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ニュースレターNo.13/1999年4月発行

3. 最新トピックス

3.4 EDドメインの経緯

(JPNIC 事務局)

 去る2月1日にEDドメイン名の登録が開始され、はや3か月が経ちました。おかげさまで多くの申請を頂いています。とはいえ、これまでは予約ドメイン名のある組織(小学校、中学校、高等学校、特殊教育諸学校、公立の教育ネットワーク)からの、しかも予約ドメイン名での登録という限られたものでした。

 4月15日からはすべての登録対象組織の申請受付が開始され、EDドメイン名の運用がいよいよ本格的に始まります。

 今年1月に各学校に予約ドメイン名を郵送した後、JPNICには各方面から様々なご意見・お問い合わせが寄せられました。ここではその中からいくつか代表的なものをご紹介します。後半の登録申請の留意点もあわせてご覧ください。

問い合わせ状況

 1月初旬には1日に70件あまりの電話が寄せられました。その後は徐々に落ち着き、平均としては1日に10件前後になっています。電子メールでも多くの問い合わせがありましたが、電話に比べてISPやその他企業からの問い合わせが目立ちます。

学校

 学校からの問い合わせはインターネットに関する基本的な質問が多くありました。しかし基本的であるがゆえに回答に手間取ることが多いのも特徴です。また、高度に技術的なお問い合わせもあり、学校を取り巻く状況の多様さを見ることができます。

 前者の場合、「どうすればいい?」という問い合わせは実は少なく、それよりも「これはなんですか?」から始まる問い合わせが多くあります。説明が進むにしたがって「ドメインってなに?」「予約ってなに?」と広がっていき、一通りの説明のあと最後に聞かれるのが「で、結局これはなんですか?」説明力不足を感じます。

 いずれにしても各学校のインターネットに対する関心は総じて高く、EDドメイン名に関してもご理解をいただけたと考えています。

教育委員会

 ところで、前述のように予約ドメイン名のお知らせは主な登録対象である学校に直接郵送致しました。これはEDドメイン名が「主に児童・生徒などの教育を受ける人が利用するドメイン名」と位置づけられているためです。逆に教育委員会に対しては特にお知らせを行なっていなかったことから、当初は通知がないことに関してのお問い合わせが多数ありました。

 教育委員会が運用する教育ネットワークもEDドメイン名の登録対象となっていることから、各学校をサブドメインで運用する方法についての質問も多く寄せられています。

ISP

 ISPやその他企業からの問い合わせは、学校や教育委員会に比べ、実際の申請についての問い合わせが目立ちます。中でもEDドメイン名独自の「予約ドメイン名」は他のドメイン名との大きな違いであり、この扱い方に関する質問が多く見られました。この文の後半に登録申請の際に留意していただく点を挙げておりますので参考にして頂ければ幸いです。

登録申請の留意点

 EDドメイン名での登録申請に関してのお問い合わせや実際の登録申請をみると、いくつかの部分に質問が集中しています。ここでは登録申請書を記入するうえでの留意点をご説明します。

書式

 新規の登録申請の場合は「ドメイン名登録申請(任意団体以外の組織)のための書式」(DR-IN-2.0)を、既に登録しているドメイン名の変更申請の場合は「ドメイン名および登録原簿記載事項変更申請(任意団体以外の組織)のための書式」(DC-IN-2.0)をお使いください。

参考

ドメイン名登録申請(任意団体以外の組織)のための書式(DR-IN-2.0)
http://www.nic.ad.jp/jpnic/domain/form-reg-in.html
ドメイン名および登録原簿記載事項変更申請(任意団体以外の組織)のための書式(DC-IN-2.0)
http://www.nic.ad.jp/jpnic/domain/form-chg-in.html

[登録済みドメイン名]

 登録対象組織で予約ドメイン名がある場合は[登録済みドメイン名]に記入してください。予約ドメイン名で登録する場合は希望ドメイン名欄にも同じドメイン名が記入されることになります。予約ドメイン名がない、もしくは不明な場合は省略が可能です。

[組織名]

 予約されている組織名での登録を原則としています。学校の場合は設置者情報の「~立」は予約ドメイン名の登録情報では省かれていますが、登録申請時につけて頂いても構いません。

 公立の教育ネットワークの場合は、例えば「教育委員会」として登録することは出来ません。EDドメイン名は「主に児童・生徒などの教育を受ける人が利用するドメイン名」と位置づけられており、教育委員会自体で利用するための登録ができないことによります。組織名は少し長くなりますが、「~教育委員会が運用する公立の教育ネットワーク」としてください。

 予約されている組織名はJPNICのWhoisサービス、もしくはEDドメインのページで検索することができます。

参考:

Whoisサービス
http://www.nic.ad.jp/cgi-bin/whois_gw
EDドメインのページ(予約ドメイン名の検索)
http://www-ed.nic.ad.jp/ed/

[組織種別]

 登録を円滑にするためには登録資格を迅速に確認する必要があります。そこで登録資格を明確に表すために表記を以下のように統一することをお願いしています(カッコは半角)。当てはまるものを選択して記入してください。

  • 保育所
  • 幼稚園
  • 小学校
  • 中学校
  • 高等学校
  • 中等教育学校
  • 特殊教育諸学校
  • 専修学校(主に18歳未満を対象とするもの)
  • 各種学校(主に18歳未満を対象とするもの)
  • 学校法人(ED登録対象組織を複数設置しているもの)
  • *法人*(ED登録対象組織を複数設置しているもの)
    (*法人*はORドメインの登録対象組織種別)
  • 大学(ED登録対象組織を複数付設しているもの)
  • 大学の学部(ED登録対象組織を複数付設しているもの)
  • 公立の教育センター(複数のED登録対象組織をまとめるもの)
  • 公立の教育ネットワーク(複数のED登録対象組織をまとめるもの) 

代表者情報

 申請組織の代表者は「組織の長、もしくはその設置者の代表者または長」とされています。学校や幼稚園の場合は学校長や園長、理事長になります。公立はこれに加えて、都道府県知事、市長村長、教育長、教育委員長、もしくは同等の権限を持つ方とのいずれかとなります。

参考情報

EDドメイン名のページ
http://www.nic.ad.jp/jp/regist/dom/ed/index.html

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