論する。
  - 今後の予定
     6月末 : 引き続きメーリングリストで議論
     7月   : 提案内容の公開
     8月末 :  台北で発表

▲臼井  アドレス割当て付きプロバイダ契約の広告上の文言について
   - 必要なアドレスは使うべき、必要なところに必要なアドレスを割り当てる。
      → コンセンサスは得られた。
   - ライフライン等は、IP-USERSのメーリングリストで引き続き検討する。
   - 業界の広告の自主規制できないかという点は、この場のコンセンサスは難しい

▲奥谷  審議関連情報について
   - JPNICの審議の目的の紹介。
   - 審議に必要な情報の説明。
   - 質問:HTTP1.1を使う場合、上位のISPが必須となってしまってるがどうにかな
     らないか? ISPによっては「望ましい」が必須となっていた。
   → 結論:新しい技術がでてきた場合、随時ガイドラインを改訂し、公開す
       ることにより、JPNICとISPのガイドラインが一致する。ガイドライン
       を随時リバイスしてJPNICとLIRの統一を図る。

▲鈴木  APNIC報告 /20 initial allocation
   - APNICにて、/20のコンセンサスが得られたことの報告
   - CATV/xDSのWGが発足しガイドラインについて議論中。
   - V6において、/48をエンドサイトに割り当てていく。エンドサイトの定義
     についてJPNICから提案した。

-------------------------------------------------------------------------
■その他意見
   - プロバイダー側が理解不足の場合があると思うので、JPNICからも意見紹介
     を今後もしていってほしい
   - 指定事業者とJPNICの意見交換会をお願いしたい。

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■最後に荻野理事から一言

 - 次回はもう少し長い時間やらないとけないと思った。
 - 現在 1100万ホスト(/8)の大きさをJPNICが管理している。
 - 毎月2000件、毎日100件の割り当てがある。
 - AWの導入により、割り当て審議の数は減ってきている。
 - 割り振りが巨大になってきているので、精査するのに時間がかかっている。

 - また、再割当て問題というのがある。2次ISPがエンドユーザに割り当てる
   というのはできない。割り当て報告を1次ISPがやるのが通常だが、乱れている。
 - これからは、不適切な割り当て報告は、自己申告制で、オープンに言って
    くれれば適正なかたちで直していきたい。

 - 計画中で決まっていないが、会議室でIP指定事業者と小グループに分けて
   意見交換会をやりたい。
 - 議事録をオープンにし、指定事業者とJPNICがいい関係をきづいていきたい。
 - 考えの一致。情報をお互い公開が大切で、一緒にやってく意識を持っていっ
   て欲しい。
 - ぜひ、そのときには、多くの議題をいただいて、参加していただきたい.

-------------------------------------------------------------------------
■閉会の言葉(江面)

 - 予定の時間を1時間くらいオーバーしてしまったが、いい議論ができた。
 - 12月に年1回開いていたが、今回はじめてインタロップで開催した。今後は、
   年2回になると思う。

 - ここで得られたコンセンサスをAPNICのポリシーミーティングにつなげて
   いきたい。
 - 次回は、12月のInternet Weekにて開催の予定。そのときには、また忌憚の
   ない議論をお願いしたい。
            

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