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会議名:第9回IPアドレス管理指定事業者連絡会議事録(東京)
日時 :2003年10月14(火)14:00-16:30
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場所 :中央大学駿河台記念館
出席者:56名
議題 :IPアドレス担当理事からのご挨拶
        1.APOPM16レポート
    2.次期レジストリシステム開発検討状況のご報告
    3.IPレジストリシステムにおける認証強化について
        4.IPアドレス管理業務に関するお知らせ
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IPアドレス担当理事からの挨拶(前村昌紀)
  IPアドレス担当理事、前村よりご挨拶を行った

1.APOPM16レポート(奥谷泉)
  資料に基づき、第16回APNICオープンポリシーミーティングについて報告
  を行った

  [質疑応答]
  - IPv4追加割り振り基準の緩和に大反対。地域単位でプールアドレスを割り
    当てる場合など、小さなISPは80%の利用率を満たすために非常に苦労して
    いる。大きな指定事業者より小さなISPの方が基準を満たすことが難しい。
    AD-Ratioは大企業の怠慢であり、非常にアンフェアである
    →ご意見ありがとうございました。そのような事情もあることは了解した
      (IP事業部  奥谷)

  - 逆引きDNSの登録自体はしてもしなくてもどちらでもよいということか
    →そうではない。登録自体は積極的にお願いしたいと考えている(IP事業
      部  奥谷)
  - APNICの様に逆引きの委譲を無効化すると無効な情報が登録されたまま放
    置される可能性が高いと思う
    →それはいいポイントである(IP事業部  奥谷)

2.次期レジストリシステム開発検討状況のご報告(佐藤晋)
   資料に基づき、次期レジストリシステムの開発検討状況の報告を行った

  [質疑応答]
  - 前回の連絡会では検討中との話だったが、今回は実行するとの認識で
     よいのか
    →内部で最終的な意思決定は必要ではあるがその認識で検討を進めてい
       る(IP事業部  佐藤晋)
 - NICハンドルが分かれる前提になっているが、分けなかった場合の指定事
     業者へのデメリットを教えてほしい
    →分けない場合、JPRSと同期をとったかたちでの更新が必要なため、シス
       テム的に複雑となり、安定性にかけることが1点。2点目としては指定
       事業者契約に個人情報の扱いを明記する必要があること。現時点で想
       定されるのはこの2点となる(技術部 五關)
 - NICハンドルの分離が前提になっているが、分離をしなければいけない理
     由を教えてほしい
    →現状のシステムを使い続けることに限界を感じるため。新しく別途開
       発したシステムをあえてJPRSとつなげる場合のメリットがあまりないた
    め、分離を前提で考えている(IP事業部  佐藤晋)
 - 内部的にシステムを分離して、外部からのWHOIS利用はJPRSと共有してほ
     しい
    →実現可能なよう、JPRSと話し合いを行っている(IP事業部  佐藤晋)

 - NICハンドルの分離後、既存のNICハンドルはJPNIC、JPRSのどちらに帰属
     するのか
    →今後JPRSと検討が必要である(IP事業部  佐藤晋)
 - 属性型地域ドメイン名はNICハンドルを参照しているが、NICハンドルが
     JPRSと分離した場合、NICハンドルを取り直す必要があるのか
     →現時点では、現在登録されている方は継続して利用できる仕組みを検
       討中。新しく取られる方はそれぞれ取得が必要だが、既存の方は変え
    ないかたちで極力検討を勧めている(IP事業部  佐藤晋) 

 [補足]
  IP事業部 事業部長 前村より以下の点について補足を行った

 - 前回の発表では整理ができていなかったため、本日は再度整理してご紹
    介させていただいた
  - 指定事業者とのインターフェースに関わらず、JPNIC業務の効率指定事業
  者の業務に関わる第一フェーズの部分は基本的にはシステム自体の安定性
  、JPNIC内部業務の改善にあたる。基本的にこの部分について指定事業者
  への影響はないが、10月末日までご意見を募集している
  - いただいたご意見についてはしかるべき方法で公開し、JPNICとしての考
    えを明確にする。連絡会に限らず電子メールでのご連絡する予定である

 
3.IPレジストリシステムにおける認証強化について(佐藤香奈枝)
   資料に基づき、IPレジストリシステムにおける認証強化について報告を行っ
   た

  [質疑応答]
 - 1指定事業者が2種類のパスワードを持つとのことだが、IDは1種類でパス
    ワードのみ2種類と考えてよいのか。また、IDはJPNICから割り振られると
    考えてよいのか
    →その通りである(IP事業部 佐藤香奈枝)

 - 電子メールFromは今後認証方法として廃止となるのか、それともFromに加
    えた認証となるのか
   →電子メールFromによる認証は廃止とし、ID/パスワードのみによる認証
   を行う(IP事業部 佐藤香奈枝)

  - 担当者が変更した場合等のため、パスワード変更のインターフェースは用
    意されているのか
    →パスワードの変更は指定事業者で行えるよう対応する予定。担当者パス
      ワードは管理者の権限で変更可能。管理者パスワードも、元のパスワー
      ドを知っている人が変更可能とする。紛失し、再発行が必要な場合には
      JPNICで対応させていただく(IP事業部  佐藤香奈枝)

  - ユーザからの申請を受け付けないとのことだが、現状申請を任せているユー
    ザへの説明が必要なため、移行期間を延長してもらうことは可能か
    →エンドユーザへの告知のため、併用期間の延長については必要であると
      いう声が大きければその様に対応する予定。12月に詳細をお伝えした後、
      実施まで2,3ヶ月の期間をおきたいと考えている。さらに、開始後併用
      期間を2ヶ月おきたいと考えている。従ってその期間で可能であればお
      願いしたいと考えている。しかし、このスケジュールについて指定事業
      者のご意見をお伺いしたので無理なスケジュールであればご意見をいた
      だきたい(IP事業部  佐藤香奈枝)

 - 次期IPレジストリシステムへの移行に伴っても指定事業者のインターフェ
   ースの変更が発生すると思うため、これとあわせてご検討いただきたい
    →本件、次期システムを待たずに進めることを想定している。ただし、
       実装後、数ヶ月あとに次期システムの実装が必要であると不都合が生
       じることも認識しているので次期システムでも引き続きご利用いただ
       ける仕組みを考えている(IP事業部 佐藤香奈枝)

 - 昨年のレジストリシステムの開発検討ではすべてWebに統一されるとの話
     であった。今回はメールでも受け付けるとのことではあるがすべてWebに
   移行する方もいるだろう。その辺の状況もあわせて検討した方がよいので
     はないか
    →時期についても皆様のご意見を参考にして検討させていただきたい
       (IP事業部  佐藤香奈枝)
 

4.IPアドレス管理業務に関するお知らせ(奥谷泉)
  資料に基づき、IPアドレス管理業務に関する連絡事項の報告を行った

  [質疑応答]
  - 共有プールモデルで割り振られたブロックに対するlameチェックは行な
    われるか
    →行なわれない。共有プールモデルでの割り振り開始前であっても後であっ
      ても、JPNIC経由で割り当てられたブロックはAPNICのlameチェックの対
      象外(IP事業部  奥谷)

  - 今回のようなDNSのトラブルのために、JPNICで24時間連絡窓口を設けて欲
  しい。対象を指定事業者のみに限ってもかまわないので
    →次回の連絡会ぐらいまでに検討させていただきたい(IP事業部 事業部長 
      前村)

 [補足]
 - NROについて、ご質問等があればIP-USERSのメーリングリストへご意見をい
   ただきたい(IP事業部 事業部長  前村)

5.今後の対応事項まとめ
  - IPアドレス管理業務における24時間連絡窓口の設置

以上  

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